●毒親(どくおや)。
毒親とは、父親や母親、もしくは両方が、
育児を放棄したり、暴力、虐待や暴言で支配したり、子供の人格を無視して、
過干渉によって、自分の思い通りに子供を支配する親で、
子供の成長にとって、毒としか思えない親の事。
電話相談をしていると、
たまに自分の親は毒親でした。と告白してくる相談者の方がいます。
ある女性の方は、自分の母親が毒親だったと言います。
ちょっとでも言う事を聞かなかったり、やる事が遅かったりすると、
金切り声で叫んだり、ヒルテリーになってビンタされたそうです。
小学3年の頃からは皿洗いもさせられて、皿を割った時などは、
「死ね。」と言われた事も何度かあったといいます。
それでも、自分が失敗したから言われたんだと思いましたが、
何も失敗しない時に、「お前なんか産まなきゃ良かった。」と言われた時は、
とても悲しくて泣いたといいます。
父親は帰宅しても、味方になってくれる事はなく、
どこかに連れて行ってくれた思い出も無いといいます。
彼女はずっと、親を怒らせない様に、親を怒らせない様にと、
気を使って生きて来た人生だったといいます。
本当は友人と同じ大学に行きたかったそうですが、
大学に行くお金は払えないと言われ、彼女は近所の会社に就職しました。
ただ、給料はすべて母親に取られました。
その後、彼女が19歳の時に仕事で知り合った人に説得され、
駆け落ちして千葉に来たそうです。
それから15年後、風の便りで母親が亡くなったと聞いたそうですが、
もう実家に帰りたくなく、墓の場所さえ分からないといいます。
こういう話は、自分の事じゃないのに、心が重くなります。
多分、彼女の今までの人生は、私に話した以上に過酷で辛かったものでしょう。
よく今まで頑張って生きて来た。と褒めてあげたいくらいです。
さて、もし貴方だったら、
彼女に何と言ってあげますか?
後半は、明日のブログに続く。