新訳百人一首 第四十一首 恋すてふ | 真実の探求

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恋すてふ

わが名はまだき

立ちにけり

人しれずこそ

思ひそめしか


壬生忠見

◯一般的な解釈

恋をしているという私の噂が早くも立ってしまったなあ。
人に知られないように、想い初めてたのに。


・恋すてふ

「てふ」は「といふ」がつづまった形。

「恋している」+「という」


・わが名はまだき

名は噂、評判。

まだきは早くもの意。


・立ちにけり

けりは今初めて気づいた気持ち。

気づいたら(噂が)立っていた。


・思いそめ→思い初め

恋はまだ始まったばかり。


・しか

だけれども


◯山口志道の解釈

常々、恋しい人だなあと思っていたけれども、そのことを未だに誰にも言っていないので、あの人さえもそのことを知らないでいて、私一人の胸の中だけで思っている。
かくの如しであるにもかかわらず、早くも世間の人は私が恋をしていると言って、私の噂は、早々と人の噂に立ってしまった。

いまだに恋もしていないうちから、様々に人の噂が立ったことを言っている。


◎一般的な解釈と志道の解釈の違い

うん。
だいたい同じようですねニコニコ





◯壬生忠見 みぶのただみ

十世紀半ばの人。
壬生忠岑の子。
三十六歌仙の一人。


この百人一首シリーズでは江戸時代の国学者、山口志道著「百首正解」を現代人にもわかるようまとめています。

山口志道は言霊や神代学に精通しており、ひふみ神示の岡本天明や合気道開祖の植芝盛平、大本の出口王仁三郎らに多大な影響を与えています。



鷹屋敷洋史



参考図書

・「百首正解」山口志道  


・「言霊秘書 山口志道言霊霊学全集」八幡書店


・「原色小倉百人一首」文英堂

     鈴木日出男 山口慎一 依田泰 共著 


・「ちはやと覚える百人一首」講談社

     漫画 末次由紀   あんの秀子


・「千年後の百人一首」リトルモア

     清川あさみ+最果タヒ