久かたの
光のどけき
春の日に
しづ心なく
花のちるらむ
紀友則
日の光がのどかにさしている春の日に
落ち着いた心もないので花が散っているのだろう。
・ひさかたの
天、空、日、月などにかかる枕詞。
・のどけき
のどか
・しづ心なく 静心なく花の散るらむ
①桜には静かな心というものが無いので、あんなにも花びらをせわしなく散らしているのでしょう。
②どうして桜は落ち着きもなく花びらを散らしているのでしょう。
◯山口志道の解釈
日の光もゆるやかなる春の日に咲く花なのに
なぜ、静かなる心も無く、心短くして散るのだろう。
春の日のゆるゆると長き時分に咲くものなれば、心も長く有るべきものなのに、それには似ずして、心短く散ることやと、花に向かって尋ねることにて、花を惜しみたる心深し。
◯一般的な解釈と志道の解釈の違い
うん。細かい違いはありますがほぼ同じようです
◯紀友則 きのとものり
?〜905
紀貫之の従兄弟。
三十六歌仙の一人。
醍醐天皇の命で古今集の選者になったが完成を待たずに没した。
この百人一首シリーズでは江戸時代の国学者、山口志道著「百首正解」を現代人にもわかるようまとめています。
山口志道は言霊や神代学に精通しており、ひふみ神示の岡本天明や合気道開祖の植芝盛平、大本の出口王仁三郎らに多大な影響を与えています。
鷹屋敷洋史
参考図書
・「百首正解」山口志道
・「言霊秘書 山口志道言霊霊学全集」八幡書店
・「原色小倉百人一首」文英堂
鈴木日出男 山口慎一 依田泰 共著
・「ちはやと覚える百人一首」講談社
漫画 末次由紀 著 あんの秀子
・「千年後の百人一首」リトルモア
清川あさみ+最果タヒ
