●亡くなったお義母さんが、まだ家に居る。
現在、お盆真っただ中ですが、
残念ながら、お盆の期間中に亡くなってしまう方もいらっしゃるでしょう。
でも、お盆の期間中や、お彼岸の期間中に亡くなる人は、
(今年であれば、お彼岸は3月18~24日、9月20日~26日)
人生を振り返って、概ね幸せだったという方が多いと言われています。
さて、今日は何を書こうかと、朝のニュースを見ていると、
大阪在住の結婚をまじかに控えた32歳の女性が、
除霊が出来るという3人組の女性に、全財産の3000万円と宝石全部を奪われたという。
事のあらましは、こうである。
彼女が韓国料理の店で昼食をすませて、店を出た時だった。
一人の女性が近づいてきて、こう言ったという。
「この辺りで、鍼治療の上手な名医がいると聞いたのだが、知りませんか?」
すると、その会話に近くにいたもう一人が加わったという。
「私、知ってますよ。私の息子の知人です。」
「その先生なら、霊媒師でも有名ですよね、是非みてもらいたい。」と、
最初に近づいてきた女性が言うと、さらに、
「一人では怖いから付いてきて」と頼まれたと言う。
彼女は霊媒師という存在に多少興味もあったのかもしれません。
断れきれずに、2人と一緒に霊媒師の元に行ったという。
行く途中、最初に近づいて来た女性は、なにかと悩み事を彼女に話しかけて来るので、
彼女もつられて、過去に流産した事など彼女に打ち明けた。
やがて、霊媒師の力があるという女性が現れる。
するといきなり、彼女に、
「あなた、子供が出来なくて悩んでいるでしょ?」と話しかけて来た。
ずばり当てられたと思っていると、さらにその霊媒師は、
「あなたには悪い霊がついている。
除霊しないと、ご主人は3ヵ月で死ぬ!」と予言して来たのである。
「ただし、家にある全財産を清めれば大丈夫。」だと言われた。
流産の事を当てられた彼女は、すっかり安心してしまい、霊媒師の言う通りに、
家から財産の3000万円と宝石類全部を持ってきた。
霊媒師がこの除霊住みの水色の袋に中に財産をいれれば除霊は終わりだと言うので、
全財産をその水色の袋に入れる。
しばらくして、その水色の袋は彼女の返されたのだが、
中身は水と砂糖にすり替えれていて、全財産は奪われてしまったのである。
3人組の女性達は、未だに捕まっていない。
「除霊しないと、ご主人は3ヵ月で死ぬ!」って、脅迫ですよね。
会っても無い人の事を、3ヵ月で死ぬと予言した時点で、もう100%インチキですよね。
それに除霊とお金の供養は関係ないですから、この事でも100%インチキですよね。
気を付けましょう。
さて、除霊や浄霊というと、霊媒師や霊能者に頼まないと出来ないと、
普通の方は思っている様ですが、私達素人でも出来るケースはあります。
その一例を今日はお話いたしましょう。
ある時、電話相談で、こんな相談が舞い込んで来ました。
「亡くなったお義母さんが、まだ家に居る様な気がするんです。」
彼女は、夫と息子さん、それに夫の母親(お義母さん)との4人暮らしでしたが、
お義母さんが末期の肝臓ガンになり、
退院後はほぼ緩和ケアとも言える自宅療養となり、彼女がつきっきりで在宅介護していた。
それから1ヶ月後、お義母さんは亡くなったという。
しかし、お義母さんが亡くなった後も、
なんとなくお義母さんが、家の中にまだ居る気配があるのだと彼女は言うのである。
後半は、明日のブログに続く。