●一途と八方美人。

 

 


このお話は、昨日のブログ(●運が良い弟と、運が悪い兄の違い。)の続きです。

 


 

従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12455261418.html

 

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


[前回までのあらすじ

 


一度、双子の男性のお兄さんの方を鑑定した事がありました。

 

やはり双子だけあって、兄弟の顔はそっくりでした。

 

それなのに、兄は常に運が悪く、弟は常に運が良いといいます。

 

お兄さんいわく、二人に違いが出始めたのは、大学3年の時からだと言います。

 

大学3年になると、弟には彼女が出来たそうだが、お兄さんには出来なかった。

 

大学を卒業すると、弟は地元の有力企業に就職出来たが、

 

お兄さんは、その会社には落ち、東京にある企業に就職したという。

 

それから4年後、弟は付き合っていたその彼女の家の婿に入り結婚した。(養子)

 

奥さんの家は、地元でも有数のビルを持つ地主さんだそうだ。

 

しかしその頃、お兄さんは付き合っていた女性と別れたという。

 

そして現在、弟家族には2人目の子供が産まれ、先日出産祝いに行ったというが、

 

彼の方は未だに彼女もいないし、仕事もパットしないという。

 

いったい二人の兄弟の幸不幸の差はどうして起きたのか、教えて欲しい。そんな相談だった。

 

つまり、仕事、女、金。と全てにおいて弟に負けている兄は、

 

弟の事をうらやましく思い、同時に自分が惨めに感じてしまっているのである。

 

彼はとにかく、こう言うのである。

 

「一般論はいいですから、弟と私がどうしてこうも違う人生を歩んでいるのか、診て欲しい。」

 

二人は、双子だから生まれた日も一緒で、顔相もほとんど一緒なので、私の専門も通用しない。

 

育った環境も、親の教育や親の遺伝も一緒。

 

手相は多少違うのだろうが、弟さんの手相が分からないので比べられない。

 

私はいつの間にか、彼に二人の生い立ちから尋ね始めていた。

 

小学校時代は瓜二つと言われ仲良かった兄弟。

 

中学・高校と同じ学校で共にサッカー部だったという。

 

練習も一緒、休日もサッカーづくしとほぼ変わらない生活。

 

その他にも、良い事、悪い出来事も聞いてみた。

 

例えば、ボランティア活動をしたとか、誰かを助けたとか、

 

猫を殺したとかの殺生を行ったとか、悪い行いをしたかとか。

 

しかし、特に目立つ良い事も悪い事も二人ともしていないという。

 

生活面で、二人の兄弟に目立つ違いはまったく無いのである。

 

しかし、1時間も話している時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は二人の運を分けたと思われる出来事を、ついに見つけたのである。

 

 

それは二人の趣味を聞いた時だった。

 

 

 

弟さんは、映画やDVD鑑賞と内向的な趣味だったのに対し、

 

 

お兄さんの趣味は、御朱印集めだという。

 

 

以前はパワースポット巡りを兼ねた登山が趣味だったというが、

 

 

ここ4年間位は御朱印集めが趣味になっているという。

 

 

実は私は御朱印をもらった事が無い。

 

 

「へぇ~、すごですね。」と言うと、「見せましょうか?」と言う。

 

 

なんと占いをしに来ている時でさえ、御朱印帳を持ち歩いているのだという。

 

 

いつ何時、神社仏閣に巡り合うか分からないので、常に持ち歩いているらしい。

 

 

しかも、カバンから3冊もの御朱印帳を出して見せてくれた。

 

 

彼いわく、御朱印の種類によって書いてもらう御朱印帳を変えているのだという。

 

■1冊は、神社用

■1冊は、お寺用本能寺の御朱印

 

以前、神社の御朱印とお寺の御朱印を一緒にしているのを叱れた事があったそうで、

 

それで分けているのだという。

 

■最後の1冊は、綺麗な絵が描かれている御朱印だという。

 

牛玉山観音寺            千葉 櫻木神社

 

この御朱印帳は、帰宅してビールを飲みながら眺める事がよくあるという。

 

そんな彼は、約4年間で250種類以上の御朱印を集めたというから凄い。

 

 


「弟さんも御朱印を集めていますか?」と彼に聞くと、

 

 

「弟は、こういうもん全然興味ないです。」

 

 

弟さんは大学時代に彼女が出来ると、

 

 

彼女の地元の神社(彼女の実家の氏神様)以外には行かなくなったという。

 

 

彼いわく、自分は日本中の御利益がありそうな神社仏閣に行っているのに、

 

 

どうして、どこにも行かない弟の方が御利益があるのか分からないという。

 

 


「でも、貴方も正月などにはちゃんと毎年自分の氏神様にお参りに行くんでしょ?」と聞くと、

 

 

「昔は、弟や両親と一緒に毎年氏神様にお参りに行ってたけど、

 

 御朱印を集めるようになってからは、自分だけ他の神社にお参りに行ってます。」と言う。

 

 

「えっ、それはなんで?」と聞くと、

 

 

正月には、正月限定の御朱印がもらえる神社に行くのだと言う。

 

 

だから、正月限定の御朱印がある神社仏閣を何か所も巡るのだそうだ。

 

千葉 櫻木神社

 


なんか、彼の話を聞いていて、彼と弟さんの運勢の違いが分かった様な気がした。

 

 

 

■弟さんは、大学3年から今まで、ずっと彼女の実家の氏神様だけを一途にお参りしているのだ。

 

正月は勿論、大学に合格すればお礼に参拝、結婚すればご報告に参拝、

 

子供が産まれれば、お礼に参拝、七五三になれば参拝と、

 

何年間もずっと1つの氏神様だけに通っているのである。

 

 

■それに対して、お兄さんは色々な神社仏閣を多岐にわたって参拝しているのだった。

 

 

しいて言うなれば、一途と八方美人の差だろうか。

 


別に御朱印集めが悪いという事ではない。

 

 

御朱印は参拝記念だったり、奉納記念だったりして、思い出になり良いものだ。

 

 

ただ、御朱印集めの為に、自分専属の神社仏閣を持たないというのは、

 

 

願いが叶わないとは言わないが、いざという時や、困っている時に、

 

 

タイミング良く手助けしてくれるという期待が余り持てないのである。

 

 

霊能者いわく、ずっと特定の神社仏閣にお参りしていると、

 

 

その神社仏閣で働いている霊(自然霊)が、家まで来てくれて、

 

 

貴方の願いが叶う様に手助けしてくれる事がよくあるのだという。

 

 

 


もう1つ気になる事があった。

 

 

それはお守りとお札である。

 

 

■弟さんは、彼女の実家の氏神様の所のお守りとお札しか持っていない。

 

それを毎年買い替えているのである。

 

■それに対して、お兄さんは30ヵ所以上の神社仏閣のお守りとお札があるという。

 

きっと中には1年の期限を過ぎて持ち続けているお守りもあるだろう。

 

実はお守りとお札は、数が多ければ良いという訳では無い。

 

むしろ多いと、お互いが作用しないで、効力が発揮されないという現象が起きる事が多い。

 

それは宜保愛子さんも、江原啓之さんも指摘している。

 

宜保愛子さんにおいては、むしろ悪い事が起きる事もよくあると言っていた。

 

 


お守りやお札は多くても3種類ずつに抑えたいところである。

 

 

 


どうか皆さんも、

 

 

何か絶対叶えたい願い事ある時、

 

 

たった一度だけ訪れて祈願する有名で大きな神社仏閣よりも、

 

 

何度も参拝している小さな神社仏閣の方が頼りになる事の方が多いと思って下さい。

 

 

 


貴方の願いが叶って、

 

幸せになれます様に・・・

 

END