ヒル研の社会見学 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

以前から計画していた岡崎市にある国立基礎生物学研究所の一般公開に全員で出かけました。

ジョニーさんの車の定員一杯の7人で朝早くからでかけました。

大隅先生のノーベル賞受賞のお祝いムードでたくさんの人出が予想されましたが、案の定すごい人でした。小さな子供から私くらいの年寄りまで、たくさん来ておられました。

玄関にも受賞のお祝いメッセージが掲げられ、この岡崎の研究所で酵母を使って研究されたものが、受賞理由です、と説明を至る所で受けました。
受付を済ませて中に入ると、何やらすごい写真が並んでいて、順番待ちをしながらここの研究所の概要が分かるように、ディスプレーされていました。





30分くらい並んでやっとエレベータで6Fへ。そこから順に研究室や展示物の説明を受けながら降りてくるようになっていました。


凄い顕微鏡が並んでいて、羨ましい限りでした。

ジョニーさんが若手研究者を捕まえて、我々の紹介をして何とかつながりを作ろう℃努力してくれました。そのおかげで、ヒルの卵について写真撮影ができるようなつながりをみつけてくれました。すごい。

これはジョニーさんのおかげです。近々コンタクトを取って、前進させたいものです。



中身は、細胞の中をのぞくようなことなので、小学生研究員には雰囲気だけ感じてもらいました。中学生と高校生は、それなりに理解できていたようです。


予定時間をオーバーしてたっぷり3時間見学しました。どこに行っても顕微鏡なのですが、考えようによっては顕微鏡一つでこんなにすごい研究ができるのだと感心しました。

外国から留学している研究者に話しかけてみたら、彼はワシントン州立大学から来ていて、細胞の分裂について研究しているということでした。とても楽しいよ、と言っていました。

ジョニーさんは、ここの人何が楽しいのかよくわからんと何度も首をかしげていました。でも、どの研究者に聞いてもとても楽しいという答えがかえってきて、ますます首をかしげていました。



最後の部屋は、IMBPというところで、液体窒素を使って、なんでも瞬間冷凍させる研究をしているという部屋。ここは、子どもたちも喜ぶようなマシュマロを瞬間に凍らせたり風船が縮んだりという実験をさせてもらっていました。



日本の最先端の生物学の研究所、普段は機密事項もたくさんあるのだと思うけれど、今日は市民に開放して最先端の研究を見せてくださいました。



12時を回ってお腹がすいた研究員たち、以前この研究所に所属しておられた田中先生の紹介のカレー屋さんをさがしたのですが、なかなかうまく見つけられず、帰りの時間が迫ってくるので、ファミリーレストランで食事をしました。

急いで食事を済ませて、第二会場に移動しました。

そこでも、大隅先生コーナーがどーーーんと玄関入ったところにあり、詳しく研究された様子が書かれていました。

オートファジーの仕組みにとても興味を持ち、近くの研究者を捕まえてはいろいろ質問しました。どの研究者に聞いても、みんな、すらすら答えてくれるところがすごいと思いました。

普通なら、それは専門外ですからあちらの先生に聞いてくださいと、返事をされることが多いですか、ここは、そうではないのです。

互いの研究を理解して、そのうえで自分の研究歩深めておられるのだと知り、あらためて共同研究の意義を知りました。

それにしても、今日の一日は、私にとってとても充実した一日でした。久しぶりに最先端の研究にちょっと触ることができただけで、ガーーーーンと電気ショックを受けたようです。完全に、研究所にいる間は歳を忘れていました。


素晴らしい機会をありがとうございました。