吸血させちゃった(第2回ヒル研) | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

なかなか今回の研究員は、積極的にヤマビルにかかわろうとする態度が、強く感じられます。

まだ、2回目だというのに、吸血させてみようというつわものが現れました。


腕に乗せて歩かせていたら、突然止まって吸血を始めました。なんかチクっとしたけど、このままおいておこうということになり、Y.I.研究員は、左手を犠牲にしてくれました。

みんなの期待をしょって、最上級生ぶりを発揮していました。

せっかくなのでいろいろ様子を観察しました。


最初は、少し後部が膨れたかと思うと、前部と後部がはっきりわかるような感じで、後ろを膨らませたかと思うと前を膨らませて、それらを交互に繰り返してあっという間に、大きくなっていきました。

途中でねもう一人Y.Y研究員も、腕に乗せて吸血させることになり、同じようにして吸うのを比べながら観察させてもらいました。

Y.I.研究員のは、1時間半ほどでパンパンになり、終了時刻になったので、指でちょっと触るとポロっと落ちました。

早速吸血量を測定するのに、天秤に乗せると約2グラムでした。と言うことは、1.5グラムの血液を吸ったことになります。

このヒルは、交尾した後産卵する可能性が高いので、なるべくたくさんのヒルがいる飼育瓶に入れてやりました。次回のヒル研の時が楽しみです。


Y.Y.研究員の方は、吸血後1時間弱なので離そうと思ったのですが、すごい力で吸いついていて、引き離すのに苦労しました。

こちらも体重測定をすると、約1グラムの血を吸っていました。

自宅に持ち帰って、飼育してくれることになりました。

あとは、ポイゾンリムーバーでヒル人を吸いだして救急ばんそうこうを貼って帰りました。


とても楽しいけんきゅうかいでした次回も、たのしい会になりますように。