アナスタシア⑤ ’21年・宙組・東京 「変わらず...」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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三井住友カード ミュージカル『アナスタシア』
ANASTASIA THE MUSICAL  Book:TERRENCE McNALLY  Music:STEPHEN FLAHERTY
Lyrics:LYNN AHRENS
Inspired by the Twentieth Century Fox Motion Picture by special arrangement with Buena Vista Theatrical  From the play by Marcelle Maurette as adapted by Guy Bolton
潤色・演出/稲葉 太地

作曲・編曲/太田健  編曲:高橋恵  訳詞協力/高橋亜子  音楽指揮/御﨑恵  振付/御織ゆみ乃,若央りさ,平澤智,百花沙里,三井聡  擬闘:清家一斗  装置/國包洋子  衣装/河底美由紀  照明/氷谷信雄  音響/山本浩一  小道具/三好佑麿  歌唱指導/KIKO,西野誠  映像/石田肇  演出助手/町田菜花,栗田優香,熊倉飛鳥  舞台進行/荒川陽平(第1幕),庄司哲久(第2幕)  制作/阿部望  制作補/小坂裕二
令和3年2月7日 東京宝塚劇場 午前11時公演 2階16列最下手側 B席

ムラで見たのは、11月23日の1回のみでしたから、二か月半ぶりの「2回目の観劇」ということになります。いわゆる「BB」席、ただし、後ろに立ち見の方のいないほどの端っこでしたので、前回の『NICE』同様に、非常事態宣言下では、むしろ「いい席」だったでしょうか?(笑)

[解説]
アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされた1997年公開のアニメーション映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル『アナスタシア』。ロシア革命で殺害された皇帝一家の末娘アナスタシアが、密かに難を逃れて生きていたという「アナスタシア伝説」にもとづいたロマンティックな作品は大好評を博し、2017年の初演から2019年3月までブロードウェイでロングラン上演されました。2018年のスペイン、北米ツアー公演を皮切りに世界各国で上演されてきた話題作が、2020年春に上演された日本公演に続いて、ついに宝塚歌劇版として登場致します。詐欺師でありながらも純真な心を持つ青年ディミトリと、アナスタシアによく似た記憶喪失の少女アーニャが繰り広げる愛と冒険の物語に、どうぞご期待ください。なお、宝塚歌劇での上演にあたって、ブロードウェイのクリエイティブスタッフにより、真風涼帆演じるディミトリ役に新たに楽曲をご提供いただきます。


○ やはり...
2か月以上前だし...1回しか見ていなかったし...大分忘れているかな...と思ったけれど、結構覚えていました (自分比だけど (笑))。そして、記憶通り (いや、それ以上?) に、「もっていかれた」のは、やはり、この人物でした。

① グレブ・ヴァガノフ  芹香 斗亜(93期・研14 「キキ」)  演技 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆☆ / ダンス ☆☆☆☆

以前の感想記事にも書きましたが、改めて、キキちゃんの
「ハイレベル・パフォーマンス」
に驚かさせる舞台でした。
「安定した発声」「豊かな声量」「確実な音程どり」
といった「歌唱技術な素晴らしさ」は勿論のこと、そういった技術に裏打ちされた上で、さらに、グレブの
「深く重い心情」
が切々と迫ってくるような、「劇性に富んだ」その
「見事な歌いぶり」
はまさに圧巻...「まどかちゃん」「そら君」も抑えて、この舞台でトップだったでしょう。


○ もう一つ...
そして、この2回目の観劇で、気づかされたことは、キキちゃんの歌唱レベルの高さに加えて、グレブの
「楽曲自体の素晴らしさ」
でした。これは「優劣」ではなく
「個人的嗜好」
の問題だと思いますが、この数多くの「ミュージカル・ナンバー」の中で、私自身が、最も心を動かされたのは、何といっても、キキちゃんの歌う
”The Neva Flows  ネヴァ河の流れ”
でしたから。最終盤
「第2幕 第12場 ホテルの控室」
の場面、グレブが
”Still/The Neva Flows (Reprise)”
を歌い、その背景に、
「銃口に追いつめられる皇帝一家」
が現れるシーン...。
「第2幕 第10場 ホテルの部屋」
で、この作品では、ほぼ唯一の「楽曲なし」の
「アナスタシアと皇太后の対峙」
シーンこそが、物語的には
「クライマックス」
なのでしょうが、私にとっての「忘れえぬクライマックス・シーン」は、間違いなく、この
”The Neva Flows (Reprise)”
でした。


○ ○世界?
さて、ムラでも薄々は感じていたはずで、今回、改めて実感したのは、
「全体的なストーリー」
としては、私自身は、今一つ
「入り込めない」
ってことでした。正直なところ (勿論、史実上もそうですが)
「アナスタシアが生存」
しているっていうシチュエーションは、ほぼ
「異世界ファンタジー」
ですものね。初観劇の時には、何か、この件での
「謎解き」
みたいなものがあるのかと思いましたが、全くなかったし...。原作のディズニー・ミュージカルでは
「邪悪な魔法使いラスプーチン」
が暗躍するっていう展開らしいですが、まだその方が
「辻褄が合う (?)
って気がするくらい(笑)。しかも、この点以外の物語世界は、基本的に
「リアル」
に作られているし...。故に、私自身の「ここのアナスタシア」への見解は
「レオポルド伯爵」
と完全に一致しています(笑)。



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