今日の音楽「洋楽編」(その338) | 洋のblog

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Music Journey


今回の洋楽は名曲中の名曲。
ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」より「I Dreamed A Dream」。

スーザン・ボイルがオーディション番組で歌い、大喝采を浴びました。
そしてそのままプロデビュー。
この年、日本の紅白にも出演しました。
一説によると出演料が数百万で、来日の渡航費や宿泊代もNHKもちということで
ある意味「悪い印象」を受けた方も少なくないでしょう。

しかし、遠い外国から大晦日にテレビに出て歌うというオファーがきたら
高い値を吹っ掛けてやろうかというのは理解に苦しむほどではないと思いますけどね。
それで話が立ち消えになっても、彼女は痛くも痒くもないでしょうからね。

正直、それだけの費用的負担が発生しても出てもらいたい、というのに値する歌声だと思いますしね。
第一、彼女の方から吹っ掛けたとは限りませんしね。
NHK側からの条件提示だったかも分かりませんし。

いずれにしてもイギリスのオーディション番組から誕生した
世界的素人歌手ということです。

昨日まではオーディションの様子の動画には日本語字幕のあるものがあったのですが
up寸前に閲覧不可になってしまっていました。。。要点を説明しておくと

質疑では年令や住んでいる場所、夢、またどうしてその夢を目指さなかったか?
目標とする歌手(エレイン・ペイジと答える)などの遣り取りがあり
歌に入ります。

歌唱のあとの審査員の感想では

「歌う前は客席の全ての人があなたの敵だった。
目標がエレイン・ペイジと聞いて、皆が鼻で笑った。
でもあなたの歌を聴いた今、もう誰も笑う人はいないでしょう。
本当に素晴らしい!!!」

といった内容で、3人のジャッジは全てが「YES」(合格)を出しました。
ちなみにエレイン・ペイジはイギリスの有名なミュージカル歌手の一人。
「エビータ」や「キャッツ」などのメジャーミュージカルなどにも多数出演しています。


オーディション番組でのスーザン・ボイルの話し方を観て違和感を抱いた方も多いかと思いますが
彼女は「学習障害」を抱える障害者でもあります。

学習障害というのは、
聞く・話す・書く・計算する・推理するなどの「能力」の取得が著しく困難な障害です。

話せない、のではなく そのための「能力」を得ること自体が困難である、というものです。
障害認定自体も1999年(だったかな?)で最近になって認定された障害でもあります。


プロデビューしたスーザンの2009年のデビューアルバム「夢やぶれて」は
全英・全米でNo.1を獲得したのをはじめ、全世界的大ヒットを記録。
日本だけでも30万枚のセールスを記録したようです。

富と名声を一気に手に入れた彼女は、この当時より二まわりは大きくなってますね。。。(^_^;)