●忘れ去られた長女。

 

 

 


このお話は、昨日のブログ(●喧嘩が絶えない姉と妹)の続きです。

 

 

 

従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12441870738.html

 

 

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 


ある主婦の方には、小5と小3の娘さんがいました。2歳離れているのですが、

 

二人は毎日の様に喧嘩していて二人の喧嘩の発端は、とても些細な事だと言います。

 

例えば、お姉ちゃんがとっておいたプリンを食べたとか、妹の足が当ったとか、

 

テレビ番組の取り合いなど、とても些細な事から殴り合いの喧嘩になるといいます。

 

たまに仲良くする場面もありますが、翌日には喧嘩という感じにすぐなります。

 

食事中も、テーブルの下では足で蹴り合いという時も何度もあるそうで、

 

酷い時には、「お姉ちゃんなんか死んじゃえ。」とか、

 

「妹なんか生まれて来なけりゃ良かったのに。」などの酷い言葉も飛び交うそうです。

 

お母さんは、占いで二人の姉妹の相性を見て欲しい。と言って来ました。

 

相性を占って診てみると、悪くありません。むしろ若干良い方と言える相性でした。

 

そこで、問題は相性では無く、子育ての仕方ではないかと思い、

 

お母さんに質問してみました。「殴り合いの姉妹喧嘩を目撃したら、

 

いつもどうやって止めているんですか?」すると、彼女は、

 

「力に勝るお姉ちゃんを、まず引き離し、お姉ちゃんなのに、

 

 小さい子に暴力振ったらダメじゃない。」と言って仲裁に入る事が多いそうです。

 

しかし、子供の子育てとして、言ってはいけない言葉が含まれています。

 

確かに2歳も年が違うと、力の強さにはだいぶ違いがあります。

 

力の強いお姉ちゃんに注意をうながし、止めさせるというのは分かります。

 

しかし、子供はみな平等に愛するという観念から言うと、間違っているのです。

 

実は、「お姉ちゃんなのに!」とか、「年上なのに!」と言って

 

歳の違いを理由にして、喧嘩を止めせるのは良く無いのです。

 

言われた当のお姉ちゃんは、まず間違いなく納得していません。

 

結果、「妹なんて欲しく無い。」「お母さんはずるい。」

 

「なんで私だけ我慢しないといけないの?」 という逃げられない運命を強要し、

 

この先も一生終わらない苦悩ととらえさせてしまう可能性さえあります。

 

どちらかを最初から悪者にしてはいけないのです。

 

では、どうしたらいいのでしょうか?私が彼女にアドバイスしたのは、

 

ボクシングのレフリーの様になりなさい。という事でした。

 

ボクシングのレフリーは、戦う二人の内、赤コーナーの人が年上だからといって、

 

「年上だから優しくしなさい!」などとは決して言いませんし、言ってはいけません。

 

反則技でも出ない限り、じっと見守っています。相手を傷つける凶器を持ち出してきたり、

 

人間を否定する様な暴言を吐いて来たりした時に初めて注意します。

 

「ちょっと今の言葉は良く無いよ。」とか、

 

「物を投げるのは反則でしょ。」と言う風に。

 

「年上なんだから、」では無く、どちらも平等に違反行為だけを注意するのです。

 

諺(ことわざ)で「罪を憎んで、人を憎まず。」とよく言われますが、それです。

 

そして、必要ならば平等なルールを作るのです。

 

テレビ番組の取り合いなら、1週間の内、見たい時間を取り合うドラフト制度で決めるとか、

 

録画機を買って、この時間はお姉さんは録画を見るとか、LIVEで見るとか決めたり、

 

トイレや風呂の順序でもめるなら、曜日によって時間帯の優先順位を決めるとか、

 

冷蔵庫の場所をお姉さんは2段目の右半分とか決めておく。

 

それでも黙って食べたら、3倍にして返す事とか。

 

赤コーナーの選手にも、青コーナーの選手にも平等なルールを作りましょう。

 

また、ボクシングのゴングの様に、お母さんが時計の目ざましを鳴らしたら、

 

その時は、どんな時でも一度喧嘩を止めるというルールを作っておくのも良いでしょう。

 

相談者のお母さんも、納得して頂いた様で、これからは、姉だけを叱るのは止めて、

 

反則が出ない内は、ほっとき、ルールを作ってみたいと言って電話を切られました。

 

普通は、これでだいぶ喧嘩も減り、お母さんのイライラも軽減されるはずでした。

 

しかし、1ヶ月後、再び彼女から電話が来たのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のアドバイスを実行した当初は、姉妹喧嘩は減ったものの、

 

 

1週間後には再び元の喧嘩ばかりの日々に戻ってしまったそうです。

 

 


しかし、彼女が再び私に電話してきたのには、理由がありました。

 

 

 

 

喧嘩しない日が続いた時、急に喧嘩が始まるのですが、

 

 

その喧嘩のきっかけが、少し不思議な感じがすると言うのです。

 

 

それは、二人が喧嘩しなくなっていたある朝、

 

 

姉の部屋のドアに赤いクレヨン×と書かれていたのです。

 

 

それを見たお姉さんが妹に、つめよって喧嘩が始まったのでした。

 

 

しかし、妹はガンとして自分は書いていないと言い張って譲らず、

 

 

「お姉ちゃんが自分で書いたんじゃない!」と言い返す妹。

 

 

それに対して、「嘘つき!」と言って責める姉。

 

 

確かに姉の言い分の方が分がある様に思いました。

 

 

なにしろ、家の中でクレヨンを持っているのは妹だけだったからです。

 

 


でもその後、妹が独りになった時に問いただしたそうですが、

 

 

「絶対やってない。」と言って妹が泣く姿を見ていると、

 

 

なんか嘘をついている様には見えなかったといいます。

 

 

 


それから何日か経って、やっと二人のわだかまりも落ち着いてきたある朝、

 

 

今度は妹の方が、お母さんに泣きついて来たと言います。

 

 

「どうしたの?」と聞くと、お姉ちゃんが歯ブラシをゴミ箱に捨てた。と言うのです。

 

 

洗面所に行って見ると、確かに妹のキティの歯ブラシがゴミ箱に捨ててあります。

 

 

しかし、お姉ちゃんに聞くと「やってない。」「知らない。」と言います。

 

 

それを聞いた妹は「嘘だ、お姉ちゃん以外に誰がやるのよ!」と言い返し、

 

 

また激しい喧嘩が始まってしまったというのです。

 

 

その後、お姉ちゃんが独りになった時に、正直言ってと問いただしたそうですが、

 

 

「絶対やってない。」とこれまた完全否定。

 

 

私には嘘をつかない娘なので、信じたいのですが、

 

 

それでは誰が・・・と、不思議な感じだけが残るのです。

 

 

それもやっと二人が仲良くなれそうだという時に限って、そういう事が起きるのです。

 

 

 


これはやっぱり、二人が嘘をついているのでしょうか?

 

 

それとも、仲良くなれない運命みたいなものがあるのでしょうか?

 

 

そんな電話でした。

 

 

 

 

 

 

 

私はその出来事を聞いて、

 

 

なんか普通の姉妹喧嘩とは違う感じを受けました。

 

 

かと言って、彼女が言う様な、

 

 

仲良くなれない運命の二人が、姉妹として生まれて来るとは思えません。

 

 

ただ、最近の二人の喧嘩が原因が、姉も妹も「絶対やっていない。」と言っていて、

 

 

まるで目に見えない何かが作用しているかの様なのが気になりました。

 

 

 

 

 


そこで彼女に、失礼ながら、こんな質問をしました。

 

 

「誰か、その家で亡くなられている人はいますか?」

 

 


すると、彼女は、言いにくそうに、

 

 

生後6ヵ月の女の子が亡くなっています。」と打ち明けてくれたのです。

 

 

それは現在居る姉妹が産まれる前の出来事だったそうです。

 

 

つまり、一番最初の子である長女が幼くして亡くなっていたのです。

 

 


私はこれは偶然では無いと思いました。

 

 

 

そこで彼女に、こんなアドバイスをしました。

 

 


「もしかしたら、間違っているかもしれませんが、

 

 大してお金がかかる事では無いので、出来ればやってみて欲しい事があります。

 

 もし、私が考えている事が正しかったら、姉妹喧嘩は大幅に減るはずです。」

 

 


それは、亡くなった長女を供養する事でした。

 

 

 

亡くなった直後は、みな供養して忘れないものですが、

 

 

その後二人も産まれ、子育てが忙しくなると、亡くなった子の事は忘れ、

 

 

まるでそんな子が居た事も忘れるのもしょうがない事です。

 

 

しかし、希に、私も姉妹なの。忘れないで。と訴える魂がいるのです。

 

 

そして、そんな自分を思い出してもらおうと、

 

 

姉妹喧嘩をさせる事もあるのです。

 

 

 

 


この相談者のケースが、そうだとは断定出来ませんが、

 

 

違っていたとしても、亡き長女の供養をやってあげて損はありません。

 

 


そこで彼女に亡き長女の供養の仕方をアドバイスしました。

 

 

それは大きく言って5つ。

 

■まず家族が集まるリビングかどこかに、亡き長女の写真を飾る。

 

■現在の姉と妹に、実は長女が居たという事実を伝える。

 

■亡き長女の写真に向って「今まで忘れていてゴメンね。」と謝り、

 

 写真の前に、お水とお線香を1週間毎日あげ、ご飯を炊いた時は最初にあげる。

 

姉妹にも1週間、お線香をあげて手を合せて、

 

 「お姉ちゃん、天国に行ってね。」と言ってもらう。

 

■1度で良いからみんなで墓参りに行く。

 

 

 

すると、それをした1週間後から、なぜか余り喧嘩しなくなったといいます。

 

 

 

これは亡くなった子が居る人全員がする必要は無いです。

 

 

幼くして亡くなった子がいて、

 

 

なおかつその後に生れた子供達に、喧嘩が多く、

 

 

それも、喧嘩の原因が今回の様に、不思議な理由だったりする場合、

 

 

先に亡くなった子の供養をする事で、姉妹喧嘩が収まる事があるのです。

 

 

 

 

 

 


でもそれは、呪いとか、怨念というものではありません。

 

 

 


ただ、ただ、甘えているだけなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「私も姉妹なの。  そうでしょ。


 どうか忘れないでね。  かあさん。 」

 


END