屋久島から、ヒルが届く(第29回ヒル研) | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

京大ヤクザル調査隊の半谷先生から、屋久島のヒルのプレゼントがありました。

2月に、私たちの研究所を訪ねてくださったとき、次回の屋久島行きの時にヒルを捕ってきてくださいというお願いしました。快くお引き受けいただきましたが、コロナの性で屋久島調査が延期になって、今年はあきらめていたのです。

先日、連絡があり、今、屋久島にいてヒルを採集中という連絡をいただいていました。

 

今日、子どもたちが集まって、研究のまとめの作品を仕上げていた時、宅急便で半谷先生から荷物が届きました。

早速、みんなで開けました。

ワクワクドキドキ、注目の中、包の中からペットボトルに入ったヒルが現れました。

中を確かめると、元気に生きていました。素晴らしいプレゼントです。

早速、今までから用意していた石灰岩と花崗岩でどちらが棲みやすいかの実験をする装置に、入れます。

このヤクビル、とても奥ゆかしくて、ふたを開けて上から息を吹きこんでも、藤原のヒルのように出で来ないのです。

ペットボトルを横にしたり、息を吹きこみ続けたりと、いろいしましだか、本当に出で来ないのです。

とうとう、我慢できずにペットボトルを切断して取り出しました。

上の実験装置に35匹いれて、石灰岩が好きか花崗岩が好きか棲みやすさの選挙をします。

結果は、1カ月後くらいに報告できると思います。

京都大学霊長類研究所の「ヤクザル調査隊」の皆さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。素晴らしい結果報告ができるよう頑張ります。