~原作 伊吹 有喜『カンパニー』(新潮社刊)~
脚本・演出/石田 昌也
平成30年2月18日 宝塚大劇場 15時公演・2階7列下手側S席
この前、初めてプロフィールをチェックして...上田先生、京都大学文学部卒だったんですね...。何か、
「スゴーク、ナットク」
しました。緻密に構成された作品からも、極めて高いインテリジェンスが感じられるし...そしてトーダイじゃなくキョーダイこそ相応しいイメージですよね (しかし、BADDYにGOODYって、そのまんま過ぎますけど...。そういったところにこそ感じるものがありますね。このブログの主のように、無意味に英語を使ってイキガッテイル (?) 知性が欠落した幼稚な人間とは全く違うものを (笑))。
ちなみに、小柳先生は、慶應義塾大学文学部卒です。こちらも、なんか
「ソーカナ」
的な香りがします(笑)。それに、イケコ先生の後輩なんですね。
<少し、ネタバレ注意です>
○ 原作があると...
前の記事に
「クライマックスが...」
とか書いてしまいましたが、よく考えてみたら
「ああするしかなかった」
んですね。
小説が原作だけあって、しっかり人物造形された登場人物が多数登場して、様々な人間関係の絡み合いの中で、色々な出来事が展開していきます。いつもの
「あて書きオリジナル作品」
と違って、主役とヒロインの物語が、突出して語られるような構成ではそもそもない。勿論、主人公はその人間関係/出来事の一つの中心とはなっていますが、人物設定は、結構
「地味目」
ですから、
「大クライマックスは作りようがなかった」
もし、この原作でそれを作るとすれば、もう
「高野を主役」
にするしかなさそう...。だけど、キャラ的には、このパターンしかなかったでしょうし、少し地味ながらも、少なくとも
「歌い手」
としては、勿論、一番の存在感でした (まあ、歌自体は、いつも通りでした) し、そして、持ちキャラに良く合って、芝居はバッチリでした。
① 珠城 りょう(94期・18番 「りょう」「たまき」「たまきち」) 青柳 誠二 演技 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆ / カラテダンス ☆☆
十段と言われても、不自然さを感じないのは凄いけど、さすがに演武には、女性らしさを感じました (当たり前ですね (笑))。
○ 主役とヒロイン
ということで、実は、この物語は
「主役が3.5人 ヒロイン3.5人」
みたいな構成になっていまして...、(正)主人公同様に、
「(正)ヒロインのパートも、いつもよりも少ない」
感じなので、「ちゃぴ」には、物足りない位だったでしょう。それに、もう少しバレエがみたかったかな。とにかく、役作り、芝居ともに、見事なものでした。
② 愛希 れいか(95期・14番 「ちゃぴ」) 高崎 美波 演技 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆ / ダンス ☆☆☆☆
歌については、珍しく
「高音域の音程の不安定さ」
が目立つ感じでした。結構難しい曲なんでしょうね (段々と仕上げてくるのでしょうけど)。
新人公演のヒロインがどうこなすか、色々な意味で興味津々です。
○ 実力は十分...
トリプル・ヒロインというか、↓の「さくさくちゃん」もいれれば、ヒロイン3.5人みたいな作品。勿論、その内の一人は
③ 海乃 美月(うみの みつき 97期・5番 「うみ」「くらげ」) 瀬川 由衣 演技 ☆☆☆☆
最初から最後まで、きちんと出番がある、
「準ヒロイン」
的な役柄だったでしょうか。いつも通り、しっかりとした演技でした。バレエ組ではなくて、ちょっと残念な気もしましたけど...(バレエ的なダンスも見事ですからね)。
でも、ショーでは
「ファニー(バッディーズ)」
で、ガッチリ踊って、しっかりと歌って、その実力をいかんなく発揮していたはずです (すでに、やや記憶が曖昧...(笑))。
次期の本命と思っていましたが...
○ これは...
とにかく、この作品を観て、かなり大きなインパクトがあったのは
④ 美園 さくら(みその さくら 99期・首席 「さくら」「さくさく) 鈴木 舞 演技 ☆☆☆☆
「さくさくちゃん」が、
「凄く前に出てきている」
ことでした。この役は、プロローグ~人物紹介的なパートが終わり、いよいよ
「本編の始まり」
での
「最初の大事件の主役」
ともいうべき立ち位置なので、非常に印象が残りますし、その後の全員集合的なシーンでも、きっちり存在感を出していたみたい...。これだけ、本公演で、前に出てきたことって、
「多分、初めて...」
ですよね...。ちょっと
「天然系のかわいいお嬢さん」
持ちキャラにも合っていて、とてもよい芝居だったと思います。それに、メイクスキルとかも向上しているのかな。私が見た中では、最も
「可愛らしく、綺麗に」
見えていたような気もします (勿論、今までも、十分にカワイイ方でしたけど (笑))。
さらに、続く『BADDY』では、
「スパイシー(バッディーズ)」
芝居では、2期上さんのように、最初から最後までの出番のある
「トリプル・ヒロイン (?) の一人」
とまではきませんが、ショーでは、ほぼ
「うみちゃんとニコイチ」
的な立ち位置で、お芝居以上に前に出ていて、その存在を
「観客方に周知している」
ような印象さえありました。
○ このシナリオは...
バウ2回目のヒロイン → 新人公演2回目のヒロイン
という流れ...。私は、『1789』新公と『FALSTAFF』の2作の舞台を観ているのですが、正直なところ、歌の実力はよく分かりませんでした...けど、噂では、かなりの
「歌ウマ」
らしい。次の新人公演、「うみちゃん」はもういないし、期待の「ゆーゆちゃん」は、まだまだ実力不足...。となれば、
→ 新公シシィ
で、3回目の新公ヒロインもきそう...。他にバウ・ヒロインが2回あって、資格は十分。
そして、この新公の時には、すでに発表されているはずですね。
新公シシィ 計10名 (‘98年 宙組では、1幕,2幕で役替わりあり) のうち、トップ娘役となったのは、5名、50%で、意外に低い確率なのですが...(新公トート9名のうち、トップスターとなったのも5名) ここ2名は娘1になっています。
○ 発表は?
早ければ
「大劇場千秋楽翌日に発表」
されるであろう
「次期トップ娘役」
には、個人的予想の
「大穴」
が来るのか...。実は、ここが、この公演で
「一番印象的」
だったかもしれません。まあ、私の予想は
「外れるのが普通」
なんですけど(笑)

(やっぱり、きれいに...はともかく、これって、本公演では初スチールになるんでしょうか? こういったところに入ってくること自体もイキナリな感じ...。
それと、全国模試でトップになるほど、もの凄く頭の良い方だと、何かの番組で「うみちゃん」が言っていましたね。
とにかく、色々と興味惹かれる存在です)
■ 追記 10:10AM
『雨に唄えば』
のヒロインも決まっていたんですね。
今、気づきました (ヤレヤレ (笑))。
ということで、上記の記事は、
「この情報を知らないでの、公演観劇だけからの感想」
です (要するに、「ナニヲ、イマサラ...」的な内容でした (泣))。
これは、決定的かもしれませんね。
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