緊張のリハーサル | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今日は、土曜授業の日なので、夕方からみんなが集まり、今度10/1の科学研究発表会に出る研究員のリハーサルをしました。


送ってきていただいた保護者の方も、そのままギャラリーとして残ってもらいました。


発表原稿は、ほぼ出来上がっているはずなので、早速第一演者から前に立ちました。

Y研究員のお母さんのご配慮で、本番にできるだけ近い方がいいということで、わざわざプロジェクターを持ってきていただき、使わせてもらいました。


第一演者は、Y研究員です。かなり練習しているので、、落ち着いていました。

発表題目は、「ヤマビルの飼育方法」

です。ヒンシュクを買いそうなテーマですが、なかなか研究の要素が多く取り入れられて、中身の濃いものになっています。

要は、研究会のたびにヒルを採りに行くのは大変なので、何とか飼育したいという思いから、ヒルの生態をを考え、いろいろ試した話なんです。

完璧と思える方法を工夫しても、死んでしまう。なんで、という進みです。飼い方が分かれば、ひいては退治の仕方もわかるわけで、昨年の研究成果を踏まえて頑張って発表していました。


第2演者はO研究員です。こちらは、テーマからしてノリノリの内容です。

発表題目は、「ヤマビルを解剖してみて2016」

という、かっこいいものです。

内容も、かっこよく言いたいことをぎっしり詰め込んでいるので、5分の制限時間内に収めようと、早口すぎるくらいで話していました。

でも、ヒルを解剖して、ここまでわかってきたよという内容になっていて、かなり5年生とは思えない内容になっています。


第3演者は、今年の新入会員のY研究員です。

発表演目は、「ヒルの食べ物調べ」

という、よく小学生が動物を飼育して研究するテーマです。カタツムリの研究が有名ですね。

でも、Y研究員のヒルの食べ物調べは、世界でおそらく誰もやっていない研究で、今まで当たり前のように語られていたヒルは血しか吸わない。血を吸って大きくなり、産卵していく、という常識を覆すような中身なんです。このまま続けていくと、来年は、もう少しレベルの高い所の発表に持っていけそうな中身なんです。

期待しています。


さて、一通り終わって、皆からいろいろ質問や意見が出て、原稿を修正したりスライドを修正して、再挑戦というか仕上げのチェックをしました。


さすが二度目になると、皆の落ち着きは大したもので、堂々と規定時間いっぱい使って、頑張っていました。

保護者の方もおほめいただき、発表当日をむかえます。


パワーポイントの操作は、堪能な高校生ボランティアが、手伝ってくれることになっています。


最後に、ヒルの実物を持っていくかどうか議論になり、O研究員がまもなく自然教室になるので、その時つかまえてくるということになりました。

飼育しているものもあるので、適当に持っていきます。


いよいよ今年の研究の仕上げの時ですので、みんな緊張緩を持って頑張っていってくれるものと思います。