●宇宙葬と不思議な風船。

 

 


さて、今日は何を書こうかとニュースを見ると、

 

 

北朝鮮が今日の早朝、短距離ミサイル2発を日本海に発射したという。

 

 

韓国とアメリカの分析により、少なくとも1発は「新しいタイプのミサイル」だと判明。

 

 

北朝鮮は、韓国と米国が合同軍事演習を来月予定している事に抗議したとみられる。

 

 

韓国国防省のセンター長いわく、

 

 

「北朝鮮も米韓演習を中止に追い込めないことは分かっている。

 

 

 体制保証の要求を高めながら、米国に譲歩を迫る狙いだろう。」と語った。

 

 

 

 

 


このミサイルのニュースを聞いて、

 

 

私はまったく違う事を思い出した。

 

 

それは宇宙葬である。

 

 

 

 


皆さんは、宇宙葬というものを聞いた事があるだろうか。

 

 

実は私もお客に相談されるまで、そんなのがある事も知らなかった。

 

 

占い師も時代の進歩に合わせて新しい技術を知らないとついて行けない。

 

 

 


宇宙葬とは、簡単に言えば、散骨である。

 

 

散骨とは、普通、遺体を焼いた後、遺灰はお墓に埋葬するのだが、

 

 

それをせずに、遺灰を海にまいたり、山にまいたりする方法である。

 

 

これを海や山ではなく、宇宙空間に散骨するのが、宇宙葬なのである。

 

 

 


宇宙葬には、2種類あり、

 

 

■1つがロケット葬

 

スペースメモリアルより

 

ロケットに遺灰を載せて、宇宙に打ち上げるのである。

 

費用は、人工衛星に載せるものであれば95万円程度だというが、

 

宇宙空間への散骨だけなら、23万円で出来るらしい。

 

女優の島田陽子さんもスペースメモリアル(宇宙葬)を生前予約しているという。

 

 

■もう1つがバルーン葬

 

 

大きな風船(バルーン)に遺灰を詰め大空へ飛ばす。

 

そしてその風船が成層圏付近まで行くと、バルーンが炸裂し散骨されるという。

 

費用は30万円位。ペットなら20万円位だという。

 

 

 

気になるのは、法律の面だと思うが、

 

 

宇宙への散骨は、厚生労働省も法務省も許しているという。

 

 

 


さて、上の事を踏まえて、私にこんな相談が寄せられた。

 

 

「母の遺灰をバルーン葬で、宇宙に散骨したいと思うのですが、

 

 大丈夫でしょうか?」

 

 

 


貴方なら、そんな相談をされたら、なんと答えますか?

 

 

少し考えてみてから、先をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がまず彼に聞いたのが、

 

 

「どうして宇宙に散骨したいと思われたのですか?」

 

 

すると彼は、お墓を建てるお金が無いからだと言う。

 

 

バルーン葬なら30万円で済むし、その後墓参りなども気にしなくていいから。だと言う。

 

 

つまり、亡くなったお母さんの意思ではなく、単に費用だったり、

 

 

墓参りが面倒という理由からだと言う。

 

 

「お父さんも同意されているのですか?」と聞くと、

 

 

4年前に離婚していると言う。

 

 

 


さて、私が彼にどう答えたかと言うと、

 

 

宇宙葬には驚いたが、要は散骨である。

 

 

散骨の相談なら、今までも何度か受けているので、宇宙葬でも変わらない。

 

●遺骨を海に散骨 https://ameblo.jp/hirosu/entry-11172769280.html
●遺書のこだわり https://ameblo.jp/hirosu/entry-10779881155.html

 


亡くなった人が散骨を望むなら、その通りにしてあげた方が良い。

 

 

亡くなった人が散骨を望むと言っていないなら、普通に埋葬してあげた方が良い。

 

 

だから、島田陽子さんの様に、生前からそう望んでいたり、遺書に書いてなるなら、

 

 

海でも山でも、宇宙でも故人が望んでいる場所に散骨してあげれば良いのである。

 

 

つまり、上の彼の場合は、

 

 

お母さんは宇宙への散骨は考えていなかったのだから、普通に埋葬してあげた方が良い。

 

 

お墓が無いのであれば、お母さんに「今はお墓が無いので、お金が溜まるまで辛抱してね。」

 

 

と言って、1年は自宅に置いておいてもいいから、それでもお金が溜まらないなら、

 

 

お金が溜まるまでお寺に預ける事を勧めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙つながりで、こんな相談も受けた事があります。

 

 

「空に飛ばすランタンは、故人にその思いは届いているのでしょうか?」

 

 

スカイランタンというものですね。

 

 

有名なのは、長崎や韓国の大邱市(テグ市)で行われる行事です。

 

韓国テグのランタンフェスティバル

 

大邱市のランタンフェスティバルは当初は小規模なものでしたが、

 

 

2014年に、死者307人というセウォル号沈没事故が起き、

 

 

その犠牲者を追悼するため1400個に増やしてから人々の注目を浴び始めました。

 

 

スカイランタンは、空に飛ばすものですが、

 

 

行為としては、日本の伝統にもなっている灯篭流しと同じでしょう。

 

 

私の答えは、

 

「スカイランタンに託した故人への思いも、灯篭流しに託した故人への思いも、

 

 ちゃんと故人へ届いていますよ。」

 

 

私がそう自信をもって言えるのは、実は霊能者の方から聞いたからです。

 

 

ある時、霊能者の所に一人の婦人がやってきた時の事です。

 

 

霊視を始めると、亡くなった娘さんが現れたそうです。

 

 

そして、話の中で、こんなメッセージがあったそうです。

 

 

ミッキーマウス受け取ったよ。ありがとう。」

 

 

霊能者の方が、婦人に思い当たる事はありますか?と聞くと、婦人は、

 

 

「はい。

 

 実は先日、友人からお土産にミッキーマウスのぬいぐるみを貰ったんです。

 

 それを見たら、亡き娘がミッキーを好きだったのを思い出しました。

 

 これはきっと娘が欲しがっているのだと感じ、

 

 この前、墓参りした時に、お墓の前から風船にミッキーを結びつけて、

 

 天国の娘に届きますようにと、空に飛ばしたんです。」

 

 


「そう、

 

 娘さん、受け取ったって。

 

 良かったですね。」

 

 


風船に託した故人への気持ちは、伝わるといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは墓参りや葬式などの時だけではなく、めでたい結婚式などでも、

 

 

行える事で、ある方は、結婚式でこんな風船を飛ばしたそうです。

 

 

きっと結婚を祝福してくれでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 


最後に、

 

 

こんな不思議な風船の話を紹介して終わりに致しましょう。

 

 

フィリピンに住むアルマレスさんには、7歳になる息子・トレビー君がいました。

 

 

しかし、白血病になり、わずか7歳で亡くなってしまったのです。

 

 

早すぎる息子の死に、悲しみに暮れるお母さん。

 

 

葬儀は近くの教会で行われました。

 

 

棺の周りには、生前息子のトレビー君が好きだったという、

 

 

白い風船を沢山飾ってあげました。

 

 

風船ですから、もし室内じゃなかったら、全部空に飛んで行ってしまいます。

 

 

でも室内ですから、白い風船は天井で止まっていました。

 

 

ところが、

 

 

沢山の風船の中の1つの白い風船が、風も無いのに動き出したのです。

 

 

フワフワと空中を散歩するように、ゆっくりと、ゆっくりと、

 

 

なんと、その白い風船は、椅子に座って泣いているお母さんの方に、

 

 

段々と近づいて行くではないですか。

 

 

しかも、風船がお母さんから離れないのです。

 

 

お母さんは、思わずその風船を抱きしめたのでした。

 

 

フェイスブックに投稿された下の動画は世界中で500万回も再生されたといいます。

 

 

それはまるで、亡き息子さんの声が聞こえるかの様だと。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ママ、泣かないで。」

 

 

 

END

参照:バルーン宇宙葬 http://www.balloon-sou.com/how-to.html

バルーンの画像venuscourtsakudaira https://marry-xoxo.com/articles/9797