どうもこんばんは。
今日は「ものごとは努力によって解決しない」という言葉について取り上げてみたいと思います。
今月の教室で、kikiさんにこの言葉を紹介する機会がありました。
以前にブログにも書いていたので、いつ書いたのかと探してみたところ、もう4年前に書いていました。
この記事です。
この言葉は誰が言ったのかとか、どういう趣旨なのかは、リンク先に書いてあるとおりなのですが、改めて読んでみると、我ながらじつに完成されていますね。
吃音と絡めながら要点を実に簡潔に説明しています。
また、内容も当時32歳の人間が書いたとは思えないほど老成しています。
この時期は仕事でとてつもない責任を負い、ものすごい激務だったのですが、それをまったく感じさせない、気配すらない文章です。
自画自賛はこのくらいにしておいて、私の考えはというと、当時から変わってないというか、ますます努力によって解決しないと思うようになりました。
世の中のかなりの部分が、実際のところ運やタイミングや環境など、努力以外の要素によって決まっているのではないでしょうか。
努力すれば成果がでると思われているものの一つとして「勉強」がありますが、あれだって結局は生まれ持った知能や忍耐力や「努力できる才能」で決まります。
私はカウンセリングの勉強をするために、最初の2012年にはおそらく50冊くらい濫読したと思います。
ところが、他の方を眺めていると、驚くほど(私から見ると)勉強しない。実に不思議でした。
ただ、これは他の人が不真面目なのではなくて、人それぞれ勉強の仕方が違うからなんですね。
もし仮に、努力して結果が出なかったとしても、それは何ら責められるべきものではないと思います。
また、人と比べて「こいつは努力が足りない」とか「私は努力が足りない」とか思う必要もまったく無いと思います。与えられた能力や環境など、与件が違うんですから。
このブログを読んでらっしゃる教室の皆さんも、それ以外の吃音の方も、無駄な努力は辞めて、肩の荷を下ろして、自然体になって生きていっていただきたいと思います。