作・演出/岡田 敬二
作曲・編曲・録音音楽指揮/吉崎賢治 作曲・編曲/高橋城,甲斐正人 編曲/高橋恵,植田浩徳 振付/羽山紀代実,御織ゆみ乃,謝珠栄,若央りさ,百花沙里 装置/大橋泰弘 衣装/任田幾英 照明/神木啓児 音響/亘悠希,虎石昌樹 小道具/市名史弥 歌唱指導/HANNA BUNYA 演出助手/生駒玲子 舞台進行/荒川陽平
令和3年6月13日 愛知芸術劇場大ホール 1階席センターS席
名古屋は、星組・中日『うたかた』以来ですから、3年以上ぶりですね。会場は、こちら

歩道からのアプローチなどが、かなり真新しい感じだったので、最近作られたのかと思っていましたが、1992年の竣工でした。ただし、2017年~19年まで、長期改修がなされていたそうです。中に入って、まずは、そのホールの大きさに驚きました。「5階席まで」あって、「2480席!」ですから、ほぼ大劇場並み。全ツでこのキャパを埋めきるのは、なかなか難しいでしょうね...。
[解説]
1990年に剣幸、こだま愛を中心とした月組で初演、2011年には星組中日劇場公演、花組全国ツアー公演で再演されいずれも好評を博した、岡田敬二によるロマンチック・レビューの代表作の一つ。古今東西の愛の逸話で構成された、大人の香り漂う名作レビューの10年振りの再演において、新トップコンビの彩風咲奈と朝月希和を中心とした雪組メンバーが妖しくも美しい世界を繰り広げます。
一部アレンジを加えさらにバージョンアップした形でお届けする『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』を、ぜひお楽しみください!
開演10分前ほどに、1階席への階段を上がっていくと、前後をスタッフに挟まれた、パナマ帽に水色のスーツの紳士とすれ違いました。
「あれ、岡田先生じゃない。何で来てるんだろう?」
そう、私、全ツのショーって、この前のショーの再演だと思い込んでいたんですよね。開幕のアナウンスを聞いて、「そういえば...」ってなりました(笑)。
1回しか観れませんでしたが、大雑把な感想を残しておきたいと思います。
○ ファースト・インパクト
...はともかく、こっちの方が、ビックリだったかな?
序章 愛の媚薬 音楽/吉崎憲治 振付/羽山紀代実
① 諏訪さき(99期・2番 「しゅわっち」、「くっすー」) 吟遊詩人/ル・ポァゾンの紳士A/パラダイスの歌手/歌う男A/ノアール/ロマンスの男/フィナーレの男 歌唱 ☆☆☆
このショーを生で見るのは、今回が初めてですが、映像では見たことがあって、ここは、初演で
「かなめさん」
が出てたとこですよね。前半のお芝居はで、割とはっきりと「あやなちゃん」が二番手でしたから、てっきり、ここに来るものだと思い込んでいて...。
...っていうか、ショーの方では、むしろ「しゅわっち君」の活躍の方が目立ってきた気がします。役名を見ると、まさに
「歌いまくり?」
って感じですね (その上、結構踊っていた印象もあるし)。確かに、歌は、「あやなちゃん」よりも上手い気もするけれど...「美声」とまではいえないかな...。
...はともかく、
「しゅわっち君の大躍進 (?)」
に、トップ交代に伴う
「世代交代」
を強く感じた公演でもありました。そうそう、あとは
② 音彩 唯(ねいろ ゆい 105期・首席 「はばまい」「ばぁ」「メロディー」) コロンビーナ
お芝居の方で、かなり目立つ役に来ていて、とても印象に残っていたので、すぐに気づきました。いわゆる
「お人形さん」
みたいに可愛らしい方ですが、何と
「105期・首席」
なんですね。今回の公演では、その実力は、あまり分かりませんでしたが、芸名からしても
「歌が上手そう」
って思っていたら、その通りらしいですね。すでに、このブログでも触れた
「ちーずちゃん」「みさきちゃん」
もいるし、105期・娘役さんは
「大豊作」
みたいですね (宙組の新公ヒロインもいますね)。少し前までは
「娘1候補不足?」
みたいに思っていたのですが、むしろ、2年後には
「熾烈な争い (?)」
が起きてそうな気配です(笑)。
○ again!
そう言えば、開幕アナウンスの
「...again」
のところで、少しクスクスが起きていて...私も、ちょっとそんな気分でした...
第1章 プロローグ ☆☆☆☆ 音楽/吉崎憲治 振付/羽山紀代実
...とはいっても、この
「テーマソング」
を聞くと、結構テンションが上がりました(笑)。やっぱり、映像とは全然違って、生の観劇はいいですね...。結局 (「手拍子をさぼる?」ことの多い私にしては、珍しく)
「ノリノリで (?)」
手拍子をしてしまいました(笑)。お芝居の方には、ちょっと思うところがありましたが、ショーについては、ここで、すでに
「再演に相応しい名作!」
って思ったことを覚えています。
○ 次期?
そして、次は...
第2章 愛の歓び ☆☆☆☆ 音楽/高橋城,高橋恵 振付/羽山紀代実,百花沙里
「クラシック音楽」
を使った、わたし的には、これぞ
「ロマンチックレビュー」
っていう感じの場面でした。
「純白のコスチューム」
も、何だか「お披露目公演」らしくていい感じだったし。こういった場面の作りって、最近は、あまりないですよね...。ここで、改めて、「名作」だなって思いましたっけ...。また、ここでは
③ 夢白 あや(103期・4番 「あや」) 歌うミューズの乙女(ソロ) 歌唱 ☆☆☆
「あややちゃん」が、がっちりと歌っていたのも印象に残っています。歌いきれていないパートがわずかにあって、あとは、高域の伸びが今一つという気もしましたが
「声量豊か」
で聞きごたえがある歌声でした。あややちゃんも
「研5」
になるんですね。
「次期予定」
の組替えかと思っていましたが、1期下、2期下に「逸材」が多く、「絶対的」とは言い切れない感じもありますね。改めて
「KAATヒロイン」
ではなかったことが、ちょっと気になったりしています。
○ 15+11
次は
第3章 愛の誘惑 音楽/吉崎憲治 オリジナル振り付け/喜多弘 振付/若央りさ
Hmmm......すでに、記憶があいまいに...(笑)。ただし、どこかで、非常に
「○ロティック」
な振付があったはずなのですが、多分、ここだった気がします。そして、前場が、ある意味、非常に
「上品な場面」
だっただけに、かなりドキッとしたような気がします。
「ロマンチック」
レビューってこういうのもありなんですね。
さて、
「ショーの前半」
を見終わった時点で、すでに最も印象的だったのって
「トップコンビの安定感」
でした (合わせて、「研26」はダテじゃないっていうか (笑))。そして、見終わった時点でも、それは同じでした。これって、この前に見たのが、
『Cool Beast!!』
だっただけに、猶更そう思ったのかも...いや、そうだったのだと確信しています。
④ 彩風 咲奈(93期・首席・研15 「さき」) ル・ポァゾンの紳士S/パリス/アダム/エル・マタドール/踊るロマンスの男/アマポーラの紳士S/フィナーレの男S 歌唱 ☆☆☆ / ダンス ☆☆☆☆ / プロポーション ☆☆☆☆☆
「首席の看板 (?)」
はダテじゃない...ってところでしょうか。芝居、歌唱、ダンス、いずれにも
「全く穴のない」
安定の実力、そして、
「プロポーション」
の素晴らしさは傑出していて、とても
「真ん中映え」
がします。必ずしも
「宝塚的イケメン」
タイプとは言えないと思いますが、そもそも、♂である私は、その点については、あんまり気にならない...ってことを再確認する舞台だった気も...(笑)。そして、
⑤ 朝月 希和(96期・23番・研11 「ひらめ」「きわ」) ル・ポァゾンの淑女S/アルテミス/イヴS/哀しみの貴婦人/ロマンスの歌手女/踊るロマンスの女/アマポーラの淑女S/フィナーレの女S 歌唱 ☆☆☆☆ / ダンス ☆☆☆☆
必ずしも「成績上位者」とは言えないけれど (ちなみに「はなちゃん」も23番)、まさに
「研11の実力派娘役」
と言うべき、非常に
「安定したパフォーマンス」
でした。「芝居とダンスの実力」の確かさは、以前から分かっていましたが、この舞台では、
「歌い手」
としての実力が、一段とレベルアップしていたように思います。「声域」が広いわけではないけれど、自分の出せる声域をしっかりとつかんでいて、その範囲内で、きちんと音程をとりつつ、綺麗にビブラートをかけて、かつ声量豊かに歌い上げていました。
こういった
「オーソドックスなショー」
には、「トップコンビの実力」が、何よりも重要になるし、逆に言えば、それ故に、この作品が
「プレお披露目公演」
の演目に選ばれたということなのでしょう。まさに
”THE TAKARAZUKA”
を堪能した! という感じのショーでした。それだけに、このコンビに勝るとも劣らないであろう
「安定実力派」
であるはずの
「月組新トップコンビ」
が、ますます見たくなって...でも「博多」は、やっぱり遠いんですよね...(○間もお○も足りないし...(笑))。魔が差さないように、自分を戒めました(笑)。
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