ファントム ⑭ ‘18年・雪組・東京・前楽 「これからのお楽しみ?」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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My Favorites:
①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

三井住友VISAカード ミュージカル『ファントム』
脚本/アーサー・コピット 作詞・作曲/モーリー・イェストン
潤色・演出/中村 一徳 翻訳/青鹿 宏二

東京宝塚劇場 平成31 年2月10日 午前11時公演 2階12列最上手側B席

昨日、BD, CDともに、出荷の案内があって、ホッとしました。今日着くのかな? 間もなく、「大劇場」のエリックとクリスティーヌに再会できそうです。遂に「⑭」まで来ました (全然需要 (?) はないんですけど、まあ個人的備忘録ですので)。これが「最終回」...いや、BDの感想とか書きそう...(笑)。


○ 貸切公演ご挨拶
さて、前楽は「阪急交通社貸切公演」でした。恒例のミニインタビューは
「今日、2月10日は、ふーとの日ですね。この日の思い出は?」
「数字になる芸名にあこがれていて、それで、『ふうと』ってつけたんです」
「そして、2月10日を、ふうとの日にして頂いて...」
「今日は、こんなに沢山の方々にお祝いしていただいて、幸せです(笑)」

千秋楽のカーテンコールでも、たわし君が、「今日は、ふうとの日です」って言っていましたが、午前の前楽でも、こんな挨拶がありました。ちなみに、私自身は、「ふうとの日」全然知りませんでした(笑)。


○ これぞ...
この作品を見たのは、映像/外部を含めても、この雪組公演が初めてでした。というとで、こんなことを言う資格がないことは、重々存じてはおりますが、この公演は
「これぞ、本当のファントム!」
感が満ち溢れていますよね。とにかく、「主役二人」のもの凄さを中心に、「脇」も非常に充実していて、か「モブ~大合唱」も、とても良くて...(みとさんが、「この8年で最高」と仰っていた)
「今の雪組の実力」
を、まざまざと知らしめるような舞台でしたね。実は、ごく最近、
「花組初演CD」
だけは聞いたのですが...やっぱり、全然、全く、その印象は揺るぎませんでした(笑)。

● 公演評価 ☆☆☆☆☆☆

ただし、
「たき様/カルロッタ」
については、(音だけからですが) 演技・歌唱ともに、今回の舞台をやや上回っているかもしれませんね。あと、もう一人、その夫君「ハッチさん/ショレ」も、やや↑かな...。その他は、「辛勝」よりも、むしろ「楽勝」が多かった気がします。セリフや楽曲にも、一部変更があるようですが、それらも、今回の舞台の方が良さそうです。
でも、キャリエールのセリフの
「私が出会った中でも、とても美しい女性だった」 → 「私が出会った中で、とても美しい女性だった」
という言葉づかいは、前回の方が、日本語的にはマシな感じでしょうか。ただし、ここは
「私が出会った中で、最も美しい女性 (の一人) だった」
という言い方のほうが、日本語的には、よりシックリくると思います。


〇 空前絶後
って、何回書いたことか...(笑)。個人的には、主演...というよりも
「きぃちゃん」
の凄さが、最も印象的でした。まあ、「だいもん」の凄さは、すでに十分に知っていたので(笑)。
「きぃちゃん」の歌唱は、非常に
「豊かにビブラート」
がかかっていて、よく響き渡ります (PA不要に思える程...)。ここまで、綺麗にビブラートのかかる歌は、外部μでもあまり聞いたことがない。しかも、地声もファルセットも、声質自体がとても美しく、耳に心地よい。とはいっても、私の場合「宝塚OGヒロイン」以外の外部μを見たことがないのですけど(笑)。わたしにとって、今回の「クリスティーヌ」の歌は、μのヒロインというよりもむしろ、昔、沢山見た
「オペラのプリマドンナ」
を思い起こさせました (ただし、オペラの歌唱法は、一般に、もっと強めにビブラートがかかります。それは、PAなしで声を響き渡らさなけらばいけないからでしょう)。そして、この極めて
「声楽的な歌唱」
は、今回のヒロインにピッタリでしたし、それは、間違いなく、過去の宝塚『ファントム』には、なかったはずのものだし、11~12月の舞台にも、なかなか望みえないものかもしれません (晴香ちゃんの方は、全然知らないですけど...でも、どーかな...)


○ 二段ロケット
特に、今回の舞台では、“Second Booster”付き (?) のようなパフォーマンスにやられました(笑)。先ずは、第1幕 第6場 「ビストロ」 での

① “Melodie de Paris (Reprise)”  ☆☆☆☆☆☆

最初は、不安げな表情で、小声で歌い出します。そして、「ファントム」の声が響くとともに、その表情が一変して、突然
「オペラ歌手」
として覚醒し、素晴らしい「声楽的な歌唱」に切り替わります。さらに、下手側袖に「エリック」がせり上がり、重唱に加わる。前にも書いた通り、同じ場所にいなくても、二人は
「音楽で固く結ばれている」
ことを表す名シーンで、ある意味、この作品において
「最も幸福な場面」
とも言えるのではないでしょうか。ムラで2回、東京で11回、新公を入れると、計14回見たのですが、ここは、何度見ても、いや、見れば見る程「○腺大決壊」でした(笑)。ところで、
“sotto voce”
「小声でささやくように」歌うのって、実際は難しそうですね。新人公演の「ひまりちゃん」は、そこまでの弱音では歌い切れず、やや声量が大きくなってしまい、それでも、やや発声が安定しない感じでしたから...。「きぃちゃん」の場合は、本当に“sotto voce”なだけでなく、音程も完璧にとれていますものね。まあ、何か、色々凄いです...。


そして、もう一つ、第2幕 第5場B 「森」 での

② “My True Love(私の真の愛)”  ☆☆☆☆☆

「私の真の愛を...」
優しくエリックに話しかけるような美しいメロディーで始まり
「...真の姿を見せて  さあ」
で、大きく曲調が盛り上がります。このフレーズでの豊かな歌声の響きにさえ圧倒され、「これ以上はないはず」って、いつも思うのに
「...今、素顔を見せて  さあ さあ」
のラストフレーズで、さらに声の響きが増していく...。ちょっと、(宝塚では?)
「想定不能」
な高レベル...。ムラでの初観劇時は、正直
「聞けているものが信じられない」
といった感じでした。しかも、東京では公演が進むにつれて、さらに、声の響きが美しく豊かになっていって...もう、毎回
「茫然自失」
でした(笑)。


○ これから?
さて、一方の「だいもん」は、前の記事に書いた通り、東京では、少々歌に
「芝居を入れ過ぎ」
な感じが否めなくて、やや「きぃちゃん」に「おされ気味 (?)」な気がしていました。ただし、何度も聴くにつれて、非常にインパクトを感じたところがありました。それは、第2幕 第5場CD 「ファントムの隠れ家」での

③ “My Mother Bore Me(私を生んだ母)” ☆☆☆☆☆

前の記事に書いた通り、東京公演終盤での「啜り泣き」のような歌い始めは、やはり「ムラ」での歌唱の方が、ずっといいと思っているのですが、途中の
「...時が訪れる」
のパート、エリックの歌の中での「最高音域」で、ここだけは、多分
「ファルセット」
で歌っていると思うのですが、地声との継ぎ目が全く分からないほどスムーズに声が移行している...だけでなく、このファルセットの歌声が
「とてつもなく美しい...」
宝塚では、娘役も含めて、勿論「きぃちゃん」も含めて、これほど美しい裏声は聞いたことがないと思う。男役というよりも、大人の「女性的」な声の響き、まさに
「この上もなく透き通るような至上の美」
といった感じの (リアル・ベラドーヴァ的?) 歌声というか...。

男役さんなので、「ファルセット歌唱」って、あまりないのだけれど、実は「だいもん」って
「ヒロイン歌唱」
とかも、超ハイレベルでこなせるのかもしれない。実は、「クリスティーヌ」の歌も、軽々とこなしていて、本当に「きぃちゃん」のレッスンをしていたとか(笑)。何か、このファルセットを聞いていて、
「その時の後のお楽しみ (?)
が見えた気もしました。いつか、外部で、「きぃちゃん」と
「クリスティーヌ・Wキャスト」
とかやんないかな...(笑)


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