潤色/演出: 小池修一郎
平成30年4月22日 帝国劇場 午後17時公演 1階J列下手側S席-
こちらの続きももう少し。東京では、もう1回観る予定があります。
〇 再会できて
初演の時も、ダントンと並んで、最高のはまり役でした。プログラムを買って、配役を見て、再会がうれしかった。
① ソニン(35) ソレーヌ・マズリエ 歌唱 ☆☆☆☆☆ / 芝居 ☆☆☆☆☆
2年経ったけれど、少女っぽさは変わらないですね (実年齢を調べると、ビックリします)。
『叫ぶ声』
を弱々しく悲しげに歌う、ボースの村のあか抜けない女の子が
『夜のプリンセス』
になって、さらに、
『世界を我が手に』
と高らかに歌い上げて、パンを求めるシトワイエンヌ達の逞しいリーダーになる。さらに、ダントンと手に手を取って、
『サ・イラ・モナムール』
をともに歌う革命家に成長する。帝劇版では、この
「ソレーヌの物語」
が、宝塚版よりも大きなパートを占めているし、そして、ソニンちゃんのパフォーマンスもまた実に素晴らしい。言葉の独特のイントネーションなどは、全く気にならない見事な役作り。
「この小柄な身体から一体どうやって...」
と驚かされるほど激しい感情表現。『世界を我が手に』での圧倒されるほどの迫力の
「見事な歌唱」
『帝劇版1789』の最大の魅力の一つは、間違いなく
「ソニン/ソレーヌ」
です。
〇 芝居はよかった
さて、「おはなさま→まさおさん」は、別格 (?) として、今回、最も大きなキャスト変更はここでしたね。
② 三浦涼介(31) マクシミリアン・ロベスピエール 歌唱 ☆☆ / 芝居 ☆☆☆☆
プログラムで配役を確認。
「あれっ? この人って...」
昔、子供と一緒に見ていた「仮面ライダー」に出ていた俳優さんと気づいて、ちょっとビックリ! でも、ミュージカル畑の方が多い中
「大丈夫かな?」
と心配しつつの観劇でした。先ずは、全体に大男の多い中、かなり華奢にみえます。でも、やはり
「芝居は上手い...」
この人物の感情の固さ、意思の強さがきちんと感じられる、とても良い役作りだったと思います。
ちなみに、初演は「古川雄大君」。ちょっとお王子様っぽくて「ロベスピエール」って、もうちょっと「強いキャラクターじゃないのかな?」と思った記憶があります。
ただし、歌は、勿論古川君には、全く及びません。全体に声量が乏しいし、特に高音域は、音自体がキチンと出せない。でも、出ないところは、声量を抑えて、フラット気味に発声して、
「上手く回避」
していたので、聞き苦しくありません。ソロ歌はなく、全て重唱でしたし、歌い手として、
「大きな弱点になってはいない」
ように感じました。
〇 歌い手としての〇点
むしろ、この作品の楽曲の魅力を楽しむうえで、弱点となっていたのは
③ 夢咲ねね オランプ・デュ・ピュジェ 歌唱 ☆☆ / 芝居 ☆☆☆
残念ながら、元星組トップ娘役さんだったでしょうか。
とても綺麗な方で、(もと月組らしく?) 演技は良いと思うのですが...とにかく
「声が...」
地声も美声とは言えないタイプですが、とにかく
「高音域がでない」
ロナンとの重唱では、歌っている音域が同じように聞こえて、
「男女のデュエット・ソング」
に聞こえません。キーを下げて歌っているのでしょうか? ある意味、安全運転で、声がひっくり返ったりはしないのですが、
「歌を楽しむ」
といった感じがないは...。
初演の時も聞いているのですが、もう少し良かったはず...(感想を読むと、さやかちゃんのア〇メ声の方が苦手って書いてあるし...(泣))。少なくとも、歌については、
「進歩はしていない」
ものと思われます。割と、周囲が、初演時よりも進化している感があっただけに、ちょっと悪目立ちしてたかな...。そのせいか、芝居の方も、初演の時よりも楽しめなかったような気がします...。
ちなみに、次の観劇は、沙也加ちゃんの方です。
〇 その他のOGさま
まさおさん、ねねちゃんの元月組コンビ (?) 以外の、元ジェンヌさんは
④ 則松亜海(26)(夢華あみ 96期・首席 雪組配属) リュシル・デュプレシ
⑤ 渚あき(49)(74期・13番 元星組トップ娘役) ポリニャック夫人
このお二人でした。
正直なところ、あまりパフォーマンス的な印象は残っていないのですが、リュシルの芝居、歌唱ともに、きちんとこなしていたはずです。そして、ポリニャックは、結構濃い系だったような気がします。
あみさんは、二年前の『スカーレット・ピンパーネル』でも好演していました。退団後も、コンスタントにミュージカルに出演されているようですね。また、どこかでお目にかかれるかな?
〇 とってもよかった...
これも、宝塚の舞台にはないものですね
⑥ 山口陽愛 シャルロット 芝居 ☆☆☆☆
本当の子役。小学校4年 (って、平日の昼は出てないってことかな?)
もちろん、もちろん、本当の子供の声。でも、良く響いて、セリフも聞き取りやすい。ダンスも頑張っていて、特にダントンとの絡み (?) は、あまりの体格差に
「ダントンがこけて押しつぶされたら大変...」
って心配するほど(笑)。
上原君とは、舞台上でも、カーテンコールでも、とっても仲良しみたいで、なんか癒されました。ここの好演も、結構ポイントだったでしょう。
「子役と動物には勝てない」
っていう名言を思い起こしたかも(笑)
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