流血ピアニストは歌う!! -57ページ目

流血ピアニストは歌う!!

オールアバウトミュージックな暴露話



no music no life

教える時は、いつでも、誰に対しても、まっすぐ向かい合っています。

そうすると、必ず浮上してくるのが、この話。

歌ってなんだろう?
なぜ、歌を習いに来て、何を知って帰るのだろう?

こと。

それは、哲学的な、かつ、精神論のような話。

先日、学校の合唱祭にでなければならなくて、でも、歌うのがつらいという学生さんがいらしてました。それだけをターゲットにしてるので、3週間あまりの短期決戦。

3週間で、驚くほど声がでるようになるなんてありえない。同じことを教えても、その人がどれくら努力するかによっても、また、その人の体がそれによってどれくらいの速度で反応してくれるかによっても、結果の出方は違うわけで。

ただ言えることは、正しい努力はその人にその時必要なご褒美を与えるということです。

その子と話をしていて、すごく感じたのは、何をがんばってもそこそこくらいにしかできるようにならないと思ってしまっているってこと。大きな結果でなくても、何かできるようになっているという実感をもてる機会が少ないんじゃないかなってこと。

10代半ばなんて、今思えば、なーんにもできなくってもまったく問題ない。そして、なーんでもできるようになるっていうことが保証されている素晴らしき時代。

いちいち、毎日、発見があって、もっとおもしろいことがあるんだ、世の中にはって思って朝起きるっていうことを彼女には、私を通して、声をだすことを通して、知ってもらえたらいいのかもしれないと思って、週2回のレッスンをしました。

実際のレッスンの中には、他の生徒さんにやっているのと同じように、声は、声帯で声を出すということでなく、体を使うということで出すのだというさまざまな方法とウォーミングアップを行い、毎日、これだけはお風呂場でやってねというトレーニングを教えました。

レッスンの中だけでも、部屋に入ってきたときと、帰るとときとでは、声の出方が変わっているんですよね。それをしっかり実感して、体に覚えこませるのが、一番大切。体が変わることを、頭で、スルーさせてしまうのが、一番よくない。

結局、彼女は、インフルエンザにかかって、合唱祭には出られなかったそうなのですが、後で、素敵なメールをくれました。3週間前にはあんなにしり込みしていたイベントに、「出られなくて残念。何よりも、毎日あった学校での練習にでるのが苦痛でなくなったのが、とても嬉しかった。」と。

このメール何度も読み返しました。本当に嬉しかったのは、私です。

苦しいときに、がんばれって声をかけても、あまりに役に立たない時があるのです。解決方法を教えてくれれば、それをするのにって、思う。それ、違うよね。。って言われっぱなしじゃあ、どうしたらいいかわからないですものね。

お役に立て、よかった。

歌を歌うことなんて、人生からみれば、小さなこと。言ってしまえば、大したことないもの。だから、そうやって、ちょっとがんばって乗り越えることができれば、もっと大きなことだったら、もっとがんばれば乗り越えられるってことですよね。

と、こうやってブログを書きつつ、自分に言い聞かせるのでした!

そうそう、3/15の午後、うちのスクールの生徒さんたちの何人かでライブをしますよ。発表会ではなくて、ライブです。サポートは私を初めプロのミュージシャンのお兄さんたち。たまには、すんごい緊張も刺激的でしょ。

興味がある方、当日お客様としていらしてもいいのですが、せっかくなので、思い切って出演してみてはいかがでしょうか?詳細は、こちらまでお問い合わせください。

しえすたボーカル&ミュージック
siesta.v.m@gmail.com


以前の模様です。
本日は、バッハを演奏するグループの公開リハーサルなるものを見てきました。

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リハーサル開始の時間の前から、ステージの上には、のんびりムードのミュージシャン達が音を出し、なんかこう企画ってすごくいいなあと思います。

市の主催のものなので、抽選ですが、ただだし。どういう音楽なんだろうと知ってちゃんと本番聞きに行こうって思えますしね。

文化を広めることを、公の機関はどんどんやって欲しいですね。街ゆく人が気軽に音楽とか芸術を楽しんでいける世界を作ることって絶対平和貢献だと思うんだけど。

内容は、バッハのカンタータ198でした。

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リュートやビオラ・ダ・ガンバとかフルート的サイン波の音のするオルガンとかファゴットとか生演奏を聞いたことがないものもあって、かーなり面白かったです。

コーラスの入る曲だったので、さらに楽しめました。ソロも歌ったカウンターテナーのロビン・ブレイズの声は美しくてポーッとしてしまいました。

やはり生演奏はいいなあ。
今年はもっと行きたいと思います(≧∇≦)
人に教えるというのは、本当に自分の勉強になるなと感じます。

例えば、表現として歌を歌うとはどういうことかを考えさせられるということです。

ライブにおけるすべてのパフォーマンスをさすこともあるでしょう。

音として表現するということを目指すのが、歌手というものなのではないかと思っています。

歌には、歌詞があり、歌詞をオーディエンスに伝えたいということもあるでしょう。

しかし、究極言ってしまうと、、(ほんとうにこれは極論なのですが)それって、歌詞カードみればすんじゃうことなのではないかと思うのです。

もちろん、メロディーリズムにのったときこそ、さらに、その歌詞の意味をよく伝えられるとも思うのですが。。それは、どういうことなのだろうと考えます。

楽器奏者は、メロディを生き生きと演奏するということを究極の目標として、音色、アーティキュレーションというものをよりよく演奏できるようになるために、徹底的に、基礎練習をします。

数々のそのようなテクニックというか、音に対するバリエーションを訓練し、それを、楽曲を演奏する時に、自在に操り、そこで、個性というものを持った表現がでてくるわけです。

歌の場合、声というすでに一人一人の個性を備えたものを使うので、そして、歌詞という大きなファクターが加わることで、より複雑になって見える気がします。

が、、

歌を歌うということは、先ほど述べた様に、歌詞の内容を伝えることが一番初めにあるのではないというのが、今日の結論です。

表現するという中に、歌詞の音の響きを利用するということがあるのだと思うのです。

要は、音色、アーティキュレーションを歌として表現していくときに、

メロディライン、
リズム、
歌詞

というファクターを利用するのだということです。

それを追求する中で、自然に個性というものは出てきます。
それを追求する中で、自分の感情というものが引き出されていきます。

難しい話になってしまいましたが、私は、生徒にレッスンする中で、それを学ばされている気がします。

そして、それは、プロだけのものではなく、すべての歌を歌いたいと思う方のためのものです。

しえすたボーカル&ミュージック
去年暮れに作曲、演奏を担当させていただいたお芝居三島由紀夫の脚本による"近代能楽集’。

この中で、使用した曲を、音楽としてもっと完成させたいと思うに至り、21日のライブでも組曲としてお送りしようと思います。

先日のリハーサル音源を聞いていたら、ビデオを作りたくなり、無謀にも作ってしまいました。

音源は、バンドに譜面渡してパッと試し演奏してみたもの。さすがツワモノミュージシャン達パパッとこんな世界に。

お芝居を見て下さった方は、より色々お楽しみいただけますし、初めての方も、三島由紀夫からのすごいインスパイアで出来上がった私の新境地も堪能いただけるのではないかと、がんばっております。

もちろん、今までのHiroyo worldもパワーアップしてお送りします。

土曜日ですので、ぜひご家族連れで、デートがてらいらしてください。

お子様には、半額サービスもあるそうです。

詳しくは、casa classica で検索なさってください。

では~問題のビデオです。

と埋め込みをしようとしたのですが、うまくいかないので、リンクはこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=fxr4hY79QxU
私のスタイルは、なんといっても、ピアノ弾き語りですが。要は、ピアノを弾きつつ、歌いつつ。

どっちも中途半端にならないの?
どっちが本当にやりたいことなの?

と昔はよく突っ込まれましたが、最近は言われないので、きっとそれはそれである形になって聞こえているからでしょうか。。

しかし、良く考えてみると、私は誰かにピアノ弾き語りスタイルを習った覚えはありません。きっかけは、仕事が来たから、やってみた。なんとなくそのまま仕事が来たから続けてみた。

です。。

まあ、ホテルとかレストランとかでは、ピアノも弾くわ、歌も歌うわ、なんて便利極まりない。そんなにひどくなければ、なんとか使えるってことだったのだと思いますが。。。

しかし、最近、このスタイルで、教える機会が増えてきて(まあ。実際、うちのスクール以外でのオファーばかりなんですけど)、色々と考えさせられます。

ピアノ弾き語りは、たったひとりでも完結するスタイル。
ですが、
バンドとも一緒にできるスタイル。

これが、なんといっても強みです。

もちろん、ギターの弾き語りもまったく同じことが言えるのですが、ピアノとギターの楽器の違いは、なんといっても音域。

ピアノは、ともかく、音域が広い。

これが、音楽ジャンルの幅広さにも繋がるわけですよね。

で、去年一年間は、多くのライブをパーカッションと二人だったので、まあ、要は、一人でピアノ弾き語りをしているという状態をさらに、洗練させられた感じがあります。

たったひとりだったら、結構、ゆるくできることも、誰かとだとそうもいかないが、ベーシストがいないので、左手は、圧倒的に忙しい役割を任される。という、結構、しんどい状態でありました。

いや、まじで、つらいときもありました。。


で、最近、ベース、ドラムのオーソドックスなトリオスタイルなので、ピアノプレイのアプローチを一転させています。より、ハーモニーの幅が広がり、リズムも多様さを増していけるなあと実感しています。

ということで、ピアノ弾き語りの面白さをますます感じています。こんな風にもなれるのかあなんてね。


また、なぜ、ピアノも歌もやめられないかというと。。どっちも大好きだから。。

ピアノが作り出す幅広いハーモニーに包まれる時、自分で弾いているのに、癒されるのです。普段、癒されるって言葉はあまり好きじゃないのですが、本当に、心が解けていくような、春の日差しだったり、水の冷たさだったり、幸せだったり、悲しみだったり、風景も感情もすべてピアのハーモニーが教えてくれるんです。


歌は、体の中から繰り出されるたった単音による横糸のようなラインを作り作り出す時に脳内にでてくるアドレナリンに気持ちよくなっちゃうのです。。単純にハイな気分?!

ああ。ただただ気持ちいいことが大好きなだけなのかも。。

なんて、昨日のリハーサルの音源を聞きながら、赤ワインを飲んで書いているブログです。。。

このライブが終わったら、今度は、ホーンセクション入れたいなあ。ともくろんでみたり。
一回ごとに、いろんなサウンドに変化していく予感がしますよお・・

この写真は、この前の雪上がりの夜。木々のつぼみが膨らんできて、水滴がたまって、街頭に反射してキラキラ。。。
ほんと如月。
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