●毒親の続き。

 

 


このお話は、昨日のブログ(●毒親(どくおや))の続きです。

 


 

従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12566832286.html

 

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 


ある女性の方は、自分の母親が毒親だったと言います。

 

ちょっとでも言う事を聞かなかったり、やる事が遅かったりすると、

 

金切り声で叫んだり、ヒルテリーになってビンタされたそうです。

 

小学3年の頃からは皿洗いもさせられて、皿を割った時などは、

 

「死ね。」と言われた事も何度かあったといいます。

 

それでも、自分が失敗したから言われたんだと思いましたが、

 

何も失敗しない時に、「お前なんか産まなきゃ良かった。」と言われた時は、

 

とても悲しくて泣いたといいます。

 

父親は帰宅しても、味方になってくれる事はなく、

 

どこかに連れて行ってくれた思い出も無いといいます。

 

彼女はずっと、親を怒らせない様に、親を怒らせない様にと、

 

気を使って生きて来た人生だったといいます。

 

本当は友人と同じ大学に行きたかったそうですが、

 

大学に行くお金は払えないと言われ、彼女は近所の会社に就職しました。

 

ただ、給料はすべて母親に取られました。

 

その後、彼女が19歳の時に仕事で知り合った人に説得され、

 

駆け落ちして千葉に来たそうです。

 

それから15年後、風の便りで母親が亡くなったと聞いたそうですが、

 

もう実家に帰りたくなく、墓の場所さえ分からないといいます。

 

こういう話は、自分の事じゃないのに、心が重くなります。

 

多分、彼女の今までの人生は、私に話した以上に過酷で辛かったものでしょう。

 

よく今まで頑張って生きて来た。と褒めてあげたいくらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の相談者の場合、

 

 

駆け落ちによって、毒親から逃れました。

 


しかし、もしまだ彼女が毒親の元で暮らしていたなら、どうでしょう。

 

 

 

 

その場合、

 

本当は彼女の毒親が改心して良い親になってもらうのが理想なのですが、

 

 

ほとんどの毒親は独特の価値観を持っていて、それを変えるのは大変な事です。

 

 

ましてや電話相談で変えられる事は不可能に近いと言っていいでしょう。

 

 

なので、私のアドバイスは、早く自立して家を出る事を勧めています。

 

 

それには、まず経済的に自立する事です。

 

 

ある女性には、まずスーパーでのアルバイトをする事とヘソクリを勧めました。

 

 

スーパーが近くに無いという場合は、牛丼屋でもコンビニでもいいです。

 

 

スーパーの仕事、牛丼屋・コンビニでの仕事をマスターする事が大事です。

 

 

実はこの3つの店には共通点があります。

 

 

それは、全国に同じような店があるという事です。

 

 

牛丼屋もコンビニもそうですね。

 

 

なぜこれが大切かと言うと、

 

 

ほとんどの毒親は、自立して親から離れていくのを良しとしません。

 

 

だから、自立した途端に、働いてるスーパーに乗り込んできて、

 

 

実家に引き戻され、外での仕事も出来なくなるかもしれません。

 

 

しかし、スーパーでの仕事をマスターすれば、

 

 

自立して家を出ると同時に、今まで働いていたスーパーも辞めます。

 

 

全国どこにでもスーパーはあるので、

 

 

自分に合った家賃の家を選んで、そこに移り住む事ができます。

 

 

決行日は勿論、給料日です。その給料を持って家を出るわけです。

 

 

給料が振り込みの場合、上司に相談してその月だけ手渡しにしてもらいます。

 

 

 

 

 

 

ただ、これは外で働けるケースです。

 

 

中には、毒親の支配下、外にも出れないという人もいるでしょう。

 

 

そういう場合、こんなアドバイスをした事があります。

 

 

まず、毒親をよく観察する事です。

 

 

観察して、それをどこかにメモします。(暗号で、例えば毒親のDにするとか)

 

 

例えば、Dは木曜日は集会で朝8時から午後2時まで留守とか。

 

Dはこういう物を食べた時は期限がいい。とかDはこういう事を言うと切れるとか。

 

Dは金曜日は好きな番組あるので、12時に寝るとか。

 

 

これによって、何が分かるかと言うと、

 

 

毒親の生活時間と、貴方の生活時間をなるべくずらして、

 

 

出来るだけ毒親と顔を合わせる時間を減らすのです。

 

 

顔を合わせる時間が減るほど、災難に遭う機会も減り、貴方の精神的余裕は増えます。

 

 

例えば、父親が毒親なら、父親が家に帰って来るちょっと前に、

 

 

貴方は何かの用事で出かけるスケジュールにするとか。

 

 

つまり、毒親の予定や癖をよく知る事が、大切です。

 

 

 

 

 


さて、元に戻って、駆け落ちした彼女のケースです。

 

 

彼女の場合、もう既に毒親から離れて自立しているばかりか、

 

 

毒親だった母親は亡くなっています。

 

 

つまり、もう何も心配する事は無いはずです。

 

 

 


それなのに、なぜ彼女は相談して来たのでしょうか?

 

 

なぜ、終わったはずの毒親の話を私にするのでしょうか?

 

 

 


そこに彼女の闇があるのかもしれません。

 

 

■幼少期のトラウマ。

 

■駆け落ちして家出した負い目。

 

■実母の葬式も墓参りもしない事への負い目。 

 

■本当にこれで良かったのか。  など。

 

 

 

 

そこで、彼女には、私がアメリカの霊能者に教えてもらった事を話しました。

 

 

アメリカでも毒親はいます。むしろ日本よりも圧倒的に多いと思います。

 

 

そもそも毒親と言う言葉もアメリカ発祥で、

 

 

Toxic Parents (タァクシック ペアレンツ)と言います。

 

 

 


だから、霊能者の所にも毒親を持った相談者が訪れる事があるそうです。

 

 

霊能者の方いわく、

 

 

今まで何十人と、毒親だった霊の話を聞いたり、霊視したりしたそうで、

 

 

その中で、1つ分かった事があるそうです。

 

 

それは、

 

 

普通の良い親が亡くなった場合よりも、

 

 

毒親が亡くなった場合の方が、

 

 

より熱心に残された子供を応援しようと頑張るのだそうです。

 

 

 

 


それはまるで、

 

 

今まで、我が子に酷い事をしてしまったという自分を反省して、

 

 

何もしてやれなかった自分の過去を、取り戻そうとするかの様に、

 

 

今更ながら頑張って子供を応援しようとするのだそうです。

 

 

 


霊能者いわく、人は亡くなると、改心する人がほとんどで、

 

 

自殺した人は自殺した事を必ず悔やむし、

 

 

毒親だった人は、子供にした事を必ず悔やむのだといいます。

 

 

そして出来れば、今まで出来なかった分も子供を助けてあげたいと思うそうです。

 

 

 

 

しかし、そこに立ち塞がるのが、

 

 

毒親が亡くなった今でも、許せないという子供の心です。

 

 

助けたいと思っても、子供の拒否心がそれを受け付けません。

 

 

 


そこで、霊能者が勧めるのは、

 

 

亡くなったら、許してあげましょう。という事でした。

 

 

許す事で、改心した毒親の応援が届くようになるばかりか、

 

 

相手を許す事は、自分をも許す事になるといいます。

 

 

 


つまり、霊能者いわく、

 

 

亡くなった毒親を許してあげる事が、

 

 

同時に今までの自分を許す事になり、

 

 

その瞬間から段々と運勢が良くなって行くのだと言います。

 

 

 

 

 

最後に、

 

 

毒親とは、違いますが、

 

 

霊能者いわく、

 

 

幼い時に亡くなった親も、

 

 

普通に亡くなる親よりも、熱心にその後の子供の成長を応援すると言います。

 

 


「母さん、早く死んじゃってゴメンね。

 

 その代わり、母さん、

 

 お前の事、一生懸命応援するからね。 

 

 幸せになるんだよ。」

 

END