●座敷童子(ざしきわらし)
今日でゴールデンウィークも終わりました。
色々な所に旅行に行かれた人もいるでしょう。
旅行に行くと、
当然、どこかに泊まる事が多いと思います。
そんな時に、気になるのが、
座敷童子でしょう。
一般論から言いますと、
座敷童子を見た人には幸運が訪れたり、
座敷童子を見た家族の家に富をもたらすと言い伝えられています。
また、
座敷童子を見た男性は出世して、
座敷童子を見た女性は玉の輿に乗るともいわれています。
いたずら好きで、
音を立てて遊ぶことがあると言われている。
また、
子供には見えても、大人には見えない場合が多いという。
何人かの子供と行くと、
一人多い時があり混じっている事もあるという。
家の精霊と言われ、
年は3歳位の子もいれば、5歳位の子もいて、女の子も男の子もいる。
この座敷童子は、その家に憑き、
その家にいる間はその家が栄え、居なくなるとその家が衰えてしまうという。
また、
白い座敷童子が現れる時は、その家にとって吉の前触れであり、
逆に、
赤い座敷童子が現れる時は、その家にとって凶の前触れだと言われている。
赤い座敷童子とは、
赤い服を来ている座敷童子か赤い目をしている座敷童子です。
ここまでが、一般論で常識ですね。
では、
ここからが私の独自の意見です。
座敷童子の中には、
きっと言い伝えの様な精霊もいるかもしれません。
でも、
多くの座敷童子と思われているのは、
ごく普通の子供の霊のように思えます。
そう思えば、
座敷童子に年齢のバラつきがあったり、
男女の座敷童子が居る事にも説明がつきます。
また、子供には霊が見えるという子がたまにいるので、
子供には見えても、大人には見えない場合が多いというのもうなずけます。
しかも目撃される時は、
子供の霊だけの場合がほとんどで、
大人の霊と一緒に出てきているケースではない事から、
親が先に亡くなってしまった孤児になってから亡くなった子か、
病気で亡くなったとか、餓死したとか、
子供だけ事故で亡くなったとかのその子供が単独で亡くなった場合が多いと思われます。
大人の霊と違って、
子供の霊は怨みつらみを持ちながら亡くなった子は少なく、
また自殺も少ないでしょうから、
本当はもっと遊びたかったという思いを残して亡くなっている場合が多いと思います。
だから、
そこに泊まりに来た人に対して、
呪うとか、殺したいとかという感情よりも、
一緒に遊びたいとか、
お腹空いたよぉとか、
私のお母さんを知りませんか?と聞きに来たりというケースが多いと思います。
何人かの子供と行くと、一人多い時があり混じっていて、
一緒に遊ぼうとしているケースがあるのもうなずけるのです。
次に、
座敷童子を見た人には幸運が訪れたり、
座敷童子を見た家族の家に富をもたらすと言い伝えられている事ですが、
多分、見た人全員に幸運が訪れてはいないと思います。
幸運が訪れる人もいれば、
座敷童子を見たのに幸運が訪れない人もいるはずです。
では、
座敷童子を見たのに、
幸運が訪れる人と、幸運が来ない人の違いは何でしょう?
それは、
私の考えが合っていれば、こういう事です。
つまり、
座敷童子が普通の子供の霊だとすれば、
座敷童子を見た時に、
合掌して、
「どうか成仏して、今度は幸せな子供として生まれて下さいね。」
と祈ってあげて、
お菓子や玩具を供えた人には、(水とお線香をあげると尚良い)
お礼に幸運が舞い降りるでしょうが、
ただ、座敷童子を見ただけでは幸運は訪れないでしょう。
当然、そこに泊まっただけで幸運が訪れるのは難しいかもしれませんね。
また、
男の子の座敷童子にお人形などの女の子用の玩具をあげてもダメでしょうし、
女の子の座敷童子に男の子用の玩具を供えても喜ばれないかもしれません。
座敷童子が出ると言われている所に泊まる時は、
どんな座敷童子が以前出たのか聞いておいた方がいいでしょう。
ただ、玩具よりもお菓子の方が男の子にも女の子にも喜ばれそうです。
供養のお礼に、災難の前触れなどを教えてくれる事もあるでしょう。
例えば、家が火事になる前触れを教えてくれて助かったりするでしょう。
いずれにしても、結論としては、
座敷童子が出ると言われている所は、
旅行者にとっては、悪い事は無いでしょう。
むしろ、合掌してあげる事で幸運が訪れるかもしれませんね。
PS. ただし、
座敷童子の為に供えてある玩具の中に
欲しいものがあったからと、
とってきたという場合は、知らんでぇ。
何?美味しそうな菓子があったから、食った?
それも知らんわ。