【創作プラレール】DD51超低速ショーティー | もう飛ばせないRCヘリフライヤー

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ドローンに追いやられ 航空法で禁止され パーツの在庫はなくなって

 

 

そもそもなぜ低速度・ショーティーにこだわるのか(と大きく出た)

それは日本の住宅事情に所以するのです(とまた大きく出た)

 

以前ちょっと鉄道模型をやった時期があるのですが、すぐ飽きちゃう。なぜか。。。。。

それは線路を引っ張り出してレイアウトし、終わると邪魔だから分解して仕舞う、これが飽きる元だとわかりました。めんどくさいしね。また遊ぼうという気分にはなれないです。

 

組み立てたり分解してしまったり、それは部屋が狭いからでしょう。

だから解決策として、小さめのジオラマを作って隅っこに出しっぱなしにしたりする。でも足に引っ掛けて邪魔なものは邪魔。

そこでですよ雑誌2冊分くらいの超小さいジオラマを作ったらどうか。棚の上にひょいと乗せられるくらいの。となるとショーティーじゃないとバランスが取れないし、第一小さすぎて急カーブを回りきれない。

そしてそんなちいさな車両がびゅんびゅん猛スピードで走ったら風情がない。。。というか、リアルじゃないですよ。

 

これはびゅんびゅん走っていたころのジオラマ↓

 

Nゲージじゃなくてなぜプラレールかといえば、これは前にも述べましたが、模型作りとしてどこまで(自分の性格の範囲内で)フルスクラッチに迫れるか、という問題です。

 

ぼくなんかオーちゃくだからNゲージとかやったら100%メーカーのショーケースになってしまいます。モデラーじゃなくてコレクターになってしまう。コレクターが悪いわけじゃないけど。ぼくには、出来がこ汚くてもモデラーがお似合いなんです。

そこでぼくの技術の限界を突破させてくれるツール、それが3Dプリンターです。これはほんと便利。慣れるまで苦しいけど学ぶ価値がありました。

 

 

低速度・ショーティーの道のりは結構長くて、車両に関して言えばダイソーの「プチ電車シリーズ」との出会いが大きな転機でした。安価で感動します。

 

いろいろ問題はあるものの圧倒的に長さを短縮できます。もちろんゲージはプラレールとは違うけど。

そのゲージを合わせるプラレール互換車輪を作りました。

プラレールに合わせるのだからプラレール仕様のサイズで作ったんですが、今となればその考えは正しくなかったです。

 

プチ電車のサイズのままゲージを合わせる車輪を作ればよかったんですね。プラレールにあわせたから車輪が大きくなってスピードが上がってしまいました。

今回はプチ電車の車輪直径を変えることなくプラレールゲージの車輪を作ったので前回より36%スピードを落とす事ができました。

 

↑上がプラレール直径のアダプタ車輪、下がプチ電車仕様のアダプタ車輪↓

 

ただしオリジナルの車輪を外すのが難しい。

プラレール仕様の場合、プチ電車車輪の上に被せるだけでよかったんですが、今回は交換するのだから、オリジナルを外さなきゃいけない。ところが車軸は内部モーターでロックされているので、ねじりながら外そうとすると内部のギアに負荷がかかって壊れてしまうのです。

 

壊れたらもうその動力車はつかえない。わーもったいない。3台分のごみが出来ました(これを解決するにはAmazonでヤマカンで似たピニオンを買うしか無いのだろうか)

 

いろいろ工夫しましたがほとんどの場合ギアは壊れてしまいました。

これには困りました。しかしその後夢のような展開が。。。。

 

 

もう一つ低速度にするアイデアをYOUTUBEからいただきました。それはタミヤの低速回転モーターの存在です。

 

結果的に半分近くにスピードを落とせるようですが(一部ではたいして遅くならないという情報あり)定格電圧3Vなので今回の1.5V仕様ですと若干トルク不足になります。でもトルク問題なんぞ低速にできる魅力には代えがたい。

1.2Vのニッケル水素電池でも走らせちゃうからね。この場合よっぽどレールの精度が良くないと、駄目でレールづくりが難しいです。

 

そして信じられないことにこの低回転モーター(240円くらい)に前述した、壊れてしまうギアと同歯数、同直径のピニオンギアが一個同梱されているんです!(写真の薄緑のピニオン)タミヤさんありがとー!!

 

ただし厚みが合わないのでリューターでカットしなくてはいけませんでした。でもありがたい。

今回の工作で一番難しいのはピニオンの厚みを2/3くらいにカットする作業と、それをシャフトの定位置に挿入接着する工程だと思います。

 

 

何だかんだ言って、今回の車両DD51には満足しています。

 

スピードに関してはややこしい回路を使わず、通常電池で走らせることができ、ニッケル水素充電単3電池を使えば1.2Vだから通常1.5Vの80%、車輪ではプラレール直径を使用していたのに比べて64%にスローダウン。最後に低速モーターで70%以下に回転を落とせたと思っています。

 

これを基本動力フレームとして以降、創作プラレールを制作していこうと思います。

 

 

 

【2023.11.13 追記】

複数車両作ったが、どれもなんとなく始動が悪い。いろいろ調べてみた結果、プチ電車側のモーター端子部分はハンダが効いていない。ハンダ付け出来ないみたい。

しかたないので圧着というか、ゴリゴリ押し付けて処理した。なんだか気持ち悪い。

 

それと新設したギア絡みで若干問題があるように見える。今ひとつサラサラと始動しない。