ヤフーニュースを見ていると「18日に試合をする選手が前日計量で既定の体重を大幅にオーバー→2時間の猶予を与えられたが、50gしか落ちなかったため、当日に規定の体重でをクリアすれば試合を実施する」というものが載っていました。

 

 

「出たよ、また計量失敗のニュースだよ」

 

であり

 

「超アマチュアエリートの選手じゃん」

 

でした。

 

 

このブログでは何度かこういった減量失敗について、記事にしていますが・・・

 

「脂肪を落とさずに水抜きのみで体重を落とそうとすると、終盤に体外に排出する水分がなくなる→水分をほとんど摂っていないため体はカラカラで動く気力も体力もなくなってしまっていて体を動かすこともできない→減量失敗」

 

ってパターンが減量失敗の定番であり、ほとんどの場合がそれに当てはまるのかな、とも思います。

 

 

まぁ・・・「水抜きのみで体重を落とそうとする」ってのは間違った方法であり、頭のよろしくない・・・というか物事をキチンと考えることができない人がやっちまうバカな方法ではあるけれども・・・

 

間違った方法をやっているんだけれども、やってる本人は結構きついことやってるんですよね。

 

 

「腹が減っても食べない」もきついものの、水抜き減量ではまさに「水を抜く」なので、「のどが渇いても飲まない」という状態はかなりきつくて、「食いたい」とかとも思わなくなるんですよね。

 

 

極端に言うと、減量の最終盤になると1週間での水分摂取量が500ml以下・・・3~4日は口を濡らすだけで絶水とかってのもあるんじゃないでしょうかね・・・いや、1週間絶水とかともありそうですね。

 

 

なので、やってることとしては確実に大変だし、きついんですよね。

 

 

が、減量のやり方が間違っているから「思惑通りに行かなかったときにどうしようもならなくなって計量失敗する」ってわけですね。

 

 

で、タイトルに行きつきますが、アマチュア経験のある選手は意外にも水抜きで減量して体重を落とす選手がいるってことなんですよね。

 

 

協栄ジムでも、アマチュア経験のある選手の方が練習中の水分摂取を控えて水抜き的なことをしていましたからね。

 

 

もちろん「きちんと減量して体重調整する選手がほとんどである」んですが、アマチュア時代に人間の体の仕組みとかをよくわからないときからボクシングをやっていて

 

→水抜きをすると簡単に体重が落ちた

 

→その経験から、正しい減量方法を学ばずに「体重簡単に落ちるし水抜きでいいや」という考えが身についてしまい

 

→強いから試合では負けない

 

→減量方法を正す機会もないし、強いから周りの人も助言しにくいしできない

 

→間違った減量方法をやる習慣がついて、正されることなく成長

 

→「水抜きで体重が落ちなかったときには、上述の通り体はカラカラで体を動かす体力も気力もなくなっているため、どうすることもできない」

 

→減量失敗・・・

 

となるわけですね。

 

 

まぁ・・・強さが評価の基準になるボクシングだからこそ、「間違った方法をやっていても強ければなかなか正されない」ってことで生じてしまう悪い流れって感じなんでしょうかね。

 

 

・・・と何が言いたいのかわからなくなってきましたが、ニュースを見て思ったので改めて記事にさせてもらいました。