7月の連休、中禅寺湖と戦場ヶ原ハイキングを目的に日光に行ってきました。
「戦場ヶ原」の由来は、戦国武将の闘いの場ではなく、下野の国(栃木県)の男体山の神と上野の国(群馬県)の赤城山の神が領地を争い、男体山の神は大蛇(オロチ)、赤城山の神は百足(ムカデ)に化身して戦ったという伝説からのもので、小川のせせらぎと一緒に散策できる風光明媚な個所でした。
行程は、竜頭の滝から湯滝、湯本温泉までを歩き、帰りは湯本温泉からバスに乗り、竜頭の滝駐車場まで戻ってきました。
その近隣にある足尾銅山にも寄り、世界遺産を目指して観光地化された坑内は最初はトロッコで入り、坑道を歩いて見学しますが、天然のクーラーが効いているようで、涼しかったです。
さて、今回のタイトルの件です。
先週、私が特別研修を担当したグループの2人が、弊所(新横浜)を訪ねてきてくれましたので、近況報告を兼ねて一緒に食事をとりました。
いずれも事務所に勤務の司法書士ですが、いずれは独立を考えているということで、弊所のスタイルに関心を持っていました。
というのも、弊所では不動産業者や銀行等とのお付き合いはほぼなく、かつて私のクラスだった方が不動産会社を経営していて、その方からの決裁依頼がある程度で、年間数えるほどしかないからです。
弊所への依頼は、ほとんどが個人や弁護士、税理士等の他士業からの紹介ですが、おかげさまで、営業などしなくても、それだけで講師時代以上の収入を確保できています。
不動産業者や銀行等に媚びてまで仕事をしない、そんなことをしてまで講師を辞めて現場で仕事をしようと思ったわけでないという、正直な話をしたところ、その二人はとても驚いていました。
他の事務所では不動産業者や銀行等に媚び、相場より安くても登記の仕事を引き受けている。ボスからノルマを課せられて事務所の売り上げを確保しなければならない。などという話をしていて、その話を聞いて、むしろ私の方が驚きました。
そんな司法書士の姿をみて本当に司法書士になりたいと思うのか、司法書士自体を嫌いになってしまうのではないか…など、受験生からすると悲しくなる司法書士の姿です。
弊所では、個人のお客様からの少しでも安くしたいという相見積もりの依頼は断りますが、本当に困った人からの依頼には採算度外視し、利益はほとんど追求しないスタンスで仕事に取り組めています。
弊所は、吹けば飛ぶような小さな事務所ですが、司法書士としての矜持は高く、今後もそれを持ち続けていけるような仕事をしていきたいと願っています。
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