●死期が分かるホスピスナース。

 


今日は何を書こうかとニュースを見ると、

 

 

どのチャンネルも、朝から晩まで新型コロナウイルスの事で一杯だった。

 

 

もはや世界中の人が、新型コロナウイルスと戦っている。

 

 

イタリアでは、医療崩壊が起きており、

 

 

約6万人の住民が新型コロナウイルスに感染し、6千人の人が亡くなった。

 

 

つまり、10人に一人の割合で亡くなっているのである。

 

 

治療法も確立されていない状況では、もはや病院では無くホスピス状態だという。

 

 

わずか1日で600人が亡くなるという異常事態の中で看護師達が、

 

 

僅かの睡眠時間だけで頑張っている。

 

 

 

 

ホスピスとは、末期がん等で、死期が迫っている患者とその家族の苦痛を

 

 

最小限にすることを主な目的とするケアのプログラムや施設の事を言う。

 

 

 

私は、ホスピスを利用した事は無いが、

 

 

実は、ホスピスを見学したがある。

 

 

それは父が末期がんになった時、国立がんセンターに診察に行った後、

 

 

その病院の隣にあったホスピスを紹介されたのである。

 

 

私と母は、すでに余り歩けなくなっていた父を車椅子に乗せて、

 

 

病院に付随するホスピスを見学した。

 

 

すでに余命1ヶ月と医者から宣告されていた父だったが、

 

 

私達はその事を最後まで父には言わなかった。

 

 

しかし、今思えば、父は自分の余命を知っていたのかもしれない。

 

 

3人でホスピスを見学して、説明を受けた後、

 

 

きっと、「こんな所嫌だ!」と言うだろうなと思っていると、

 

 

父は、大きな窓を見ながら、「良い所だな。」と言ったのである。

 

 

マレーシアやアメリカなど世界中を飛び回って働いていた父。

 

 

そんな父が、こんな小さなホスピスを良い所だと思うはずが無かった。

 

 

父は私達の負担を考えて、覚悟してくれたのだと思ったら、

 

 

自然と涙が出て来た。

 

 

私は父に、「家じゃ、どれだけケア出来るか分からないよ。それでもいいの?」

 

 

と聞くと、小さな声で「いい。」と聞こえた。

 

 

私は「家に帰ろう。」

 

 

家に帰ろうね。父さん。」と言って車椅子を押して、ホスピスの建物を出た。

 

 

車椅子を押していたので、父の顔は見えなかったが、

 

 

父も泣いていたのを感じた。

 

 

 

 

もうひとつ、ホスピスで思い出すのが、

 

 

アメリカ留学中に霊能者の友人で、以前Capital Hospice

 

 

というアメリカのホスピスで働いていた看護師の話である。

 

 

アメリカではホスピスで働いている看護師をホスピスナースと呼んでいた。

 

 


彼女は元は霊能者の所に訪ねて来た相談者の一人だった。

 

 

そんな彼女は、ホスピスで働いている時、

 

 

患者の死期が分かったというのだ。

 

 


その話が興味深いものだったので、今日はその話を紹介して終わりにします。

 

 

 

彼女はごく普通のどこにでもいる様な看護師で、

 

 

特に霊感があるとか、霊能力があるという方では無かった。

 

 

しいて、他の看護師と違う点があるとすれば、

 

 

とにかく明るくて、とてもお喋り好きな人だった事である。

 

 

 


では、ただのお喋り好きな彼女が、

 

 

なぜ患者達の死期が分かったのかと言うと、

 

 

そのお喋り好きな所に秘密があった。

 

 

 


普段から患者とよくお喋りしていた彼女は、

 

 

とにかくよく患者と話していた。

 

 

休憩時間も、ほぼ患者の部屋でお喋り。

 

 

1人暮らしだった彼女は、休日や仕事が終わった時間外でも、

 

 

患者が寂しそうにしていたら、何時間でも一緒にお喋りして過ごしていた。

 

 

だから患者の方々も、彼女には何でも話したと言う。

 

 

ホスピスや認知症の病棟で働く看護師がたは、

 

 

患者の言う話を、否定しないで聞いてあげる人が多いという。

 

 

彼女もその一人だった。

 

 

 

 


そんな彼女は、ある時、気が付いたのである。

 

 

患者が話す内容によって、その患者の死期が近い事が分かる事があるということを。

 

 

それは3つあると言う。

 

①■まず、これは日本の衣料現場でもよく聞く事がある話だが、

 

もう既に亡くなっている人が、訪ねて来たとか、

 

訪ねて来て実際にその人と話したと言う。

 

極端な例だと、今も来ていると言う事も。

 

 

②■ある日を境に、急に子供っぽくなると言う。

 

それはまるで、母親と一緒に入院している子供の様に。

 

ある人は、言葉までもが子供っぽい言葉使いになったりするのだという。

 

 

③■今まで一切話題に出なかったのに、

 

急に亡くなった人の事を話題にしだす。

 

それも事細かく、まるでその人と最近会ったかの様に。

 

例えば、20年も前に亡くなった妹の事を思い出から容姿まで、急に事細かく話す。

 

 

 

霊能者の方いわく、

 

①■の場合、はやり自分も霊界の人間に近くなったので、

 

お迎えに来た霊を見る事が出来る様になったのだろうという。

 

 

②■の場合、子供っぽくなるという場合、

 

亡くなった親が迎えに来た時に、よく起きる事があるという。

 

 

③■の場合、私達が生きている時にもよくある事だが、

 

例えば、亡きお祖父ちゃんの霊が側に来ると、

 

お祖父ちゃんが生前好きだったウナギが急に食べたくなったり、

 

急にお祖父ちゃんの事が頭に浮かんで、お祖父ちゃんの話題を取り上げたりします。

 

それと同じで、はやり迎えに来た故人の事を急に思い出して話題にするのだという。


END

 

PS.

今日現在の世界と日本の新型コロナウイルス感染状況は、下記
https://ameblo.jp/hirosu/entry-12577799889.html