先週は、本庶先生のノーベル医学生理学賞の受賞が発表になり、その会見の言葉がいろいろ話題になっています。
自分の目で確かめよとか、絶えず疑問を持って勉強・研究せよとか、私たちに多くの示唆を与えてくださっています。
子どもヤマビル研究会員も、今年の春から夏にかけて研究してきたことをまとめて発表することになりました。
変な天気で研究計画も狂いっぱなしだったのですが、それぞれの研究員は、何とか発表できるところまでまとめ上げました。
H研究員 4年生
「温度とヤマビルの動き」
私が会場に着くと、なんか何時もと違う様子でおかしいなあと思っていたら、大事な発表用原稿を家に忘れてきたと言う。それで頭が真っ白になり、今にも倒れそうになっていました。何とかそれに代わるものを渡して頑張らせるようにしました。肝心の研究動機の熱中症とのかかわりがうまく説明できずに、中途半端になってしまいました。でも、初めての発表体験をなんとかこなしてくれました。いい経験だったと思います。次回からは、もっと落ち着いて頑張って発表してくれるでしょう。
U研究員 5年生
「人に忍び寄るヤマビルのなぞ!」
自分の言葉でうまく話せて、堂々とした発表でした。聞いている人にも大変分かりやすく、素晴らしい発表になりました。うまくまとめられて、客席の保護者の方の反応も大変良かったです。ラジコンカーで、ヤマビルあぶり出し作戦をやったところが、子供らしくて好評でした。
さっそくコメントを寄せていただいた方があり、本人に伝えました。発表したことに反応があるというのは大変うれしいことです。何よりの応援支援です。ありがとうご材ました。
Y研究員 5年生
「ヤマビルに吸われないようにするにはどうするか」
2年間の研究の成果を、視点を変えて発表しましたが、異常に緊張して本人も何をしゃべっているかわからなくなってしまったようです。
内容は、一つ一つ調べてきたことを吸血被害に当てはめて有効か無効かを判断していくという、お客様からしたら一番聞きたかった発表だったと思います。あがってしまってうまくいかなかったようです。発表とは自分の考えを人に伝えること、ということがよくわかったと思います。来年またチャレンジしてもらいましょう。
ということで、夏の自由研究の発表は終わりました。一人一人の研究員は、それぞれ何かをつかんだと思います。たの発表者の発表の仕方やまとめ方など参考になったことがたくさんあったと思います。来年、より良い発表目指して、頑張ってくれるでしょう。私も、しっかり応援します。
この三人は、10月27日にある藤原自然科学館の発表にも挑戦することにしています。もう一つ別のテーマでの挑戦です。もうエントリーを済ませたので、やるしかないのです。今度は、あがらずに頑張ってほしいと思います。未来の科学者、頑張れ。