なるほど京都1080ー国宝展の印象/8ー水墨画の最終形「松林図屏風」とは? | hiroyukikokaのブログ

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雪舟から始まる日本の水墨画の最終形が等伯の

松林図である事を再度認識しました、雪舟の線

描の明瞭な輪郭が一切ありません、面と線の束縛

を越えた空気感が漂っています、牧谿を手本に

して、新たな日本流を確立した、世界最高峰の

絵画です、松林図が日本にある事に感謝、感謝

です、

白黒の濃淡と様々な筆を使い分けただけで描か

れた、朦朧とした風景は正に日本のテロワーズ

です、限りない奥行きと、限りない広がり、正

に日本の国宝です、最晩年に残した松林図と最

盛期に描いた楓図此の二点が日本の絵画の最高

峰です、日本の絵画の最も特徴的な「余白」を

創造したのが長谷川等伯です

やはり国宝展で最も感動した日本の遺産でした。