●光の中で、待っていますよ。
このお話は、昨日のブログ(●亡くなったお義母さんが、まだ家に居る)の続きです。
従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12506009615.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
除霊や浄霊というと、霊媒師や霊能者に頼まないと出来ないと、
普通の方は思っている様ですが、私達素人でも出来るケースはあります。
その一例を今日はお話いたしましょう。
ある時、電話相談で、こんな相談が舞い込んで来ました。
「亡くなったお義母さんが、まだ家に居る様な気がするんです。」
彼女は、夫と息子さん、それに夫の母親(お義母さん)との4人暮らしでしたが、
お義母さんが末期の肝臓ガンになり、
退院後はほぼ緩和ケアとも言える自宅療養となり、彼女がつきっきりで在宅介護していた。
それから1ヶ月後、お義母さんは亡くなったという。
しかし、お義母さんが亡くなった後も、
なんとなくお義母さんが、家の中にまだ居る気配があるのだと彼女は言うのである。
亡くなった人がまだ家の中に居る。
こういう相談を受けた時、
私はまず、それが相談者の方の気のせいや、思い過ごしなのか、
それとも本当に、亡くなった故人がまだ旅立っていなくて、家に居るのか
それを判断します。
まずはこんな質問をします。
「どうして、お義母さんが、まだ家の中に居る様な気がするんですか?
どんな気配がしましたか?」
すると彼女はこんな事を言ったのです。
「時々、かすかですが、音笛の音が聞こえるんです。」
お義母さんが亡くなる3週間前頃から、声も出せなくなったそうです。
そこで何か用事があって、家族を呼ぶ時は、手で音が出せる音笛なる物を、
お義母さんに渡しておいたそうです。
当然、お義母さんが亡くなった後は、その音笛を使う人はいない訳ですが、
4ヶ月経った今でも、時々、どこからか、音笛の音がして来るんだそうです。
そして、彼女が家で一人でいる時など、
生前お義母さんが、いつも座っていた場所から強い視線を感じたり、
誰も出していないのに、お義母さんのお箸がテーブルの上に出ていたりするのだそうです。
まぁ、視線を感じるのは、気のせいという事もあるでしょうが、
音笛の音が聞こえるとか、お義母さんの箸(はし)が出ているなどは、
気のせいでは無い様な気がしました。
総合的に考えると、お義母さんはまだ旅立っていないのかもしれません。
基本的に、亡くなったばかりの人は、亡くなってから49日間は、
家の近くにいたりしますので、49日以内に家の中でお義母さんを感じる事が、
起きても、それは不思議な事ではありません。
しかし、彼女のケースの様に、お義母さんが亡くなって4ヶ月も経っているのに、
様々な事が起きるというのは、ちゃんと旅立っていない可能性があります。
次に、もしお義母さんが旅立っていないとすると、
その理由はなんでしょうか。
本当の理由は故人に聞いてみないと分かりませんが、
彼女の話を聞いていて、私が2つ思ったのは、
■まず、生前お義母さんは息子と孫を溺愛していたそうなので、
そんな息子と孫がいるこの家から離れたく無いという気持ちがあるのかもしれません。
■あと、お義母さんのお葬式は、密葬で行ったそうです。
密葬というのは、ごく親しい間柄の人だけで行う小規模な葬儀の事です。
別に密葬は悪く無いのですが、余り小規模過ぎる葬儀だと、
亡くなった人が、自分が死んだと認識できない事があります。
結論として、彼女には、
「お義母さん、おっしゃられる通り、まだ家に居て、
旅立っていない可能性はありそうですね。」と言いました。
さて、問題はここからです。
電話相談では、私が彼女の家に行って何かやってあげる事は出来ません。
お義母さんに旅立ってもらうには、相談者ご自身で浄霊してもらうしかありません。
彼女のそう説明すると、
「えー!! 私がやるんですか?」と驚かれましたが、
「そうですね。 電話相談ですから、
私はそっちには行けないので、貴方がやるしかありません。
でも、大丈夫ですよ。
これから私が言う事をメモして、その通りにやってもらえればいいだけです。
誰にでも出来ますから。」
本当は息子にあたるご主人がやる方がいいかもしれないのですが、
御主人はこういう事をまったく信じないそうなので、今回は彼女がやる事になりました。
■まず、お風呂に入って、体の隅々まで綺麗にして下さい。
■これを行う前は、アルコール類は飲まないでください。
■テレビや音楽などは切って下さい。 静かな場所の方がいいです。
■仏壇で先に亡くなったお義母さん以外のご先祖様に、
「どうか、お義母さんを迎えに来てあげてください。助けてあげて下さい。」
とお願いしてみて下さい。(霊現象が無くなるまで)
■お義母さんの霊に対して、直接話しかけて下さい。
「お義母さん、○○○○(本名)さん、
お義母さんは、今年の○月○日に亡くなったのですよ。
どうか天国に行って成仏なさって下さい。」
■最後に、亡くなったお義母さんより先に亡くなった人で、
お義母さんが、もう一度会いたい思っていた人を思い出して下さい。
今回のお義母さんの場合、亡くなったご主人(お義父さん)を愛していたというので、
当然天国に行ったら、亡きご主人に会いたいと思う事でしょう。
相談者の方に、他にお義母さんが会いたいとか言っていた人はいますか?と聞くと、
「今はちょっと思い浮かびませんが、
そうだ、犬ではダメですか?」と言う。
「あ、犬でもいいですよ。
天国に行ったら会いたいという大切な存在であれば、なんでも。」
そういう事で、お義母さんには「ご主人と、犬のチロ」にする事にしました。
最後にお義母さんに、こう呼びかけて下さい。
「お義母さん、近くに光が見えますか?
どうか光の方に向かって進んで下さい。
その光の中で、ご主人とチロが待っていますよ。 」
この一連の呼びかけを、霊現象が起きたら行って下さい。
霊現象が収まったら、お義母さんは旅立ったという事で、呼びかけも終了します。
その後、彼女がお義母さんへの呼びかけを行うと、(彼女一人で行ったそうです)
霊現象はすぐに起きなくなったという。
きっと、お義母さんは、
愛する御主人と、チロの元へ、無事旅立ったのでしょう。
END