●幽霊屋敷に住む方法。
誰が好んで幽霊屋敷に住むもんか。と言われそうですが、
電話相談をしていると、たまにそういう相談が舞い込みます。
基本的には、そんな家に当たったら、引っ越せばいいのですが、
引っ越せる人は、私なんかに相談してこず、さっさと引っ越していますが、
問題は、もう引っ越すお金が当分無いとか、
その家を購入してしまった。という方が相談してきます。
では、もし貴方がそんな相談を友人からされたらどうするか?
まず、そのご友人を落ち着かせる事です。
素人の方は、たいていこう思っています。
「こんな家にはもう住めない。」
勿論、そういう家もあるのですが、
たいていは、違います。
いまだ家に取り憑いている霊というのは、
現れる場所が限定されている事がほとんだなのです。
例えで言うならば、鎖につながれた犬の様に。
つまり、どんなに獰猛な犬がいても、鎖の範囲内に近づかなければ安全という訳。
そこでまずやる事は、ご友人を落ち着かせて、
幽霊を目撃した場所を、家の見取り図の中に書いてもらうのです。
例えば、こんな例がありました。
あるお金持ちの方が、競売で豪邸を買われたんですね。
トイレが4つもある豪邸で、ゲストルームも7部屋もあるという豪邸です。
ところが1年位使っていると、その家に幽霊が出るという事が分かったのです。
「もうこんな家には住めない。」と相談して来たのですが、
冷静になってもらい、幽霊が出たという目撃証言を、
見取り図に書いてもらいました。
すると、下の3カ所(赤丸)だけで幽霊を目撃しているのが分かりました。
素人の方は、家の3カ所で幽霊が出たとなると、
もう家全体が幽霊に乗っ取られた様に思ってしまう人が多いのですが、
冷静に考えると、その3カ所以外には幽霊は出ないのです。
つまり、その3カ所に鎖につながれた獰猛な犬が居るので、
そこに近づかなければ、いいのです。
そこでアドバイスとしては、2つのゲストルームは開かずの間として使わず、
裏庭のドアも使わない。裏庭の赤丸付近には近づかない。
ただし、真夜中とかに、
2つの部屋から音や声が漏れてくる事はあるかもしれませんが、
それも、「ああ、また犬が吠えてる。」程度に思って気にしなければ、
霊との共存共栄は出来るのです。
また、ある方は4階建ての中古の家を購入して住んだら、
3階の東の部屋と、4階の長女の部屋に幽霊が出るという。
そこで詳しく聞いてみると、その2ヵ所以外の場所では幽霊は出たことが無いという。
そこでアドバイスとしては、
4階に住んでいた長女には、3階の南の部屋に移ってもらい、
3階の東の部屋と4階は開かずの間として使うという事。
すると、その後何事も無く、その家に住み続けているといいます。
また、新宿に住んでいる方の場合、
1階は店舗で、2階と3階が住居になっていたのですが、
その3階に幽霊が出るという相談でした。
聞くと3階は特に使わなくても生活できるという事でしたので、
3階は開かずの間として、現在も1階で商売をしながら暮らしています。
しかし、中には、家の重要な部分に幽霊が現れるので、
共存共栄出来ないというケースもあるでしょう。
その場合は、個別案件で考える必要があります。
例えば、下の様なケース。興味がある方は読んでみて下さい。
●子供の幽霊が出る家 https://ameblo.jp/hirosu/entry-12444685483.html
アメリカの霊能者の方も、
よくホテルやモーテルで幽霊が出るという相談に対して、
除霊に行ってもいいですが、その部屋を使わなければ特に問題はありませんよ。
とアドバイスしていました。
中には、それを逆手にとって霊が出る部屋として売りにしているホテルもあるほどです。
例えば、アメリカアーカンソー州にあるクレセントホテルは、
ホテルになる前は、一時期ベーカー医師によるガン治療の病院でした。
しかし、実はベーカーは偽医者で、そこでひそかに人体実験や拷問で、
人を殺していたと言われています。
特に218号室には、幽霊が出ると言われているのですが、
逆に現在、なかなか予約が取れない部屋となっているそうです。
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