本年度の研究について | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

Q: 子どもヤマビル研究会では、どんな研究をするのですか?


一番よく受ける質問です。

去年は、かなりの成果を上げたので、その延長線上に今年の研究を組み立てます。

もちろん、今回初めて入会する子もいるので、みんなで去年の研究のおさらいから始めます。


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とにかく、ヒルを集めるところから始めます。

 ①どんなところにたくさんいるかな? <・・・・湿っていてもいないこともあるよ!

 晴れが続くと、見つからない。みんなどこに隠れたのかな? <・・・・ぜひ見つけたい!

 雨が降ったあと、ヒルは木の上から落ちてくるという。そんなところを見たことある?

このような疑問に答えられますか。研究のスタートは、ここからです。 

昨年度分かったことをもとにして、次のような疑問を解決していきましょう。 

 ④ヒルに塩をかけると死ぬ。おしっこをかけても死なない。限界はどのあたりなの?

 暑いところが好きというけれど、活動範囲は何度くらいなの?

 どのように人間を見つけるのかな? 二酸化炭素と熱と振動 <・・・・ホントでした!

 吸血するとメスになる。交尾して卵をうむ。卵はとれたが、産む瞬間が見たいね!

 石でたたいても、なかなかつぶれない。皮膚の強さを測ってみよう!

 血を吸って生きているというけれど、動物に出会わなかったら飢え死にするの?

吸血する仕組みはどうなっているのか、解剖して調べてみよう。

調べれば調べるほど次々疑問がわいてきます。わくわくしてくるでしょう。研究とは、こんな ことからスター トして自然の仕組みを解き明かしていくのです。

生きている大型動物でないと吸血しないという。<・・・・ホント?

ヤマビルを飼ってみよう。とにかく難しいのです。

ですから、理科の授業のように与えられたものから自然の法則を見つけるのではなく、 自分の目で見て確かめて、いろいろ試してみて自然の仕組みを解いていく のです

ヒル研メンバーになったら、それぞれ自分のテーマを持って追求していきます。まだ、誰も 確かめたことがない分野を調べていくのです。研究のだいご味が味わえます。

ヒルの論文は、ほとんど見当たりません。つまり、みなさんが初めて研究していくのです。

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どうですか。ワクワクしてくるでしょう。みんなで集まって楽しく研究していきませんか。待ってます。

募集要項は、間もなく掲載します。