第1807回例会山行 香仙原 | 広島山稜会のブログ

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西中国山地を歩いて65年

第1807回 香仙原 9月3日(日)

 

 参加者がなく、一人の山行となりました。滑峠(ヌメットウ)から登るルートは、針葉樹と成長中の広葉樹の間の眺望が効かない単調な尾根沿いの道であり、他に目を楽しませてくれるものでもない限り、好んで同行する者はいないことは理解できます。

私の目的はありました。昨年10月に訪れた時にみつけた、群生する野草の花を確認することでした。私の見立ては「シュスラン」でした。花の時期は8月中旬から9月初めです。

結果は、期待を大きく外されるものでした。群生域が枯葉に覆われて大きく減退し、花の姿も確認することはできません。異常気象の猛暑が影響したのでしょうか。

かろうじて花後と思われる茎を1本見つけました。それを見て、シュスランであろうとは思いましたが、確信は持てませんでした。

ひとつだけの山行目的が果たせなくなったことで、この登山の楽しみはなくなり、意気消沈しての下山となりましたが、その憂さを晴らしてくれる花を見つけることができました。ナツエビネです。まさかの発見で、最後は気持ちを和ませての下山となりました。

 

防虫網をかぶっての山行です

アケボノシュスランでしょうか。昨年は群生していましたが今年は少なく花も見られません

前年と比較した写真です

ナツエビネを見ることができました

アップした写真です。