ベルサイユのばら ① ’24年・雪組・東京 「記憶」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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三井住友VISAカード シアター 宝塚グランドロマン
『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-
~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~
脚本・演出/植田 紳爾 演出/谷 正純

令和6年9月1日 午前11時公演 東京宝塚劇場 2階11列上手側A席

実は、私、最初に見たTAKARAZUKAは、『ベルばら』だったんですよね。幕が開き、冒頭シーンを見た時の衝撃を、今でも覚えています。

[解説]
1974年の初演以来、累計観客動員数500万人を超える宝塚歌劇最大のヒット作として数々の伝説的な舞台を生み出してきた『ベルサイユのばら』。初演から50周年を迎える2024年、10年振りに宝塚大劇場の舞台に甦ります。少女漫画の歴史を塗り替え、時代や国境を越えて多くの人々から愛され続けるこの作品は、革命の火が燃え上がるフランスを舞台に、二組の恋人達の許されざる恋を描いた物語。宝塚歌劇ではこれまで様々なバージョンを上演して参りましたが、この度は「フェルゼン編」として、50周年の記念すべき年を飾る『ベルサイユのばら』の華麗なる世界をお届け致します。     
 

○  Anachronism?
それは、ムラでの観劇でした。
ヅカ先輩に手配して頂き、ジェンヌさん/スタッフさん方の通用門の所で、生徒さんの名前を出して、チケットを受け取りました。
当時の私は、オペラばかり見ていて、ミュージカルの舞台さえも見たことがなかった。それでも、
『ベルサイユのばら』
が、宝塚の代表的な作品であることは知っていました (ヅカ先輩にも「チケットを手に入れるの大変なんだよ」って言われましたっけ...)
「一体どんな舞台なのだろう?」
とワクドキしていると幕が上がると、そこは現れたのは
「一面ピンク色の世界...」
ピンクの背景の前にピンク系のドレスを纏った
「少女風の方々が舞台に立ち並んでいて...」
...オペラの舞台も、到底「リアル系」とは言い難いものなのですが、想像を遥かに超えるあまりに
「ファンシーな (?) 舞台の在り様」
にビックリギョーテン...さらに、最初の歌が
「お聞きなさい お聞きなさい...」
ですから...
「私は、これから、一体どのようなものを見せられるのか...」
...とボーゼンジシツとなったものでした...(笑)。
ちなみに、今回と同じ1本だての公演でしたが、フェルゼンではなく
「オスカル編」
で、1幕の終わりは、実際に
「ペガサスに乗って宙を舞う」
って感じの〆でしたし...。時々考えるのですが、次に見たTAKARAZUKAの舞台が
『エリザベート』
でなければ、それっきりだったような気がしてなりません (し、ある意味、それ故に『エリザ』の舞台に強烈に度肝を抜かれて、ヌマにハマり込んだのでしょう)...って、まあそれだと、
「より寂しい○後」
になったでしょうから、それはとても幸運なことだったと思ってはいますが...(笑)。


○ Recommended?
ですから、私が
「宝塚を初めてみる方に、この作品の舞台を勧める...ことはないでしょう」
し、同じ1970年代の漫画原作だったら
『はいからさんが通る』
の舞台映像を見ることをお勧めすることでしょう。
「10年ぶりの再演」
だそうですが、その間にも何度か「再演の噂」が広がったことはありました。しかし、私自身が再演を願うことはなかったですし、再演が決まって、さらに
「トップ退団公演」
となっても、さほど期待値が上がることはなかった気がします...って、チケ難公演にそんなこと言うとメッチャ怒られそう......実際に観劇してみると、
「観れてよかった...」
ってなっておりますので、是非ともご容赦ください...(笑)。


○ Revised?
とはいえ、私も『ベルサイユのばら』という素材が、ある意味
「TAKARAZUKA REVIEW」
のためにあるような作品であるようには思えるし...だからこそ、そろそろ、脚本も楽曲も
「全面改訂/完全新作」
とした方がいいのではないか...って、観劇前には思っていました (し、そうしないのって、御大が...とか思っていた気も...)
実際に幕が開き、例の
「ピンクシーン (?)
を観た時、その想いは確信に変わったはず...
...とはいえ、上記の初観劇の時ほどの衝撃はなく、続くせり上がりで登場の「フェルゼン」に拍手しつつ、
「何で人形抱えているの?」
とか思いつつ観劇は進んでいったのでした。


○ The Next...?
そして、再観劇なんだし、
「初観劇の時のような衝撃的な体験がある訳ないか...」
と思って、油断して (?) いたところ...






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