●飼い主の布団におしっこする猫。
一般的には、愛猫が飼い主の布団におしっこをしてしまう理由として、
考えられているのは、
■マーキング行動として縄張りを主張している。
■トイレが汚いので、綺麗にして欲しいという訴え。
■トイレする場所が小さいという苦情。(通常、体格の1.5倍の大きさのトイレ)
■トイレの場所が悪いという苦情。(冬だと寒い場所だったとか)
■トイレの数が少ない。(3匹なのにトイレが1つとか)
■布団の上がふかふかして気持ちよかったからそそうした。
■病気。
など、色々考えらています。
しかし、今回取り上げるケースは、それらとはまったく違う理由だったのです。
なぜ、それが分かったと言うと、
実際に、その猫本人に直接聞いたからです。
ある時、アニマルコミュニケーターでもある霊能者のところに、
家猫の事で相談が来たことがありました。
5歳になる家猫のミレーが、
最近、相談者のベッドの布団の上におしっこするのだと言う。
それは今まで飼っていて、初めての出来事で、
友人や獣医にも聞いて、冒頭で挙げた理由を考えてみたそうだが、
それでも治らないのだという。
ここまでの出来事なら、ただの粗相なので、
獣医にも聞きに行っているだけに、
わざわざ霊能者の所に、相談には来なかったでしょう。
実は、こんな理由があったのです。
猫のミレーが粗相し始めてから約1ヶ月が経った時でした。
彼女は久しぶりに恋人と夕食を取り、帰宅しました。
帰宅すると、すぐにベッドに粗相されていないかチェックしました。
「よかった。
されてない。」
ここ3日間、ミレーの御機嫌が良いのか、粗相されていません。
「今日もお利口さんね。」とミレーの頭を撫でると、
彼女はシャワーを浴びに行きました。
テレビを見ながら化粧を落とし、床につきました。
と、その時です。
なんと、ベッドの布団が濡れているではありませんか!
彼女がシャワーを浴びている僅かなスキに、ミレーは布団におしっこをしたのでした。
「まったく、もう! ミレー!!」
せっかくの恋人との良かった時間も一気に吹き飛んでしまいました。
考えてみれば、今までも何度か同じ思いをしました。
その時、彼女は、ふと、ひらめいた事がありました。
「あれ?
そう言えば、ミレーが粗相をする日は、
新しく出来た恋人と会った日ではないか?」
彼女は、覚えている限りに過去にさかのぼって考えてみました。
すると、やはり、ミレーが粗相をする日に限って、
彼女は恋人とデートした日だったのです。
これは何か、意味があるのではないか。
実は、可愛がっている猫が、飼い主を助けたり、
不思議な力で、飼い主に危機を知らせたりする事があります。
私もそんな猫の話を取り上げた事があります。興味がある方はどうぞ。
(●逃げる猫 https://ameblo.jp/hirosu/entry-11129698961.html)
もしかしたら、ミレーは、
新しく出来た恋人は悪い人だと教えようとしているのだろうか。
不安になった彼女は、
恋人との会う約束をキャンセルして、ミレーを連れて、
アニマルコミュニケーターでもある霊能者の所に相談に来たのでした。
さっそく霊能者の方が、ミレーちゃんに意識を集中し始めました。
周りの私達には聞こえませんが、
ミレーと霊能者の方は、テレパシーで会話しているといいます。
そんな静寂が何分か続いた後、
霊能者の方が口を開きました。
「ミレーちゃんが、私に言うんだけど、
最近、貴方がとても嫌な臭いを付けて帰って来るんだ。
きっとママに恋人が出来たのかもしれないけど、
その人の臭いは最悪だよ。」
「最近、恋人が出来ましたか?
ミレーちゃんが粗相し始めたのは、恋人が出来てからですか?」
「はい。」と彼女。
「何か、恋人の嫌な臭いに心当たりありますか?」
すると、彼女は「あっ!」と言い、
「実は、新しく出来た恋人は、お医者さんなんです。」という。
なんと、ミレーちゃんは、新しく出来た医者の恋人からする臭いが嫌いで、
それを家に持ち込んで欲しくないと、飼い主の彼女に、
布団の上におしっこをするという行為で、訴えていたというのだ。
「では、どうしたらいいですか?」と彼女。
アニマルコミュニケーターでもある霊能者の方は、彼女にこんなアドバイスをしました。
■まず、一度彼氏を家に連れてきなさい。
臭いの元が何なのか、誰なのか、分からないと、
よけい怖がり嫌がるものです。
臭いの元が、こんな良い人のものだったとか、怖るほどのものでは無かったと、
納得すれば、そんなに嫌がる事もなくなるかもしれません。
■あと、彼氏にデートの前はシャワーを浴びてもらうとか、
その日の服装は新品にしてもらうとか、
貴方が帰宅する直前に車の中で上着だけでも着替えるとか。
消臭スプレーをしてから家に入るなどの予防をしてみて下さい。
その後、シャワーを浴びて、新品の服を着た彼氏を家に呼び、
ミレーと対面し、おやつなどをあげて遊んだ。
すると、それからは彼氏とデートした後でも、粗相はしなくなったという。
END