神様、ヒル研の味方してください
みんなワクワクしながら待っていた今日の日、またもや乾燥注意報が出るほどのからから状態。まず、ヒルは出てきません。
前日、下見に行ったのですか、1匹かろうじて見つけただけ。
山に登る人たちは喜んでいることでしょう。でも、ヒル研にとっては、無慈悲な天気なのです。
仕方ないので、実験予定を変更して隠れているヒルを探し出そう、ということにしました。急遽、夜メールで持ち物を変更しました。
集まってきた研究員も、どことなくあきらめムードが漂っていました。今日一日、モチベーションを維持させるのは、かなり難しそうです。
それでも、土木作業員のような準備をして、いつもの宮妻峡に向かいました。気温30度、湿度32%というところで、落ち葉もカサカサです。
落ち葉の下を確認して、腐葉土の層を出しました。
割り当てられた1m四方をつぶさに調べてみましたが、ヒルは一匹も見つかりません。
次は腐葉土だけをスコップですくって、トレーの中にぶっちゃけて、ていねいにヒルを探しました。1匹見つけましたが、いつもたくさんいるとこなのに、これだけです。
今年購入した表面温度計で測定しながらやりました。
大体、落ち葉の表面が25度くらいで、その落ち葉をどけると、18度くらいになります。腐葉土の中も16度くらいです。
もっとわんさかヒルが見つかると期待していた研究員の心に、疲れとあきらめが見えてきました。
本当に、どこに行ってしまったのだろう。先ほど見つけたヘビが食べたのかなあ、なんて言いながら昼食にしました。
午後は、いつもの川原の採集場所に行って探しました。かろうじて16匹見つけました。
これで飼育実験は出来るので、現場を切り上げて事務所に戻りました。
30分くらいで到着したのですが、ジョニーさんも私も、足にヒルをつけていました。まったく気づかなかったのですが、私の足は血だらけでした。ここにはアップできないので、ジョニーさんのだけ・・。
O研究員が私の車内を捜索しに行ったところ、とんでもなく膨れ上がったヒルを2匹も発見。
早速、産卵用のセットをしました。これは、うまく産卵させたいと思いました。Y研究員のモチベーションが急に上がって、頑張っていました。
新会員は、よくわからないことが目の前で起こっているので、ちょっと引き気味でした。O研究員とY研究員は、目の輝きからして違いました。
ポイゾンリムーバで吸い出し、その血液はもったいないので、小さな瓶に入れて冷凍しました。また、今度吸血実験に使います。
終わりごろ、いろいろなことが起こったので、まとめは混乱しているのをほどきながらのノートとなりました。でも、短時間ではまとまりませんでした。