ヤマビル研究会始まる | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

新年度に入り、第1回子どもヤマビル研究会が開かれました。

今年の研究メンバー構成は、子ども研究員4名、ボランティア2名、顧問1名コーディネータ1名の計8名です。こじんまりしていて、機動性に適した人数構成になりました。

 

さて、早朝から春の嵐のような天候になり、また、熊本・大分県では史上まれにみる長期間の大きな自信に見舞われ、犠牲者がたくさん出ています。衷心よりお見舞い申し上げます。

自然の力の大きさは、すごいですね。自然に対する畏敬の念を抱かずにはおれません。

 

さて、暴風雨の中でしたが、予定時刻に全員集合して、開講式なるものをしました。

自己紹介やら今年の活動予定の話やら、エコトレードの社長からはヤマヒルにまつわる話などを聞きました。

さらに、去年の研究発表をしてくれた2人から、再度みんなの前で研究発表会を再現してもらいました。緊張して、前のようにはうまくいかなかったようですが、でも、自分たちはヒルを研究しているという自信が伝わってきました。

 

雨も上がったので、宮妻峡に移動してランチタイムの予定だったのですが、下がぬかるんでいることもあり昼食を済ませてから現地調査に向かうことにしました。

お母さんが作ってくれたお弁当を食べてから、気温も高いので、ひょっとするとヒルはいるかなと期待を胸に、現地に向かいました。

 

この中のヒルを見つけられますか???

中央にかなり大きなものがいます。子どもたちは、もう慣れているので、さっと手を出して次々捕獲しました。たくさんいました。今年は暖かいのですね。かなり大きなものが採れます。

たくさん収穫して事務所に戻りました。ざっと50匹くらい半時間で採りました。

その中に、吸血していると思われる個体が2匹いました。産卵が期待出来そうなので飼育することにしました。

そして、今日のまとめと、今年してみたい研究のテーマを書いて終了となりました。

とても充実した一日でした。

みんなも満足そうな顔をして、お迎えの車に乗って帰っていきました。

しばし顧問の社長と私は、久しぶりの感動を振り返りながら、時間を忘れて熱く語り合いました。

子どもたちありがとう。また、生きる勇気をもらいました。今年も頑張るので、よろしくね。

 

そして、読者の皆様、今年も子どもたちの活躍を紹介しますので、ご覧いただき、皆さんのお仲間にも広めてください。お願いします。