退団+退団予定のトップスター 各組・最近5代、計25名の
① 在任期間
② トップスターとしての大劇場公演の作品数
③ 就任年次
のデータをまとめてみました。
花組
愛華 みれ 在任期間 1998.10~2001.11 / 大劇場作品数 5作 / 就任年次 研14
匠 ひびき 2002.11~2002.6 / 1作/ 研16
春野寿美礼 2002.6~2007.12 / 9作/ 研12
真飛 聖 2007.12~2011.4 / 7作/ 研13
蘭寿 とむ 2011.4~2014.5 / 6作/ 研14
月組
紫吹 淳 2001.7~2004.3 / 5作/ 研16
彩輝 なお 2004.3~2005.5 / 2作/ 研15
瀬奈じゅん 2005.5~2009.12 / 8作/ 研14
霧矢 大夢 2009.12~2012.4 / 5作/ 研16
龍 真咲 2012.4~2016.9 / 8作/ 研12
雪組
朝海ひかる 2002.9~2006.10 / 7作/ 研13
水 夏希 2006.12~2010.9 / 7作/ 研14
音月 桂 2010.9~2012.12 / 4作/ 研12
壮 一帆 2012.12~2014.8 / 3作/ 研17
早霧せいな 2014.9~2017.7 / 5作/ 研14
星組
香寿たつき 2001.10~2003.3 / 3作/ 研16
湖月わたる 2003.3~2006.11 / 6作/ 研14
安蘭 けい 2006.11~2009.4 / 5作/ 研16
柚希 礼音 2009.4~2015.5 / 11作/ 研11
北翔 海莉 2015.5~2016.11 / 3作/ 研18
宙組
貴城 けい 2006.7~2007.2 / 1作 / 研15
大和 悠河 2007.2~2009.7 / 4作/ 研12
大空 祐飛 2009.7~2012.7 / 6作/ 研18
凰稀かなめ 2012.7~2015.2 / 5作/ 研13
朝夏まなと 2015.2~2017.11 / 5作/ 研13
○ トップスターの通常任期は?
就任期間の計算は、ちょっと面倒だし、トップスターの卒業は、必ず大劇場公演ですので、②のトップスターとしての大劇場公演の作品数で考えるのが分かりやすそうです。そうすると
・ 最少1作~最大11作
・ 平均:5.24作
でした。平均値は、やや少ない感じもしますが、
・ 5作での卒業が7名で最多。続くのは、6作、7作、3作が3名ずつ
ですので、
“大劇場作品5作が通常任期”
と考えても良さそうです。
○ 就任年次と在任期間
この中で、最も就任年次が早かったのは、星組「ちえさん」の研11で、大劇場公演数は11作。
続いて、研12が、花組「オサさん」、宙組「たにさん」、雪組「けいさん」、月組「まさおさん」で、大劇場公演数はそれぞれ、9作、4作、4作、8作でした。
ちなみに、このデータには入りませんでしたが、最短の研7でトップスターに就任されたのは、ご存じ、
月組・天海祐希「ゆりさん」 在任:1993.8~1995.12 / (大震災で大劇場が使えない時期がありますが、一応) 5作 (あるいは6作) / 研7
逆に、最も就任年次が遅かったのは、宙組「ゆうひさん」と星組「みっちゃん」の研18で、大劇場作品数は、それぞれ6作と3作。続いて、雪組「えりさん」が研17就任で、3作でした。
これらのデータからすると、任期の長い方は、やはり比較的早い年次での就任が多いようですが、比較的早期就任でも、4作程度で退団された方もいますし、最も早い就任の「ゆりさん」も、ほぼ平均的な5作での退団ですので、
“早期就任 = 長期在任” とは、言えない
ようです。
そして、当然のことのようですが、就任年次が遅い場合は、在任期間も短い傾向がありますが、最も遅く、研18での就任だった宙組「ゆうひさん」は、6作。研16就任の月組「リカさん」、星組「とうこさん」も、5作務めていますので、
“晩期就任 = 短期在任” とも言い切れない
感じです。
ただし、同期でも、中卒~高卒まで、最大4年の違いがありますので、年齢的な要素もあるかもしれません。ちなみに、ゆうひさんは、中卒組だったはずです (ちなみに、みやちゃんは、高○組で、2番目のはず)。
○ 月組トップスターの任期
珠城 りょう ①在任期間 2016.9~? / ②大劇場作品数 2作目公演中,3作目まで決定済み / ③就任年次 研9
改めて、今回データをまとめてみても、以前にも書いた通り、トップスターの通常任期は、平均的には、大劇場5作程度と考えていいようですし、早期就任 = 長期在任 とも言えないようです。
実際に、史上空前の人気を誇った、雪組「ちぎさん」も5作でしたし、容姿・芝居・歌唱・ダンス (・人気?)、ほぼ全ての点で、実力上位と考えられる、宙組「まぁ様」も5作でした。
ということで、月組のトップ退団公演は、通常例からすると
“2019年春の宝塚大劇場公演”
が有力と思われます。そうすると、
”再来年6月頃にトップスターが交代”
することになるでしょう。
この場合、後任は (その時点で) 「研17の二番手スター」,或いは「研11の3番手スター」のどちらかでしょう。
ただし、研11は、やや早い感があります (この25人の中では最早で、しかも、レジェンド/ちえさん一人だけ) ので、(あくまでも、在団されていて、かつ○作程度の任期かもしれませんが) 二番手スターがより有力な気もします。
ただし、「ちぎさん」は、二番手としてずっと支えてくれていた「だいもん」が、自分の二期下であることとかを考えたりしたかもしれなし、「まぁ様」も、めっちゃしっかりした二番手がいて、宙組20周年に相応しいのは? とか色々考えていたのかもしれない (し、劇団の意向もあったのかもしれない)。
でも、たまきち君は、結構楽天的で (いい意味で、○感というか)、周りを慮りすぎることなく、自分のしたいことを進めていけるタイプに見えるので、周囲の評価などに惑わされることなく、思う存分に務めていく可能性も結構ありそうにも思えます。
その場合は、さらに2~3作後となって、「研12~13となった3番手スター」へ引き継ぐこととなるのでしょう。
若きトップスターですが、実力的には、現在でもある程度出来上がっている感じだし (すーさんによると、研2での新公初主演の時点でも、かなり出来上がっていたらしいし、逆に言うと、それほど○ビシロがあるような気がしない所もあるかもしれないし)、○卒組で○齢的には異例の○さという訳でもありませんし、3年後には、組替えで来た本命候補 (?) もきっちり出来上がっているはずなので、それ以上の長期はやや考えづらいでしょう。
個人的な予想は、4:6 位かな?

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