わたのはら
八十島かけて
漕ぎ出でぬと
人にはつげよ
海士の釣り舟
小野篁 おののたかむら
壊れた舟で遣唐使に行くことを拒否して流罪となったが2年後に許される。
「隠岐の国に流されける時に、舟に乗りて出で立つとて、京なる人のもとにつかはしける」
広い海原を
たくさんの島々を目ざして
漕ぎ出してしまったと
都にいる人に伝えておくれ。
漁師の釣舟よ。
泡立つ海原に
多くの島々をかけて
今ここを乗り出でると
人には告げてくれよ
海士の釣舟
それぞれの解釈の違い
・海士 あま の釣り船
一般的な解釈では海士のことをただ単に漁師としているのに対し、
志道はこれを流罪人に例えたものだとしています。
昔の流罪人は五穀を耕して食べることは許されず、海藻や魚介類を自ら採って食べていました。
まさに海士のような生活をしていたんですね。
mimicumaさんのブログ
ぬいぐるみ4コマ百人一首第11
https://ameblo.jp/mimicuma/entry-12245259870.html
隠岐の島
この百人一首シリーズでは江戸時代の国学者、山口志道著「百首正解」を現代人にもわかるようまとめています。
山口志道は言霊や神代学に精通しており、ひふみ神示の岡本天明や合気道開祖の植芝盛平、大本の出口王仁三郎らに多大な影響を与えています。
鷹屋敷洋史
参考図書
・「百首正解」山口志道
・「原色小倉百人一首」 文英堂


