●死ぬ予言破り
占いの仕事をしていると、
私以外の占い師や霊能者に占ってもらったんだけど、
悪い予言をされて、困っていますという相談をされる事があります。
その内、特に深刻な問題となるのが、
死の予言です。
例えば、
どこどこに行ったら、死ぬとか、
なになにに乗ったら、死ぬとか。です。
ちなみに、占い師や霊能者に診てもらって予言されたのではなく、
相談者自身に霊感があり、自分で母の死を予言してしまったという相談も受けた事があります。
自分が予言してしまったという場合は、また別問題ですので、
興味がある方は、その当時の事も詳しく書いていますので、下記参照してみて下さい。
(●死の予定表https://ameblo.jp/hirosu/entry-11120031501.html)
こういう相談をされてしまった時、
私はまず、死の予言をした占い師や霊能者を聞き、
その占い師か霊能者の実力などを調べてみます。
勿論、当たる霊能者であればあるほど注意する必要があるのは当然です。
調べられない時は、一応は注意する様にします。
次に、死ぬ予言の内容を詳しく聞きます。
実は、死の予言にもランクがあるのです。
●危ないAランクの死の予言には、2つの要素が予言されているのが普通です。
それは、
死ぬ場所が予言されている。
そして、
死ぬ日にちが予言されている。(月単位以下で。例えば4月に死ぬとか)
●危ないBランクの死の予言には、
死ぬ場所が予言されている。
●危ないCランクの死の予言には、
死ぬ日にちが予言されている。(月単位以下で。例えば4月に死ぬとか)
なぜ、死ぬ日にちの予言が死ぬ場所の予言よりも下かと言うと、
普通、死ぬ日にちが予言されると怖いものですが、
実は、死ぬ日にちを予言するのは、かなり高等技術です。
有能な霊能者であっても、日にちを見誤る事すらあります。
なぜなら、死ぬ予言を受け取った時、
4という数字を受け取った事から、4月が危ないと読んだりするのですが、
実際は、4日後だったり、4年後だったりする事もあるからです。
ただし、数字ではなくAprilという言葉で受け取ったなら、確実ですが。
また、死の予言を霊能者が受け取る時、
まず映像で受け取る事が多いのです。
例えば崖から落ちる映像が見えたり、溺れる映像が見えたり、
それによって、崖に近づかない様にとか、水に注意という予言となるのですが、
日にちの予言は、その後に分かる事なのです。
●そして、Dランク以下の死の予言には、
死ぬ場所も、死ぬ日にちも予言されていないものです。
例えば、先祖供養しないと、子供が死にますよ。とかは、
どこで死ぬかも、いつ死ぬかも予言されていません。
具体的な場所や日にちを予言出来ない人の死の予言であれば、
緊急性や実現性も上よりも低いDランクといえましょう。
下手をすれば、ウソの予言や、
お金を出させる為の脅しの予言だったりするかもしれません。
では、最後に、
実際にAランクの死の予言をされた方からの電話相談を頂いた時、
私がどう対処したかを、その当時の事を思い出して書いてみましょう。
それは男性からの電話相談でした。
彼は1ヶ月後の7月に、親友の結婚式に参列する為にハワイに行く予定だと言いました。
ただせっかくハワイに行くので、家族も夏休みを利用して、
家族全員でハワイに行く予定にしたので、
子供達も奥さんも、すごく楽しみにしているといいます。
そんな時、
仕事関係でお世話になっている霊能者に、死の予言をされたと言うのです。
具体的に言うと、
「ハワイには注意して下さい。
3人組の外人の強盗に貴方が撃たれる映像が見えます。
そして、それは7月です。7月にハワイに行ってはいけませんよ。」
と言われたそうです。
彼に霊能者を聞いたのですが、実力のほどはネットで調べる事は出来ませんでした。
ただ、有能な霊能者である事は予言の内容から分かります。
と言うのは、彼は霊能者に自分が7月にハワイに行く事は言っていないのに、
霊能者はまるで、知っていたかのように7月のハワイを指摘したといいます。
これは偶然では指摘出来ない事です。
しかも、この死の予言には、場所と日にちが明確に指摘されています。
と言う事は、
最も危ないAランクの死の予言という事になるのです。
当然ながら、この場合の最大の防御策は、
霊能者の予言を信じて、ハワイには行かない事です。
ただ、そんな簡単な解決策なら、彼は私の所へなんか相談してくるはずも無く、
問題は少しやっかいでした。
なぜなら、
ハワイで出席する親友の結婚式は、どうしても参加しないとマズイとの事。
その親友は会社の上司でもあるそうで、家族も出席するともう伝えているそうです。
また、初めて海外に行けると、
妻や子供達も大喜びで、今さら中止に出来ないと言うのです。
と言う事は、Aランクの死の予言が避けられない状態だったのです。
こういう場合の、電話でアドバイス出来る
死ぬ予言を破る方法は、私は1つしか知りません。
それは、
予定を誰にも打ち明けず、直前になって日にちを半分にする事です。
例えば、彼の場合10日ハワイに行く予定だったのですが、
予言からすると、危険なのは彼だけですから、
家族はそのまま10日でも、彼だけは5日以内にハワイを離れるのです。
一泊二日の予定の旅であれば、日帰りにするとかです。
予定を半分にする事で、全てのタイミングが狂ってきて、
強盗と出会うタイミングが噛み合わなくなるのです。
勿論、それに加えて怪しい場所には行かないとか、3人組に気を付けるのは当然です。
その後、
彼の家族はハワイに行き、結婚式に参列し、彼だけが5日で帰国しましたが、
全員無事帰国する事が出来たそうです。
END