●子供の幽霊が出る家。

 

 


家に幽霊が出るという電話相談です。

 

 


Aさんはご主人と2人の娘さんとの4人暮らし。

 

 

1年前に千葉県の○市に土地を買い、新築の2階建ての家を建て、

 

 

東京から引っ越して来たといいます。

 

 

 


ところが、家が完成後、家族が引越すと不思議な現象が起き始めたといいます。

 

 

最初の異変は、1階のリビングの隣にある和室からでした。

 

 

家族が食事をしていると、隣の和室から何やら音がするのです。

 

 

そこで、夫が和室を覗きに行くと、特に何もありません。

 

 

しかし、リビングに戻って食べ始めると、再び和室から音がします。

 

 

音だけならまだ良かったのですが、

 

 

ある日などは、タンスの上にあった人形が畳の上に落ちていたり、

 

 

タンスの上の人形の位置や顔が向いている方向が違っていたりするといいます。

 

 

 

 


そして、家族が住み始めて約1ヵ月後の事でした。

 

 

とうとう幽霊を目撃するという事態になったのです。

 

 

それは2階の長女の部屋でした。

 

 

長女が夜中、何気なく目が覚めて、目を開けると、

 

 

知らない女の子がベットの脇に居て、立って彼女の方を見ているというのです。

 

 

最初は妹かと思って、目を凝らして見てみると、髪の短い子で、

 

 

妹とは全然違う子でした。

 

 

怖くなって両親を呼ぼうとしたそうですが、声が出なかったそうです。

 

 

やがて声が出る様になって両親を呼ぶと、すぐに駆け付けてくれたそうですが、

 

 

もうその時には、髪の短い女の子はいなかったそうです。

 

 

それ以来、長女の部屋では不思議な現象が起きる様になったそうです。

 

 

例えば、夜クローゼットを閉めて寝るのですが、朝起きてみると、

 

 

その閉めたはずのクローゼットのドアが開いているのです。

 

 

そんな事が何度もあって絶対おかしいと思っていたある日、

 

 

夜中にクローゼットが自然に開く音がしたので、そっちの方を見ていると、

 

 

開いたクローゼットから小さな男の子の幽霊が顔を見せたそうです。

 

 

またある時は、クローゼットの中の服が下に落ちていたり、

 

 

夜寝ている時に、クローゼットの中から音がしたりするそうです。

 

 

現在、長女は怖くて自分の部屋では寝られず、隣の次女の部屋で寝ているそうです。

 


幽霊を目撃したのは、長女だけではありませんでした。

 

 

次女も夜中にトイレに行った時に、階段を上っていくマルコメ味噌のCMに出て来る様な、

 

 

坊主の男の子の幽霊を見たといいます。

 

 

また、ある夜は、トイレに行った後、喉が渇いたので、

 

 

冷蔵庫から飲み物を出して飲んでいると、和室から音がするので、

 

 

和室の方を見ると、和室の中から女の子の幽霊がこっちを見ていたといいます。

 

 

 


こうして、幽霊を目撃したのは、長女と次女の二人だけなのですが、

 

 

不思議と彼女ら目撃したのは、男の子と女の子の子供の幽霊だけだと言います。

 

 

和室でのラップ音や2階のクローゼットからのラップ音は、

 

 

両親も聞いていて、床に落ちた人形を目撃したのは家族全員でした。

 

 

 

 

 

 


いったい、この家で何が起きてるのだろうか?

 

 


子供の霊が出るというので有名なのは、座敷童子(ざしきわらし)ですが、

 

 

子供が何人も現われるというのは、ちょっと違う感じがします。

 

 

ちなみに、●座敷童子については、下記で詳しく書いた事がありますので、

 

興味がある方はどうぞ。https://ameblo.jp/hirosu/entry-11243833435.html

 

 

 


相談者のAさんは、子供の霊ばかり出るというのは、

 

 

「もしかして、

 

 この家の下に、多くの子供達の遺体が埋まっているとかでしょうか?」

 

と、不安がっていた。

 

 


勿論、今、話を聞いた限りでは、その可能性も否定できない。

 

 


私にとっても、こんな電話相談は今まで受けた事が無いので、

 

 

この家に何が起きているのか、即答できる様なものでは無かった。

 

 

 


なぜ、子供の幽霊だけ出るのか?

 

 


そして、なぜ次女の部屋や両親の部屋には出ないのか?

 

 

 


この時点では、さっぱり分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


やがて、怖い事が分かるのである。

 


後半は、明日のブログに続く。