三重生物で博物館長賞 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今日は、今シーズン最後の発表の機会となる、三重生物研究会の発表の日でした。

今年は、U研究員一人の発表になりました。前日から研究所に泊まり込み、何度も練習していました。昨年度より、ちょっと慣れがあってか、油断している感じがしました。でも、来年加入するR君が夜応援に来てくれて、また、気を引き締めていました。

津まで行くので、朝も8時前に出発です。むりやり目を覚まされて、半分眠気眼で朝食を済ませて出かけました。

会場に着くと、もう高校生もスタンバイしていて緊張感がありました。余裕をかましていたU研究員も、顔がひきしまりました。

 

発表順は2番でした。小学生二人、後は、中学生6人という発表者です。題を見るとすごい題で、レベルが上がったのに、ピックリしました。やれるだけやれば十分だ。そんな気持ちで出番を待ちました。

U研究員の題は 「ここまで分かったヤマビルの生活」

今まで、研究していたことを総まとめするような内容にしました。生活の大事なことは、食餌、棲み処、生殖という三つの観点から、今までことを整理して、今年の実験を積み上げて、まさに、地道な研究の発表内容です。

会場の高校生も真剣に聞いてくれて、手応えを感じていました。とても、落ち着いて、今までの最高のパフォーマンスでした。

そのあとは中学生になり、出てくる生徒のほとんどは、三重ジュニア―ドクターの受講生の発表でした。道理で、難しい題が付いているのだと思いました。

午前の部が終わり、昼食休憩後に講評があり、成績発表でした。

すごいパフォーマンスをした中3の生徒が知事賞を受けましたが、あとは、昨年通りの結果でした。

U研究員は、三重県総合博物館長賞に輝きました。

地道な研究と子どもらしい実験内容が高く評価されました。

高度な機械も何もない貧乏研究会ですので、身近にあるものを使って実験しています。来年も頑張ってと励まされて、会場を後にしました。

 

夜は、みんなでお祝い会をして、今日の発表会で他の発表者の良い所をいろいろ話しあいながら、楽しく鍋をつつきました。