アーサー王伝説③  ‘16年・月組  「その力が、まだまだ...」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

My Favorites:
①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

ミュージカル『アーサー王伝説』

Produced by DECIBELS PRODUCTIONS, Dove ATTIA  潤色・演出/石田 昌也

文京シビックホール 平成28年10月15日  15時30分公演 1回25列センターS席 

 

 

さて、私的最大の注目は↓でした。

 

●     正二番手のはず...

 

美弥 るりか(89期・4番 「るりか」、「みやちゃん」)  モーガン【魔女、アーサーの異父姉】  演技 ☆☆☆☆  歌唱 ☆☆☆☆

 

ヅカ先輩の方々的には○格の予想が多く...、でも、個人的には正二番手に来るはずと考えていた 前トップの腹心の部下?> 「みやちゃん」。

 

新生月組の大事なプレ披露目公演では、”まさかの女役!?”

でも、ポスター的には3番目に大きいし、「組替えのれいこちゃんは、まだ雪組の三番手ですらないのだから、いきなり二番手格に来るはずはない! 希望を捨てたりして、早まってはいけない (by Necker)」とか思っていたら(笑)、お披露目公演の主な配役の発表! 明らかに二番手的役柄、しかも制作発表会にも初登場。「これは、ひょっとして、この公演でハネを背負って...」と期待しましたが、それはありませんでした。

正二番手に立つものと、今でも思っています。そのわけは、ちゃぴちゃんが残留した理由 (?) ともかぶりますね。

 

さて、今回は予想外の女役でしたが、実際に観劇すれば、みやちゃんがやるなら、これしかない役柄。良く分からん行動もあるものの、人物背景もしっかりと描かれ、今風のなかなか味のある悪役。これが男役だったら、二番手にまさにピッタリの役どころだったでしょう。

 

まず、目を惹かれるのは、やはり”その美貌!” (と、めっちゃな 《男役にあるまじき?》 ”その細さ” 《みりおんともいい勝負では (笑)》)

悪くて、ひねてて、妖しくて、セクシーで、美しく、暗闇にうごめく”The dark witch”。これ以上ないハマりっぷりでしたね。

本来、男役のみやちゃんには、決してやさしい役ではなかったはずですが、(予想通り) ”研14の実力”を見せつけて...、もうばっちりでした。

 

歌も (ちょっと音程が怪しくなるところがないわけじゃないけれど)、あの”ダーク系の美しい低音VOICE”が、またこの役にはまっていて...。最初のソロ歌で、クッと舞台のレベルが上がったような気さえしました。

 

あとは、前にも書きましたが、フィナーレBは、”いかにも二番手!”みたいな、娘役さん群舞を引き連れた”はべらし型ショータイム”...。でも、まだ、“しっくりきてない”かな。「線が細い」と言われちゃうのが、分からないではないかも (というか、実際に娘役さん大○数よりも細くて、より美○いし (笑))

二番手としての魅せ方は、まだこれからでしょうか (☆のさゆみ先輩に教えてもらいましょう (笑))

 

とにかく、予想通り、みやちゃんが、この舞台の主柱の一つ。これが欠けたら、大変なことに...。

 

来年5月の梅田/ACTの主演に来るものと思っています。

 

 

●     残り1作

 

朝美 絢(95期・24番 「あーさ」)  ランスロット【湖の騎士、円卓の騎士】  演技 ☆☆☆ 歌唱 ☆☆☆☆             

 

そして、まさおさんの一番弟子? (二番弟子?は、『Falstaff』組)> 「あーさ」は、ランスロット役。そしてポスター・インでした。

 

ランスロットって、本来の設定では、アーサー王よりも強いんだと思うんですけど...、見た目はそれっぽくなかったかも (アーサーに片手でひねられそう? (笑))、でも、王妃の○倫相手としての美貌の騎士という点では文句なし! 

要するに、ちゃらンスロットとしては、ばっちりだったけど、聖杯捜索に相応しい屈強の騎士という点では○第かもしれない(笑)。

 

とにかく、登場シーンが良かった。”美しい容姿とのびやかな歌声”。元々上手かったけど、さらに歌唱力↑したように感じました。その後の王妃との絡みもなかなかチャラクくて、(組替え決定を機に?) 殻を破りつつあるのかな (チャラオ的にはまだまだ、○ぁ様の足元にも及びませんが...、あそこで、投げキッスって...ほんとにもう、ま○様は...(笑))

 

まさおさん直系的に思っていた「あーさ」の組替えは、ちょっと寂しいけれど、○○○を目指すためには必要なステップとも言えるし...。

それに、雪組でよかったんじゃないでしょうか。芝居はもちろん、だいもんのもとで、その歌唱力をさらに磨いていけば、さらに上が見えてくるでしょう。

 

 

●     隠れていない実力者

 

輝月 ゆうま(95期・21番 「まゆぽん」「ゆうま」)  メリアグランス【アーサーに恨みを持つ騎士】  ☆☆☆☆

 

”月組を支える実力派”の代表選手のまゆぽん。今回は、思いっきりの悪役。多分、原作μでは、もっと悪辣非道な描写があって、マーリンが加勢するような (○怯な) 手を使ってでも、打ち倒したい憎たらしい設定になっているのでしょう。その辺はソフトにするのが宝塚流ですが、そのために今一つすっきりとしないストーリーになったのかもしれません。

それはともかく、その立派な体格と芝居、凄いファルセットをはじめとして、実力を遺憾なく発揮。舞台を支える主柱の一つでした。

 

 

●     いるだけで...(笑)

 

千海 華蘭(92期・9番 「からん」)  マーリン【魔術師、アーサーの助言者】

紫乃 小雪(98期・14番 「こゆき」)  アリアンロッド【少女の神】

 

結局、何をどうしたかったんか、結局、何に役立ったんだか、よく分かんなかったマーリンさんと神様さん。そもそも、色々とこじれてるのは、こいつらのせいなんだし、「もっと、何とかしろよ」って言いたい気もしますが...、でも、この二人だから、許します(笑)。

 

おじいちゃん役でもからんちゃんだし、その上、この神様はかわい過ぎて、物語のダークさを吹き飛ばし過ぎてるけど(笑)...、とにかく、それでも、舞台上で目立ってくれれば、それでいいです (はい、ま○おさんも得意技の“依○贔○”そのものです (笑))

 

 

●     貴重なバイプレイヤー方 (本当は、supporting roleというらしい)

 

佳城 葵(97期・17番 「やす」、「やすの」)  ケイ【アーサーの兄】

どこか見覚え/聞き覚えがあると思ったら、二条の関白様ではありませんか。ちょっと滑り気味?(笑)でしたが、何とか踏みとどまって、いい味を出してました。面白いオチの一つになってるし。芸達者なんですね。

 

早乙女 わかば(94期・24番 「わかば」、「あやこ」)  レイア【モーガンの手下・小悪魔(姉)】

海乃 美月(97期・5番 「うみ」「くらげ」)  ヘラヴィーサ【モーガンの手下・小悪魔(妹)】

みやちゃんの分身に相応しい美貌。トップと同期ですね。次のスカイ・ナビゲーター...(同期コンビをちょっと期待していたんですけど...)

うみちゃんも、めっちゃハマってました (表情も生き生きとしていて、悪いことするの楽しそー。小悪魔ぶりなら、こっちの勝ちかも)

みやちゃんとともに、まさに"Disney Villains Trio"(笑)。こんなDevilsに○○されてみたい...(笑)

 

円卓の騎士軍団

目立つ役付きは、「ゆりちゃん」と「まんちゃん」でしたが、(隻眼の) ジョー君」「もっくん」のはまりっぷりが凄かった。これぞ中世騎士でした。この二人、いつも、何気にいい仕事していて...、新副組長さんともに、舞台を引き締めてくれる貴重な戦力ですね。

 

 

●     公演評価  ☆☆☆

 

プレお披露目だし、お楽しみポイントも色々あるし、一見の価値は十分にあるでしょう。

 

 

○     個人的萌えポイント

勿論、真っ赤な衣装の小神様ですけど、もう一人...

騎士軍団の最後列を歩いているだけでもやたらと目を惹く、新 斗希矢(100期・32番 「あらた」「とっきーや」)君。そういえば、『A-EN』でも目立ってたっけ (黄色い声が飛び交うし)。成績はやや○○でしたが、実力はどうなんでしょう?

 

 

モーガン

「こん○○○○は、おはんの力がまだまだ必要なんじゃ! (by 隼太郎)


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村