宝塚歌劇では、2月下旬に示された政府方針を踏まえ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月29日（土）から3月8日（日）までの公演を中止するとともに、休演期間を利用して、劇場内各所の重点消毒を行ったほか、サーモグラフィの設置や客席内の換気強化、塩素系薬剤等による清掃強化、劇場内飲食提供の中止、客席を使用した演出の中止、出演者及び従業員の健康管理の徹底、お客様の滞留を抑えるためのご案内強化など、様々な対策に最大限取り組んでまいりました。そして、お客様にも検温やアルコールによる手指消毒など感染予防と拡散防止にご理解とご協力をいただき、感染拡大防止対策をでき得る限り強化した上で、3月9日（月）より公演を再開いたしました。公演実施にあたり、感染予防にご協力いただいたお客様に心より感謝を申し上げます。
しかしながら、3月10日（火）夕刻に示されました「新型コロナウイルス感染症対策本部」の政府方針を受け、3月12日（木）より3月19日（木）の間、下記公演を中止させていただくことといたしました。ご観劇を心待ちにしておられたお客様には深くお詫び申し上げます。
【公演中止期間】
〇花組宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』
3月13日（金）～3月19日（木）
〇雪組東京宝塚劇場公演 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
3月12日（木）～3月19日（木）
現時点では、3月20日（金）より公演を再開する予定ではございますが、今後の新型コロナウイルスの感染状況や、政府方針等によっては予定が変更となる場合がございますので、何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
首相の談話があった時点で、予測されていた方も多かったことでしょうが．．．
やはり、そうなりますか．．．
ちなみに、10日後とされた
「次の発表」
ですが
「感染拡大のスピードの抑止に一定の効果がみられているが、依然として、感染の拡大自体は続いており、現在の対応を、さらに継続することが望ましい」
といったものとなると予想しています。
「3月20日からの再開」
も望み薄。というか、ほぼ確実に （どの程度のペースであるかは不明としても） 「新規感染が続いている」であろう
「4月中も無理」
でしょう．．．。しかし、それで、
「エンタメ／プロスポーツ業界」
はもつんでしょうか？ 所詮、
「何ら補償なし」
の、ただの
「自粛要請」
なのですから、強制力はないわけだし、2日間だけとはいえ、実際に宝塚は公演を行ったわけですから、自主的に
「再開の判断」
を行ってもいいはずですね。
ただし、
「オリンピック開催」
強行 （？） のためには、少なくとも
「5月には、終息宣言 のようなもの（？）」
が必要と思われます （というか、だからこそ、猶更「4月中の自粛解除はない」と予想しています） ので、
『はいからさんが通る』
は、東京では見れそうかな．．．。
しかし、仮に、
「暖かい季節になって、感染の拡大が収まった」
としても、その後、患者数が減り続け、
「新規感染者数が、ゼロに近づく （ことはない気もするけど）」
には、さらに
「1ヶ月以上」
かかるでしょうから、結局、オリンピックには間に合わなそうですね。
まあ、わたし的には、オリンピックはどうでもいいのですが、仮に
「夏季に収束」
したとしても、それはおそらく、次の
「寒い季節に流行が再燃」
することを意味しています。
「イベントは夏にしか行われず、冬は、ひたすら家に閉じこもり続ける世界」
にするつもりなんでしょうかね．．．。
さて、現実を見れば分かる通り、8割が軽症～無症状だとすれば、
「感染者を隔離」
しても、感染の広がりを抑えこむことはできません （それは、2009年の「新型インフルエンザ」の時にも、実証済みです。むしろ、COVID19の方が、さらに軽症者が多い感じですので、実際には全く不可能でしょう）。もっと早い時期に
「中国人の入国禁止措置」
をとればよかったというような議論も目にしますが、その頃には、すでにウィルスは、日本国内に入っていたはずです。中国国内のような、厳格な
「外出／集会禁止措置」
は、かなりの効果を上げると思われますが、日本で、同じような措置ができると考える方はいないでしょうし、所詮は、それで完全に感染症を撲滅できるわけでもない。↑に書いた通り
「暖かい季節頼み」
は、「一時しのぎ」にしか過ぎないし、そもそも、
「日本が夏なら、オーストラリアは冬」
です。
本質的な人類の対抗策は、
「ワクチンないし治療薬」
ということになりますが．．．それが使えるようになるのは、どんなに早くても
「2021年以後」
の出来事でしょうし、
「風邪に効くワクチンとか治す薬」
とかを作るのって．．．非常に難しそうな気もします。
とはいえ、近い将来、
「人類は、COVID19感染症の存在する世界に慣れる」
ことでしょう。そもそも、感染者の大多数、8割の方は「軽症～無症状」のまま
「自然治癒」
するのですから、そういった方々にとっては、普通の風邪と何ら変わりませんものね。そして、それが、
「本当の終息時期」
になるのかもしれません。
何だか、
「悲観的なことばかり」
書いてしまった気がしますが、現状
「日本の感染抑え込み策」
は、それなりに効果を上げているように思えます。すなわち
「爆発的な感染拡大は防げそう」
な状況だと思います。ただし、それはおそらく、↑に書いた通り、さらに
「自粛要請が続く」
ことを意味しているんですよね．．．。何故なら、その「有効な （？） 封じ込め策」を中止すれば、
「感染が一気に拡大」
しかねないということですので．．．。
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