●ハーネスを咥えて来る犬

 

 


時々、占い師の所に、

 

 

愛する肉親を失って、傷ついた心のまま、友人に連れられてやってくる方がいます。

 

 

でも、そんな優しい友人を持っている人は、まだ幸せな方です。

 

 

殆どの人は、一人で家に閉じこもって泣いている方が多いでしょう。

 

 

そんな方も、勇気を振り絞って占い師に電話相談してくれるのですが、

 

 

占い師は、所詮他人です。

 

 

愛する人を失った相談者の悲しみを、慰める事が出来る事もあれば、

 

 

まったく役に立たないという事もあるのです。

 

 

 

そんな時、

 

 

愛する肉親を失うという大きな喪失感を、埋めてあげられるのは、

 

 

私の様な、いち占い師では無いのです。

 

 

 

 

 

 

 


その事を学んだのは、アメリカの霊能者の方からでした。

 

 

 

 

 

霊能者の所にも、沢山の肉親を亡くして悲しみに暮れる人達がやってきていました。

 

 

では、そんな時、霊能者の方はどんな事を言ったと思いますか?

 

 


今日は、私が印象に残っている2つの話を書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

■ある時、愛する父親を失ったという娘さんがみえました。

 

 

彼女は10年前に母親を病気で失ってから、

 

 

ずっと父子家庭で育ってきたそうです。

 

 

それだけに、父親の死はとても大きな喪失感だったのです。

 

 

 


さっそく霊視が始まりました。

 

 

 

すると、父親の霊が出て来て、彼女に、

 

 

「今、母さんと一緒にいるから、こっちは元気にやっているから心配ないよ。」

 

 

と言ったそうです。

 

 

 

でも、

 

そういう事って、霊能者じゃ無くても、私にでも言える事ですよね。

 

 

だから、彼女の反応も、

 

 

「そうなんですか。」と、やや半信半疑気味だったそうです。

 

 

 


しかし、次の霊能者からの質問で、彼女の気持ちが一変したそうです。

 

 

 

霊能者の方が彼女に、こんな質問をしたんです。

 

 


最近、777とか、888といった様なゾロ目を見ない?」と聞いて来たそうです。

 

 

すると、彼女はビックリした様に、

 

 

「えっ、なんで分かるんですか?

 

 

 そうなんですよ。最近ゾロ目を見る機会が多いんです。

 

 ふと見た住所が888だったり、

 

 この前も、高速を走っていると前の車のプレートが777だったんです。」

 

 


それを聞いて、霊能者の方がこう言ったのです。

 

 

 

「貴方のお父さんが言うの。

 

 貴方は昔から、ゾロ目を見ると、

 

 その日はついてると思って元気が出る子だったって。

 

 だからね。

 

 父さんが、元気になるんだぞって、

 

 見せてたんだって。言うの。」

 


それを聞いて、彼女は涙を流したという。

 

 

 

 

私もこんな相談を受けた事があります。

 

 

娘さんを亡くされたお母さんからの相談だったのですが、

 

 

二人はまるで姉妹の様に仲良しで、よく二人でカラオケにも行ったといいます。

 

 

そんな時、少なくとも1回は二人で、「涙そうそう」を歌ったそうです。

 

 

彼女がその歌を好きで、娘さんはそれを知っていて、いつも選曲してくれていたそうです。

 

 

そんな仲良しだった娘さんが亡くなってしまい、生きる気力を失いかけていました。

 

 

しかし、話を聞いていると、不思議な事があったと言います。

 

 

それは彼女が、車で買い物に行った時でした。

 

 

その日は、なんかすごく気分も落ち込んでいて、このままどこかに衝突して、

 

 

死んでしまいたいと思ったそうです。

 

 

すると、偶然つけていたラジオから、

 

 

あの「涙そうそう」の歌が流れたそうです。

 

 

その歌を聞いている内に、家に着いたそうです。

 

 

私はその話を聞いて、

 

 

「それ偶然じゃ無いですよ。

 

 娘さん、まだ貴方の側にいて、貴方を見守っているんですよ。」

 

 

と言った事があります。

 

 

 

他にも、亡き愛する息子が、

 

残された母親を元気づける為に流れ星を使う事もあります。

●流れ星は、吉か、凶か。https://ameblo.jp/hirosu/entry-12327873647.html

 

 

 

 


■2つ目の話は、

 

8th gradeの息子さんを亡くした母親がみえた時の事です。

 

ちなみに、8th grade って言うと、日本でいう中学2年生です。

 

 

普段から期待していた息子を失った彼女の喪失感は、大きいものでした。

 

 

息子さんを失ってから、買い物に行かなくなり、料理もしなくなって、

 

 

一日中家に引き籠っている状態だといいます。

 

 

これではいけないと心配したご主人が奥さんを連れて来たのでした。

 

 

 

 

 

 

霊視が始まると、さっそく亡くなった息子さんが現れて、

 

 

「ボクは生きているから、母さんも元気出して。」と言ったそうです。

 

 

 


それを聞いて半信半疑なお母さんに、

 

 

霊能者は、こんな質問をしたのです。

 

 

 


生前、息子さんが犬の散歩を担当されてましたか?」

 

 

「はい。」

 

 


「息子さんが亡くなった後は、ご主人が散歩させていますね。」

 

 

「はい。」

 

 

 

「でも、時々、

 

 ワンちゃんが、奥さんの所に、

 

 散歩用のハーネスを咥えて近寄って来ませんか?」と霊能者。

 

ハーネスRabbitgoo(ラビットグー) より

 


すると、奥さんが、

 

 

「そうなんです。

 

 散歩に連れて行くのは主人だから、

 

 主人の所に行きなさい!って言うんだけど、

 

 時々、私の所にハーネスを咥えて来るんですよ。」と言った。

 

 

 


それを聞いて、霊能者はこう言ったのです。

 

 

「貴方の息子さんが言うの。

 

 母さん、引き籠ってばかりいるのは健康に良く無いよって。

 

 たまには犬を散歩に連れて出てみて。って。

 

 だから、息子さん、

 

 一生懸命にワンちゃんに、お母さんの所にハーネスを咥えてって、

 

 散歩のおねだりするんだよ。って行かせてるんですって。」

 

 


亡き息子さんは、一生懸命お母さんを励まそうとしていたのである。

 

 


それを聞いてお母さんは、涙を流し、

 

 

それ以降、犬をご主人と散歩に連れて行く様になり、元気を取り戻したという。

 

 

「母さんが悲しんでいるの、見てられないんだ。

 

 早く元気になってね。

 

 

 愛してるよ。母さん。 」

 

https://www.youtube.com/watch?v=8FJnJroUD4o

END