ヤマヒル研究会って、どんな研究するの? | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

どんな研究をするの?


とにかく、ヒルを集めるところから始めます。


 ①どんなところにたくさんいるかな?


 ②晴れが続くと、見つからない。みんなどこに隠れたのかな?


 ③雨が降ったあと、ヒルは木の上から落ちてくるという。そんなところを見たことある?



このような疑問に答えられますか。研究のスタートは、ここからです。 


次に、ヒルを観察しているといろいろ疑問が出てきます。 


 ④ヒルに塩、ということわざは、どんなことを言うの?


 ⑤暑いところが好きというけれど、活動範囲は何度くらいから何度くらいまでなの?


 ⑥どのように人間を見つけるのかな? 二酸化炭素・・・・ホント?

 ⑦ミミズやカタツムリのように雌雄同体というが、どうやって増えるのかな?

 ⑧石でたたいても、なかなかつぶれない。身体の中はどうなってるの?

 ⑨血を吸って生きているというけれど、動物に出会わなかったら飢え死にするの?


⑩ヒルの卵は宝石のようらしい。ぜひ見てみたいね。


このように想像していると、わくわくしてくるでしょう。研究とは、こんなことからスタートして自然の仕組みを解き明かしていくのです。


ですから、理科の授業のように与えられたものから自然の法則を見つけるのではなく、

自分の目で見て確かめて、いろいろ試してみて自然の仕組みを解いていくのです


ヒル研メンバーになったら、それぞれ自分のテーマを持って追求していきます。まだ、誰も確かめたことがない分野を調べていくのです。研究のだいご味が味わえます。


ヒルの論文は、ほとんど見当たりません。つまり、みなさんが初めて研究していくのです。