だいぶ間が空いてしまいましたが、国産バイクの旧いのを所有したら、いくら掛かったのか?って話。

バイク車種は
ヤマハGX750-Ⅳ型
('80年最終型)
と言うレアな(不人気な?)モデル
空冷 2バルブ DOHC3気筒 750ccです。




まあこれは、実際はw とても良いバイク!
極低回転でのアクセルを開けると開けた分すぐに後輪にトルクがダイレクトに掛かって前に進む感覚は同排気量の並列4気筒にはないもの。DOHCなので上に向かって伸びてゆく感覚も爽快だぜ!


 

愛車自慢修了 (^_^;) 


さて
こちらが前編↓  さあみなさん、読もう(または読み返そう)ではないか〜っ!



で前編最後のほう、だんだん始動性やアイドリング安定性など主にスロー系 (アイドル〜低回転域)の調子が悪くなってきたので、いつもの良いバイク屋さんに持ち込み見てもらうと
あそこが、◯◯だらけで機能してない状態 だったのだ!


までが前回。
その内容はと言うと……

三気筒の内の一つのキャブレターのスロー系統の通路が錆のカスだらけで詰まっていてまともに機能していない状態だった💦 
(キャブレターって知らない人いる〜?今はインジェクションでコンピューター制御で空気とガソリンの混合気を作るけど、昔は複雑な構造の霧吹きみたいな機械、キャブレターで混合気を作っていました。)

キャブレター



バイク屋さん「こんなんでよく走ってたね〜」
僕「いやー、調子がいいとは言えなかったけど走り出してしまえば意外と走れてましたよ😅」
鈍感とも言えるこーゆう接し方は俺の負の念のパワーによるものなので、皆さんはマネしないで下さい。



修繕内容は以下の請求書の写真のとおりで
要するに
・キャブレターの分解洗浄、部品交換、組立、調整
・フューエルタンク洗浄(錆び取り)
キャブレターとエンジンを繋ぐジョイントは外側から見てわずかにひびが入ってたので新品に交換、他キャブの主要な内部パーツも、旧車だと中古品が付いていてそれが原因で調子が悪いこともあるのでこの際新品が出るものは新品に交換しようと言うことに。


混合気(空気とガソリン)の中の飛沫ガソリンの量的な割合が多めなことによる濃さが原因で完全燃焼出来ずにすすが多く出てプラグが黒く被り気味だったのでその対策でもある。

スタンダードよりも1サイズくらい濃い目のジェット類(ガソリン量を調整する精密な小さな部品です)が付いていたのを当時の新車バイク出荷時のスタンダードサイズに交換した。
(ジェットのガソリンが通る通路が広めだったので通路の穴がもう少し小さい部品に交換)


そしてキャブレターの中が錆で詰まっていたと言うことは、その一次側のタンク内に錆が発生していることが原因なのでフューエルタンクの洗浄も実施した。(してもらったw)

ちなみに一般的に中古車を数多く扱うショップでは仮にバイクが動きさえすれば通常はここまでのことはしません。売価が跳ね上がるので。ただしある車種やメーカーに特化したいわゆる専門店は別だと思います。


なんでこん時はけっこうパーツ代が掛かりました!✴️
部品代      47,333円
作業工賃  18,200円 (2.6時間)
計 65,500円

とは言っても作業時間は実際この倍以上の時間を掛けてやってもらってる。本当に良いバイク屋さん様々!ひ孫の代まで足を向けて寝られません!




この修理で本当に調子良くなって、プラグもきつね色にきれいに焼けるようになり、もちろん燃費も良くなり(リッター12km台→15km台以上に)、母の住んでいた群馬に行ったりしていて信用度もバッチリだったのだが・・・・・

そこはやはり旧車、このまま何も起こらず、ずっといい調子が続くかなーと思ってたけど・・やはり乗る機会が増えると気になってくることが。。。


始動性が、うーん…やはりいまいちかな(電気系?)、夜間ライトをつけて走ってると止まった時にエンストすることがある、など。。。
また良いバイク屋さんへ 
「たのもー!」



バイク屋さんもやはり始動性と言うか始動するまでの過程が以前の修理の際もいまいち気に入らなかったらしく、今度は電気系のCDIユニットを交換してみようと言うことになった。
(こーゆう時に前回のキャブレター周りの修理を中途半端にやっていたらまたそこに戻らないといけない)




CDIユニット(ピンぼけ)


CDIユニットは良いバイク屋さんの若いお客さんがヤフオクで落としてくださった。良いバイク屋さんはその人柄と確かな技術で周囲に協力者もたくさんいるのだ。

CDIユニットの交換と同時に、配線のコネクター部分を一度外して磨いてまた繋ぐ、という作業も実施した。(本当は何かに交換した方がいいって言ってたw)

以上の実施で、抱えていた問題点は解決!
始動性バッチリ! ライトオンでさえ始動する!
走行中の停止するときにライトオンでも不安なし!
(ただし信号待ちの間は一応ヘッドライトはoff )

バイク屋さん「CDIユニットは交換しなくてもよかったかも、ちょっと失敗したなー。」
僕「まだ使えるものならまた予備品として僕が持ってます。貴重なものだしヤフオクで買えるうちに買っておいて予備が持てて良かったです」← hiroちゃん、ナイスガイ!


CDIユニット(中古)他  10,186円
点検修理工賃          7,000円
計  17,100円
(領収書の34,125円はほぼ同時期にsRのタイヤ交換もやってもらったのでそれも含んでます。)


この後は、買ってから1年となる今年の3月まではオイル交換やタイヤ交換以外は特に旧車ならではというような修理はしていない。


まとめー!
1980年式 GX750-Ⅳ型
購入後1年間で掛かった旧車
ならではと捉えられる
修理費用は
前回の記事に書いた買って3ヶ月までで
16,000円
今回の記事、その後買ってから1年経過するまでで
65,500+17,100=82,600円
総計 98,600円
となりました。

僕的には買う前に試乗して、確かにその時も始動にはやや苦労してたけど、乗れば普通に走れてたので
  (これはお金掛けずにこのままある程度は乗れるなー!)
と思ってたけどやはり甘かった!

それでも良いバイク屋さんのおかげもあって
修理費用を1年間で10万円以内に押さえられたことは大変喜ばしい(?)ことなのであった。

まあヴィンテージトライアンフよりは絶対にお金掛からない!
外人娘はさー、お金掛かるんすよ ニヤニヤ


僕のGXナナハン、元々の程度がほとほど良かったので、これくらいの修理で済んだけど、、
これが40万円かかります、なんて事になっていたら正直どうしたかは分かりません。。




要はそのバイクにどれくらい愛情を注げて、お金も注げるか。
大して大事に思えなくて、長く乗る予定もないような物にはあまりお金を掛けるべきではない、そこそこの修理でいいと思うし。。
逆にこれに一生乗るんだ!みたいな覚悟があるなら一時的にけちっても後で後悔するから最初からベストな修理を探るべき。

旧車は沼なのです。



以上でしたー(^_^;)