先月末は、恒例となった仙台を私のクラスで勉強していた受験生(以下「彼たち」)の激励をかねて訪れました。
いつもの仙台名物「セリ鍋」を堪能しつつ、彼たちの合格を祈願し、昨年からこれまでの近況を振り返り、激励をしてきました。
激励している彼たちは、その生活が長くなっていますが、合格間近の受験生にありがちな、あと1問、あと1点、あと1か所できていれば、合格できたのにという状態がつづいていますので、この試験はあきらめさえしなければ合格できるということを実感してもらいたいと願っています。
ちょうど、仙台を訪れる前にオンエアーされていた「TBSモニタリング」で木村拓哉さん(キムタク)が訪れた沖縄そばの「護地楽屋(ごじらや)」さんに行くことができ、偶然にもキムタクが座った席で食べることができました。
注文したのは、「軟骨ソーキそば(中)とジューシー」のセット、デザートに「カットマンゴー」、そして家族へのお土産に「黒糖みそアガラサー」を3つ
大将の話だと、沖縄そばとしては珍しい、ちぢれ麵にガジュマルやデイゴなどの樹木を燃やしてできた木灰を使っているのは、戦前の沖縄そばの独特の風味を大切にしたいということでした。
女将さんは、神奈川県相模原出身で、沖縄の魅力に取りつかれ、沖縄に移住していたの(宮古島にも在住歴あり)ですが、東京出身の大将と一緒に仙台で、沖縄そばのお店をオープンしたとのことでした。
東日本大震災があってから、数えきれないほど仙台を訪れていますが、仙台を訪れるたびに思い出すのは、あの被災地でのボランティアです。
ここでのボランティアが私の人生を大きく変えたのですが、当時は雨の日も、風の日も、暑くて熱中症になりそうなときでも、寒くて手が凍傷になりそうな時でも、とりつかれたように農地再生のため畑の掘り起こしをしてガレキ除去をしていた自分が思い出されます。
そして、司法書士講師業から現場へ舵を切り開業するに至った司法書士会が神奈川県会で、その会館のすぐ近くに、日本三大ドヤ街である「寿町」があるとは知らなかったのですが、おかげさまで今も私は、年末年始の「寿町越冬相談会」に参加できています。
これは、年末年始の区役所の窓口が休みの期間に、行き場を失った方々を保護し、区役所が対応できる年始に生活保護同行申請を一斉にできるよう、寿町公園で炊き出しをしながら、反貧困ネットワークを通して、様々な生活相談や破産等の法律相談を行うものです。
ボランティアは世のため人のためにしていると思っていましたが、あの被災地での自分は必死だったし、被災地で頑張れた自分がすべてだったと素直に振り返ることができ、結局は自分自身のためにボランティアをしていたんだと気づくこの頃です。
まさに「情けは人の為ならず」だと思う次第です。
今から思うと、あのボランティアは私にとって司法書士という資格の本当の魅力を知るために現場に舵を切ることができ、数え切れないほどの気づきや喜びを感じられ、それは私にとって「必然」だったんだと受け止めています。
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