京の紅葉の時期に東山、北山、西山、市中何処でも
紅葉は見られますが、紅葉の数と同じ位観光客が
います、市中から近い東山等は北から南まで人の波
です、桜と紅葉の時期は京都人は最近は出かけませ
ん、むしろ春の青紅葉か落葉の並木を愛でます、少し
郊外に出かけるのも妙案です、嵐山ではなく南の宇治
辺りは比較的穴場です、桜は華やかで賑わいがあって
も致し方ないですが、紅葉や落葉はものの哀れ、滅び
ゆく、風情をしみじみと味わう物です、
銀杏や楓の落ち葉の絨毯を味わうのも一興です、
少し時期を外して、見るのも京の楽しみ方の一つ
です、何よりも、人の喧噪と怒号が余り好きでは
ないのです、時期を外す、高等技術も必要です。
見上げるばかりではなく、足下の紅葉も一味
違います、人混みでは足下は見えません。