ヤマビルは木からポタポタ落ちてくるという噂話は、間違いであると証明したいのです。
その証明方法は、子ども研究員や我々のスタッフでは難しいのですが、見つからなければ木から落ちてくることはない、という証明にしたいと思います。
巷で広がっている噂話によれば、木に登って葉の裏などに隠れていて、哺乳類が通るとその熱を感じて落ちてくる、というものです。
7月5日、条件的には湿度も高く気温も適度で、小雨が降り続いているので、木にヒルが登って待ち伏せするのには好条件のはずです。
ということで、足元にはたくさんヒルがいるところで、木の葉や幹に留っているヒルをさがしました。噂に言われている様なことは1時間探しましたが、見つかりませんでした。
これだけヒルが活躍しているにもかかわらず、木には一匹もいないということは、このヒルは木から落ちてくるという話は、噂であって何の根拠もないということになる。
この噂の震源地は、『高野聖』という書物であるらしい。
この高野聖には、げに恐ろしきもの・・・・、という下りのなかに、木からぽたぽた落ちてくるヤマビルの挿絵が書いてあるらしい。一度、この本を確認してみたい。