2・3歳専門★幼児教育アドバイザー 広瀬つみきです。
今回は、「パパの子育て」と題して、
パパとして大切なこと、パパ目線での子育て法について書いていきます。
今日はその第4回目。
不良少年、引きこもり少年、虐待を受ける子どもの親って?
です。
それでは行きましょう~


【不良少年、引きこもり少年、虐待を受ける子】
※今回は、かなりの長文になっております。ゆっくり時間を取って読んでいただくか、
何度かにわけて読まれることをおすすめします。
これまで、スーパースターを育てた親の考え方や接し方などを、男の子編、女の子編に分けてご紹介してきました。
今日は、そんなスーパースターの子育てとは対照的なお話をさせていただきます。
非行少年になる家庭、引きこもりになる家庭、それから、虐待をする家庭についてです。
このブログを読んでくださっているみなさんは、いつもニコニコ楽しく子育てを楽しんでいらっしゃることと思いますが、こんな事例も参考にしていただければ、さらにお子さんのためになるだろうと思って書きますね。
今回のお話は、以下の本を参考にしています。
実は、非行も引きこもりも虐待も共通している部分があります。
それは、どれも、「機能不全家族」だということです。
つまり、家族として成り立っていない、ということです。
一言で言うと、そうなってしまうのですが、やっぱり前回の記事 の最後にも書いたように、
家庭に「暖かい空気」があれば、子どもがおかしくなることはないと思うのです。
それでは、まず、非行になる少年・少女のことからお話します。
これは、親が自分のことを支配する(もしくは、干渉しすぎる)または、無視する(放任しすぎる)ことで、イヤになってしまっていることが原因です。
暴力があるかもしれません。もしくは、家にほとんどいないのが原因かもしれません。
とにかく、家にいても楽しくないのです。
だから夜遅くまで外に出て遊んでしまう。
同じような境遇の仲間とつるんでしまう。
以前、アルバイトでやっていた警備員のお仕事で、こんなことがありました。
深夜まで営業している大型量販店でのお仕事なのですが、
そこには、深夜2時を過ぎても、18~20くらいのヤンチャそうな子たちがタムロしに来ます。
夜回り先生(Wikipediaにリンク) よろしく、僕も時々彼らと話をしました。
時には、相手から話しかけてくることもあります。
その中で、印象的なエピソードを2つご紹介します。
1つは、16歳の暴走族のメンバーの子から聞いた話。
「警備員さん、オレ、ホントはこんなことしたくないんスよ。でも辞められないんスよ」
これを聞いて、僕は悲しくなりました。
あー、この子は、帰っても楽しくないんだろうな。帰るところがないんだろうな。
だから、こんな楽しくもない子とつるんで、夜遅くまで遊ぶしかないんだ・・・。
様子を見ていると、仲間と一緒にタバコを吸っています。
「付き合い」
という名の下に、どんどん不良な世界に入り込んでしまうその子を見て、
こんなに素直な子なのに、親は何をしているんだろう・・・・?
と思いをはせてしまいました。
結局、その子とはその後会うことはありませんでした。
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2つ目のお話。
※ちょっとこういう話が苦手な方もいらっしゃると思うので、お気をつけください。
今度は18歳の女の子です。
店外にある喫煙スペースで、何か沈んだ感じの少女がいたので、近づいてみると、
なんと、
リストカットをしていました。
リストカット、ご存知ですか?
カミソリなどで、自分の腕を切って、死のうとすることです。
僕は個人的には、「死のうとする」のではなく、
「死のうとする意志を回りの人に知ってもらおうとする行為」
と考えていますが、いずれにしても、まさに、その場でやっていたのです。
リストカットの跡を見たのではなく、そこで切っていたんです

僕も、いろんな人に会ってきたり、いろんな本を読んで、リストカットについては知っていましたし、知り合いで、やったことあるという人もいましたが、
やっているところを見るのは初めてなので、かなりショックでした。
とりあえず、
「そんなことしたらアカン!」
と言って止めさせ、それでもカミソリを手にもっていくので力ずくで止めさせました。
こういう時ってなかなかこちらもショックなので、なかなか気の利いた言葉がでないんですよね

それからいろんな話をして、なんとか落ち着かせ、帰ってもらいました。
彼氏に冷たくされたのが原因らしいですが、それにしても、なんとも言えないことですよね

夜回り先生も言っていますが、夜遅くまで徘徊したり、暴走行為をしたり、非行をしたりする子たちに共通することは、「家庭が冷たい」ということだと思います。
やっぱり、親であれば、子どものことに関心を持って、子どもがいくつになっても対話を大切にして欲しいと思います。
それが難しい場合は、「伝言メモ」を作ることがオススメです。
ちょっと大きめなホワイトボードを買ってきて、冷蔵庫にでも貼って、交換日記のようにすればいいと思います。
本当に、そういう子たちを見ると悲しくなってきます。その子たちをなんとかしたい、と思うのと同時に、これからそういう子を出したくない!という思いが、僕の活動の原動力にもなっています。
子どもは、「親に望まれて産まれてきた存在」でなければならないはずです。
虐げられたり、無視されたりすることが、子どもの成長にいい影響を与えるはずはありません。
僕を含め、産まれたばかり赤ちゃんから小学生くらいのパパ・ママにはまだまだ関係ない話のように聞こえるかもしれませんが、
全然そんなことはありません

小さい時から、いかに子どもに関わっておくか。
特にパパは、意識して関わるようにしたほうがいいです。
このあたりは、次回の「子どもに『関わる』ことの大切さ」で詳しくお話しします。
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さてさて、まだまだ続きます。続いては、引きこもりや不登校の場合です。
不登校、引きこもりについては、僕自身が高校1年から2年の時に経験したので、その実体験をお話することもできるのですが、今回はその話はおいておきます。
(ちなみに僕は、高校1年の1月~2年の12月まで不登校で、2年の12月に中退しています。僕とお会いしたことがある人は、僕が1年もの間、誰とも話をせずに過ごした時期があるなんて、信じられないかもしれないですね(^^ゞ)
そもそも、僕が子育てに関心を持ったきっかけが、天才児教育にならんで、自分の経験から、この「機能不全家族」について考えることになったからなんです。
僕が考える、引きこもりについては、シンプルです。
暖かくない家庭に育った子どもが、
友達が多ければ、非行に、友達が少なくて内向的な性格であれば、引きこもりになる
そんなところだと思います。
ただ、僕はときどき、不登校の親の会にも出席させていただいているので、
それだけではないことはよくわかっています。
特に、お母さんは、本当に一生懸命なんです。
それで、なぜ引きこもっているかというと、
「お父さんの存在が薄い」
んですよね。
お父さんと仲良しだったり、お父さんの仕事のことをよく知っているような子であれば、こんな風に引きこもったりはしないはずです。
このあたりも改めて別の機会に書いていきます。
ただひとつ言えることは、思春期になってからイキナリ子どもと仲良くしようと思っても無理です。
幼児期から仲良く過ごしていて、信頼関係ができていれば、なんの苦労もなく子どもと接することができます。
関根勉さんは、お嬢さんの麻里さんと、中学生になっても一緒にお風呂に入っていた、と言いますよね。
小さなころから、パパである勉さんは、テレビの中からだけでなく、ご家庭でも麻里さんにいろんな話をしていたといいます。(ギャグばかり言っていたみたいですが
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最後に虐待について。
これは、深すぎて簡単には書けませんが、ここに関しては、親自身に問題があることが多いです。
どういうことかというと、親自身も、子どものころに虐待を受けていたことが多い、ということなのです。
暖かい家庭に育っていない人は、子どもができた時に、
「自分は暖かい家庭を築こう」
と願うと思います。
でも、実際に子育てをしてみると、思い通りにならないことばかり。
イライラしてしまい、結果的に手を挙げてしまうことになるんですね。
(解決法がわからず、結局、自分がされていたようにしてしまうということです)
それがエスカレートすると、どんどん暴力がひどくなる。
さらにお酒やクスリが入ると、収拾がつかなくなっていきます。
この話は書いていてもつらくなるので、このあたりにします。
また、専門家も多いですから、ご興味のある方は、いろんな本を読んでみてください。
今回参考にした本の中にも、「シーラという子」いう本がありますが、これは虐待される子どもの親と、学校の先生とのやりとりがいろいろ紹介されているので興味深いです。
- シーラという子―虐待されたある少女の物語/トリイ・L. ヘイデン
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
親や継母などに虐げられて育つとどうなるか。
やがて、子どもが大きくなると、反抗するようになります。
その怒りがひどくなれば、親を殺してしまうようなこともでてきます。
悲しいことですが、事実です。
でも僕は、虐待のことを扱うにあたって、とっても悲しいのは、
子どもというのは非常に健気で、どんなに虐げられていても母や父を恨めないことがある
ということです。
根本的に、というか、
本能的に、子どもは、無条件に、親のことが好き
なんですよね。
それは、親であるみなさんならわかると思います。
僕も、
無償の愛
というのがこういうものなんだな、というのが、親になってはじめてわかりました。子どもも同じなんです。
親が大好きな子どもは、なんて考えるか。
「自分なんて生まれなきゃよかった」
「自分なんていなかったら、お父さん、お母さんを怒らせることもなかった」
と自分を責めてしまうのです。
それがエスカレートしていくと、リストカットにつながったり、引きこもり、非行につながったりする。
そういう負のスパイラルに陥ってしまうんですね。
彼らが大人になって家庭を築いたらどうなるか・・・・。
また連鎖しないように願うばかりです。
そんな子どもたちの気持ちを歌った歌があります。
最近のマイブームですが、シンガーソングライター・高橋優さんの
と
の2番です。
(どちらもタイトルをクリックすると、YouTubeにリンクします)
とってもメッセージ性の強い歌なので、ぜひ聞いてみてください。
元気の出る歌もたくさん歌っているシンガーです。
(僕はライブを聞きに行くほど大好きです)
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それから、大切なことをお伝えします。
ご近所で、赤ちゃんが変な泣き声で泣き続けていたり、実際に虐待をしている人を見た時は、児童相談所へ連絡してください。
「児童虐待の防止等に関する法律」の第六条でも、以下のように明文化されています。
第六条 児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。
(引用・「電子政府の総合窓口「イーガブ」)
ちなみに、僕が住んでいる三重県津市のホームページにも、以下のように書かれています。
虐待を受けていると思われた場合には、ためらわずに、津市社会福祉事務所(こども総合支援室内、電話059-229-3284)または、三重県中勢児童相 談所(電話059-231-5666)に連絡をお願いします。通報者の氏名などについては、外部に知られることは絶対にありません。
(引用・津市 こども総合支援室 )
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さてさて、重~い話が続いてしまってすいません。
みなさんの中にも、
「パパとして、あるいはママとしてちゃんとしたいのにうまくいかない。そんな自分が嫌で嫌で仕方がない。どうしたらいいだろう?」
とか、
「実は自分が子どものころに酷い経験をして、自分は子どもに対して、最高の親になろう!と誓ったのに、実際に親になって子育てをしてみると、うまく子どもに接することができなかったり、つい手をあげてしまう。さらに、そのことで自分を責めていて自己嫌悪に陥っている」
そんな方もいらっしゃると思うのです。
と思っています。
とはいえ、なかなか相談できる人が近くにいなかったりするのが現状です。
家庭の中だけでは解決できないこともあります。
それから、いくらカウンセラーに通っても、根本的な問題は解決できないこともあります。
引きこもりをしているときの僕はそうでした。
その時に必要なのは、
「仲間」や「趣味」
です。
家族の問題なのに、なぜ?って思われるかもしれないですが、
「仲間を持つこと」「趣味を持つこと」で、前向きな気持ちになって、
家族の問題が、いつの間にか問題ではなくなってしまうんです。
要するに、楽しいことをしていれば、楽になるのです。
情報や、子育てに役立つ行政サービスなどを教えていただくこともあります。
僕は今までに、パパの会を立ち上げたり、自分自身も、別のパパの会に参加したりしていますが、やっぱり、仲間や友達がいると、心強いです。
ぜひ、いろいろな方と仲良くなって、楽しく子育てをしてきましょう。
今回は、本当に長文になってしまって申し訳ありませんでした。
でも、今回のことは、本当に本当に、お伝えしたいことだったので、
つい、長くなってしまいました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
次回は、
第5回、子どもに「関わる」ことの大切さ
です。
