緊急事態宣言解除で | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

横浜 コーディアル司法書士 所博之

LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

先週末、ようやく緊急事態宣言が解除され、かねてからの念願だった「尾瀬」を訪れました。

いわゆる山小屋に泊まって、2日間で約40キロ、5万3千歩を歩くという長い工程となりました。

水芭蕉の季節ではなかったですが、紅葉が始まりかけた森林と湿原を歩くことができました。

尾瀬を堪能できましたが、また別のシーズンに訪れる機会を楽しみにしています。

 

            尾瀬沼に向かう途中

 

さて、この夏は私が後見人をしている被後見人(以下「本人」という。)の方が二人亡くなって、いつもより寂しい夏となりました。

 

1人は、後見人をしていて、本人の訴訟が最高裁まで係属するという初めての経験をさせていただきました。

 

地裁、高裁、最高裁と後見人として訴訟代理人を担当できたのは貴重な経験だったのはいうまでもないですが、空き家となった本人の自宅の共有持分を共有者の一人から不動産業者が買い取って、他の共有者に買取を迫り、それを拒むと競売を申し立てるという荒々しい手法ですが、裁判所も競売を認める傾向にあるようです。

 

共有者である本人の子供たちが仲が悪いと最高裁までたどり着くのか、ということを学んだ後見業務となりました。

 

もう一人は80歳で亡くなりましたが、なんと相続人が姉二人だけで90歳と92歳という方でした。

 

誤嚥性肺炎で入院していた病院から看取り前提での退院を迫られ施設に戻った日に、足の不自由な姉二人を本人と今生の最後の面会のため施設まで送ったりもしました。

 

自分たちよりも先に10歳も年下の妹が亡くなることに、号泣していた姉の姿が脳裏に焼き付いています。

 

本人にはその姉二人しか身寄りがなく(その姉二人も他に身寄りがいないという珍しいケース)、本人の葬儀にも私と妻の二人で出席し、とても感慨深い後見業務となりました。

 

これからも後見業務を通して、さまざまな人生を学んでいけるような気がしています。

 

 

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